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face to ace 〜HERE WE ARE- (初日)

   2004年6月13日 大阪 BIG CAT

8ヵ月ぶりの東名阪ツアー。ツアー初遠征のワタクシはツアー初日の大阪、上手側、前から・・・20番目弱ぐらい??に陣取りました。
ほぼ時間どおり、とくにこれといった派手なSEもなく、暗いステージに下手から走って登場し、各々の位置に立つ。歓声があがる。
・・・私の前に背の高い男女がいて、ちょっと視線がさえぎられていたのですが、気づくとほんとにさりげなくメンバーが立っていました(^^;。

ギターを抱えた中央のACEさんは、後ろの西やんとリズムの確認?をしながら、ちょっとジャジーなフレーズを刻むギターからはいる。
「えっ、これなんの曲?????」たぶん、多くの方が一瞬そう思ったのではないかと(^^;。

曲にはいって、さらにビックリ「・・・ひしゃげたコーラの缶」?・・・「き、君はエンジェルだ(←スミマセン個人的にこう呼んでます;)」・・・
Tearless Angel
そう来ましたか〜。TIME AXISから、しかもftaライブ初公開のこの曲を頭にもっていらっしゃるとは、まったく想像もせず、ぶったまげてしまいました。
face to aceの原点(?)でもあるアルバムの一曲目だったからですかね・・・??
反則です(笑)。お陰で、曲の印象がまったく飛んでます(^^;。ごめんなさい。・・・ブラスが・・・ftaライブでは珍しいかもって思ったようなヘンな記憶が;。

いでたちは・・・、淡い茶色の髪を流して固めたような感じ(?)に、薄い茶系のサングラス、黒い革のジャケットに下は、ランニングですかね・・・(照←?)、Tシャツですかねぇ。
色は淡い小豆色?もっとオレンジがかってたかな、そして黒のジーパン?のACEさん。
海月さんはよく見えなかったんですが、ダービーハットに編みこみヘア、白いフリルのついたシャツ、上は黒いジャケット?ベスト?、そして黒っぽい細身のパンツでした。

しまっちが・・・うっすらヒゲをはやし、ウェ〜ビ〜なワンレン(死語?笑)みたいな髪型で今日も怪しくご登場(笑)。

「おおさかぁ〜♪、お集まりのみなさん、お待たせいたしました。パレードが始まりますよ。」・・・というようなことを曲間におっしゃったんだっけかな;ACEさん第一声。

ENOUGH!
久し振りにライブでお目見えのノリノリの一曲。Yanzさんの跳ねるベースが気持ちよい。
しまっちのクリーンなギターが冴える。原曲にないような、ツインギターを聴かせてくれたのはこの曲だったか?  FBな余韻を残しつつ・・・。
SPEED OF LIFE
流れるようなスピード感、その中で押さえ付けるような(なんか表現違うな・・・;)一音一音重みのあるリズムを刻むベースが耳をひいた。
ACEさんの声も、ギターソロも伸びやかで、全く8か月間のブランクを感じさせない。

端からギタリストACEを感じさせる、勢いのある曲が続いたオープニング。なんか、歌もギターもメチャかっこよいのでは。ハート(笑)。
ピックがとぶ。後ろを向いてドリンクをひとくちのACEさん。

「へ〜い、おおさか〜っ、会いたかったよぉぉぉぉぉっ!!」  おおおおおお、そぉ来たか(笑)。いやぁん。大歓声。

「え〜、我が家のFAX(フックスと聞こえたんですが;)が調子悪い。そんな話から今日はしてまいりたいと思います。」(笑)落語口調のACEさんの語りが始まる。

「もう数年前に、FAXとして名が通った会社ではないんですが、見てくれがよかったので、某S社のを買ったんですが、
・・・このソ○ーのFAXがダメでよ〜(爆)。
」全然某になってませんてばACEさん;。

なんでも、すぐ紙詰まりを起こすとかで。そんな先日、「Yanzくんちにいく用事があって、彼は自宅にスタジオをもってるんですよ。でも、これまで彼の家にいったことなかったから、”秀ちゃん秀ちゃん、地図FAXしといてよ、もう俺寝るから送信しておいて明日みるから”ってお願いしたんです。」
で、朝みたら、送信された形跡はあるんだけど、印刷されてないんだそうです。「ど〜しよ〜」と思って、中あけてインクシート(?)の黒いところに何か写ってるような。
「横断歩道…?、ラーメン屋・・・?・・・後にも先にも、カーボン紙をみて、よそ様のうちにいったのは、あれだけです。。。」(爆笑)

「初日、大阪だと楽しいねぇ。今日もサイコー〜♪」 

IN THE MAZE
海月さんが、イントロのリズムにのって踊りながら、「ワン〜、ツ〜、」ってカウントとってたのは、この曲だったかな(^^;。
ガチャガチャした、良いチープ感のシンセソロがいい感じ、もちろんピアニカも、すっかり板についてます。前にでてきて、2人それぞれにポーズ。

HOW SHILLY!
少しゲームちっくな、テクノな感じのリズミカルなシーケンスがながれ、ちょっと大人のサウンド、自然と揺れる体・・・。
繊細なシンセの音が、ACEさんのセクシーなボーカルと相まってドリーミー。

くるっとまわって(定着しましたね^^)
オルフェウスの朝
透き通った音のシンセイントロ、エンディング、少しアレンジを加えながら、大切に弾かれている。
・・・しまっちのチューニングがちょっと気になって残念;;。

ボーカリストACEさんと、海月さんのファンタスティック・シンセの魅力が堪能できる、ちょっとロマンティックな曲が続きました。

「とにかく、ライブをやりたい!と思って」、ハンズの大槻さんとかにご相談されたとおっしゃるACEさん。

今回のHERE WE AREのツアータイトルについては、「直訳すると、”ここにいるよ”になりますが、実はそういう意味ではないんです。(強調箇所によって)
”HERE WE ARE” 「さぁ、目的地についたよ。」”HERE (「あ、今(マイク)吹いちゃった」って)WE ARE”で、「私たちの探してたものがここにある。」
という二つの意味があります。

私たち(face to ace)が探していたものは、皆さんです。そして皆さんが探していたものは、ここで見つかりましたか?(見つけてください?でしたっけ;)」

KALEIDO PARADE
ニューシングルのタイトルチューン曲、軽快な曲。
ちょっとポルタメントちっくな立ち上がりのシンセイントロが印象的。鍵盤に目をやることの多い海月さん、心なしか緊張されているようにも見える。
それでも、徐々に海月さんらしさを(^^)。
しまっちはアコギなのですね。原曲に近いアレンジ。楽しかったぁ。新曲なのにガンガンに口ずさんでる自分にびっくり(笑)。


会場に広がるシンセのイントロ・・・、心をこめて歌い始めるACEさん。その歌やシーケンサーにしばし耳を傾けて、噛み締めるかのようにじっと天井を見つめる海月さん。
今日もまた「ここにおいで・・。」と我々を包み込むように手を広げるACEさん。
Yanzさんのはじくようなベースが曲をささえ、・・・そして、しまっちのアルペジオがやさしい…
(ただ、う〜ん、チューニング、ムスタング(でしたよね;)に何かが??音は良いのに〜残念。などと思う。)

「今日大阪はすごくいい天気で、東京出たときは土砂降りだったんですけどね。 梅雨の合間の中休みらしいです。これは、石原○純さんだけがいっているわけではなく、
三○さんとか岩○さんなんかもいってましたので、間違いないです。」とACEさん。爆笑
つまみをいじりながら苦笑いの海月さんも、指で小さくOKサイン(笑)。

・・・そして、梅雨でも中休みがあるんだから、人間にも必要・・・ってお話だったかな(^^;。そのためには、

「(無理矢理落ち着こうと思って)落ち着いてから、周りをみるのも見るのもいいけど、まず先に周りをゆっくりみて、そこで呼吸を整えるというのもよいかと・・・。」
う〜ん、なるほどぉぉぉぉ。妙に説得力があるぞ。客席も聴き入る・・・。

「・・・そ〜ゆ〜、カタチから、入ってみるのも、ど〜ですか?(笑)」爆笑!、せっかくエ〜話やったのに、また茶化すし・・・(^^;。

「まず、周りの景色とかを見てみる。ふと気づくと呼吸が整っている。そういうこともあるんではないかと。」僕たち自身もそうありたいというようなことをおっしゃってました。


笛系の伸びのあるいきなりの単音フレーズが、真っ白な空間に色を落として、ぞくっとさえしたイントロ。音色に力がないとこうはいきません。
追うように重なりあう楽器たち、しまっちのアコギが軽やかに響き、いとおしむように繊細に優しく刻む西やんのドラムが景色をみせます。
ACEさんの歌声も、優しくささやきかけます。

(・・・なのに、「あぁ、ACEさんの汗がTシャツに点々とぉ・・・」と頭の片隅で余計なことも思っていた私は罪人ですかぁぁぁぁ?(^^;。)

深〜くお辞儀をする海月さん・・・。

a new day
バンドの一体感の気持ちよさでいったら、この曲が一番ではないかと思うほど、頭っからのノリの熱さがぐっと心と体にきます。
どんどん前にせまってくるようなバックに、これまた”音力”のあるシンセが鳴くイントロ。しまっちのキレのあるカッティング、西やんもさきほどと同じ人のドラミングとは思えないほど(笑)、パワフルで、スコンスコンくるスネアが気持ちよいです。ベースを立てて弾くYanzさんも力強い。
リズム隊が時々見つめあいながらのキメもかっこええです。、
この迫ってくるような音圧から、「明日の朝どこにいるだろぉ・・・」と一瞬だけ、すっと抜けるような展開もジ〜ンときて好きです。

ピュア
ハイハットだったか…、リズム刻みつつ、マレット(だっけ?大太鼓のバチみたいな・・・)が、やわらかく、太鼓の上を走る・・・。
ホルンみたいな、深みのあるシンセ、ACEさんの声が楽器の一部のように曲に溶け込む・・・。
ベル系の煌びやかな音と、柔らかいパッド系の音色が会場を大きく包む・・・。ブラス系シンセが鳴く・・・、やがて少し明るみを帯びた色に変化し、リズムとベースがそれを支える。
歌メロをテーマにしたようなソロ。ずっしりと大地の声が聞こえるようなそんな温かみのある音たち。続くしまっちのアコースティックなギターソロは柔らかく、それをゆったりと支えるベース。
そして満を持したように、ACEさんのギターが鳴く。うわっと鳥肌が立つ。やはり、歌メロをモチーフにしたソロだったかと・・・。ピックアップを切り替え(?)、よりワイルドな音へと・・・、そこに立っているのはまぎれもなくギタリストACE・・・。それを私の全身が幾度となく確かめるように何度も鳥肌がたった。
早いフレーズのベースへと展開し、今度はそこに溜めたようなハイトーンのギターが重なる。割れんばかりに響きわたるクラッシュシンバル、温度はどんどん上昇し燃え上がり、やがて静かに沈下する。優しくいとおしむようにギターを終えるACEさん。

・・・ため息・・・。拍手・・・。いままででサイコーのピュアでした。

バンドの一体感、テーマ(?)問わずクオリティの高さを追求できる集団・・・とみせつけられた曲たち・・・でした・・・。

メンバー紹介♪

「オン・ドラム!西川貴博〜♪、ご存知のとおり、西やんは大阪出身で、ドラムのところにもタイガースの・・・」なんでしたっけ、ちょっと目を離した。;
「オン・ベース、さらに人気上昇中、Yanz〜♪」みたいな、、、「どんどん人気でて、どうしようかと思って、まぁどおしようって、いいことなんですけどね(笑)。・・・ほんとに(自宅スタジオでは)お世話になりました。」
「いえいえ、そんな大変な思い(カーボン地図;)していらしたとは知りませんでした;。」とやんちゃん。

そして、今回もその風貌が注目されたギタリストしまっち(笑)。フラッパー(これも死語?)なヘアに無精ひげ・・・。
ACE「その風貌は、自己責任としてやってるんですか?」 しまっち:「みてのとおりです。」 笑いながら、「今日、しまっち隣りの楽器屋さんでギターの衝動買いしたんだよね。せっかくだからみなさんにお披露目を(笑)。」おぉぉ・・・。
しまっちが手にしたのは、遠目ですが、たぶん白いフェンダーのストラトキャスターのよう・・・。しまっち:「掘り出しもんだったんです。」
ACE:「んで、いくらしたんだっけ?」 しまっち:「15万8千円!」おぉぉぉぉ、太っ腹ぁ。どよめく会場・・・。んがしかし笑い転げるACEさん。??

「1万5千8百円 っていったじゃない〜(爆)。」  あはははは、そりゃぁ、安い・・・JAPAN…です…よね;。

「いわないでくださいよぉ。僕が貧乏なのばれちゃう;。」と苦笑いのしまっち。
ACE:「それで、MCのネタにもなるし、サウンドチェックで使えそうだったら、使ってみれば。っていったんですけど、音だしてみたら、もう・・・;;;;、まぁボディとか鳴りは大丈夫だと思うから、ピックアップ…ってゆ〜んですが、その辺りを変えれば・・・。その方が高くついたりして(^^;。」
・・・・・・;、うなだれるしまっちでした。

「face to aceの相方。オン・キーボーズ、本田海月〜♪」拍手〜♪

ハッスルポーズ?(笑)腰のあたりで小さくガッツポーズ2回を四方に繰り返し、敬礼数回(笑)。

ACE:「なんかしゃべる?」 本田:「まだ、い〜です。」 なんでやねん(^^;。 
・・・といいながら、何がお話されたんだっけか失念。「ただいまです。」っていわれた気が;。

INTO THE BLUE
新譜から、ギターとピアノメインのバラード。
原曲にはないリズムが・・・、タム(ですよね;)とツリーチャイムと、タンバリンで、コンパクトにパーカシブルに進む。
「鉄人への道」でも解説あったように、1カポのギター(白アンジェラス)に指弾きで、ACEさんの弾き語り・・・コラースもACEさんの声で入れてるのね・・・?ドリーミーでした。
Yanzさんも指だったか?、しまっちのギターはアコギだったかな。エレピの音がこれまた、心にしみます。ふぅ。

CLOUDY DAY
続いて、イントロのテーマを数回リピートするヴァージョンで始まる「CLOUDY DAY」、このアレンジのドキドキ感なんか好きです。
なにが感動したって、このアコギソロがすごくよかったです。今までで一番かも。
ライブ前半、珍しくちょっと音程が♭してる?と思った海月さんのコーラスも、このあたりからすっごく気持ちよくなってきました。
しまっちの335から放つソロも、ちょっと早弾きとかもあって、新鮮で良い音でしたぁ。

MISSING WORD
・・・ライブ定番曲・・・ただただ身をまかせます。

湧き上がる拍手・・・「どうも、ありがとうございました。」とACEさん。

「さぁ、もう終わりっ」 ぶっきらぼうにいい放つACEさん(笑)。 な、何がさ?;(笑)

大人の時間は、もう終わりです。終盤戦は、いやおうなく体脂肪燃焼の時間。ここまで、まったり聴いてらっしゃった方たちも、ここからは・・・」
と、終盤戦についての説明タイム(笑)。海月さん初めバックメンバーも、アキレス腱を伸ばしたりの準備体操を始めます。

話の流れと順番忘れましたが、「歳くってから、(日焼けで)シミになるとなかなかなおらないので、お気をつけください。」と聖飢魔II時代のハワイイベントで、肩にシミができた話されてました。

で、昭和ブームですねぇ。って話からだったか、「皆さん、昭和で、平成生まれの方はいらっしゃいませんよね。」 会場から笑い(ブーイング?笑)が漏れると、
「いや、もう平成も今年16年ですか? 16歳、他のライブだったら、おかしくないですからねぇ。」おぉぉ、確かに。みんな納得(^^;。海月っちの口も「そ〜だよねぇ;。」と動いてる。

「こ〜ゆ〜かっこしてるライブとか」・・・といって、若者のギターマネ(?)とかされるACEさん(笑)。爆笑。
後ろで海月さんも、低い位置でギター持って、片足でピョンピョンするような、腕まわすような、しぐさをされる(笑)。

そして「元祖ゴキブリホ○ホ○」の復刻版にお怒りでした(笑)。「あんな・・・昭和フェチのため以外なにもんでもないですよね。」爆笑。よっぽど恨みがある模様;。
なんでも、昔家で「あんたやりなさい」って、組み立て&設置をやらされたそうで、「あれは、ひとつ置いたって意味ないですからね。いくつも作らされて・・・。」(笑)
・・・ワタクシは実家でゴキブリをみたことがほとんどなかったもんで;、その頃のことは全然わからないのですが、とにかくその組み立ての大変さを体で再現しつつ、熱弁を振われていました(笑)。

そして、体脂肪燃焼タイムの話に戻り、「まずは、この曲から」

流星雨
新譜から、ハードな一曲。ベンダー効いたシンセイントロがかっこよいのですが、ちょっと聞こえづらかったかな、残念。
ライブ感あふれるシンプルなアレンジなので、メロディのよさが際立ち、ところどころのピアノのキメがかっこいい。
ACEさんらしい表情のあるギターソロも、お見事!最後のタッピングまで釘付けで見てしまいました。

がらすのゆめ
月夜のケモノたち
燃焼タイムの定番曲、ギターのカッティングにあわせて、手拍子があがります。海月さんが跳ねる、ステージと会場の一体感。久し振りにライブでのギターソロも聴けて嬉しい。西やんのドラムはこれでもかの激しさで、そんなにオカズまわしますかっとか思わず何度も苦笑。熱い熱いがらす。
続いてけものでは、一部でこぶしもあがる(・・・そういえばこの辺りの拳は、東京の方があがりますかね。今度はどうかな。大阪って、お洒落なステップ踏まれる方が多いようにお見受けしたんですが、どうでしょう;)。
跳ねてると息が苦しい(^^;。酸欠のまま終了(笑)。
良いライブハウスなのでしょうか、場所のせいなのでしょうか、音がワンワンまわらずすごく気持ちよく聞けました。

・・・そして続く、えっこのフレーズは?
P-MACHINERY
うわぁ、以前からライブっぽいからやるだろ〜というファンの期待を裏切ってきた(?笑)曲がついに登場。カバーアルバムから、「プロパガンダ」の曲です。
音が四方八方から飛んでくる〜。分厚いブラスシンセのリフにあわせて、海月さんの指が天井を指す、それにあわせてポツポツと遠慮がちにあがる数本の腕。そしてリピートとともに徐々に何本もの腕が!
ライブ初めてとは思えない、迫力あってかっこいい演奏でした!

笑顔で、手を振りながらバックステージに帰っていくメンバー。

アンコール〜♪

メンバーがそれぞれの位置につく、曲が始まると思いきや、トラブル?・・・西川さんのところに、ローディーの森永さんも駆け寄る。。。モニターがいかないのだろうか??

「ぶっこがんばってぇ〜」会場から声援(笑)、違う違うと手をふる海月さん??・・・んが、解決しない。みんなの目が西やんに・・・とその時、

「はいっ!」 妙にハツラツと 活舌よく、誰もが予想だにしなかった海月さんの一声。一斉に視線が集まる。
誰よりも驚いてたのはACEさんだったような(笑)。その視線に気づいたのか海月さん、

「・・・はっ;、なんで俺がMCつないでるんだろ(汗)。」と一転小声で早口、我に返る(笑)。ACEさん大爆笑。・・・ぶっこに対する責任感の現れでしょうか;。

が流れ上MCは続く・・・(笑)。「実は先日、ぶっこのハードディスクを交換いたしまして。・・・人間でいうと、なんだろ、脳?、そう、お脳を取り替えたということになり、つまり、ぶっこは”ぶっこであって、ぶっこでない”んですね(笑)ぶっこ2〜、ヨロシク〜♪
・・・これがさきほどぶっこのかけ声に反応した理由でしょうか(笑)。
「・・・後は、師匠よろしくお願いします。」(笑)とACEさんに返す。

調子を崩された(?笑)ACEさん、「はい、えっ、なんか…、あ、(思い出したように;)アンコールありがとうございます。」そうそう、いつものご挨拶(?)がとばされてたんですよね。
「えぇ、なんだか、こう、妙な探りあい状態から、ようやく、いつもの状態に戻ってきたって感じですね(笑)。」
ACEさんがデザインされたTシャツの話はここでだったか・・・。失念。買ってくださいって(笑)。

そして、これまでのこととして、いろいろ模索して、「ようやく、一番いい道を見つけました。それは、まっすぐに皆さんに続く道です。」・・・というようなことをおっしゃってました。

SPIRAL STEPS
IT'S ALL A GAME
そっか、今日はこの曲やってなかったじゃないと思った「スパイラル・ステップス」、また一気にテンションがあがる。楽しそうなACEさんもさることながら、海月さんのテンションはスゴイですね。鬼気迫るものも、圧倒されました。
そして、やはりステッピーなカバー曲へ、ちょっと歌詞に迷いがありましたかACEさん(^^)。でもさり気なく切り抜けていくあたり、ボーカリストですね〜♪バック隊もリズムで遊んでる感じが楽しい〜。ノリノリの2曲が続く・・・。

と、ここで、全員前に来てご挨拶。
もうお終いかと思いきや、またそれぞれの位置に戻る、おぉぉ嬉しい。
終演時間等考えられ、でも少しでも多くの曲をと思ってくださった展開かもしれませんが、ACEさん喉は大丈夫でしょうか。
もう、すでに20曲ぐらい??(汗)。時間も2時間以上は?

ノンフィクション
残像
イントロから飛ばす、「ノンフィクション」みんな跳ねる跳ねる!、海月さんの手が、ACEさんの手が、お客さんの手が、挙がる挙がる。ACEさんのあおりに大合唱。
ACEさんとしまっちの手にアコギが渡され、青いピアニカが躍る「残像」、、スピード感溢れる演奏。そうか海月さん、Aメロはメロディとかぢゃなく、パーカシブルな音で刻んでるんだと初めて気づく;。そのあたりにもノリの秘密が?笑
・・・もう、きっと終わり・・・(寂)。思いきや・・・アコギのカポを移動させてるしまっち・・・?

アコギを手渡したACEさんは、後ろを向いて、そっと白いタオルを首にかける。・・・このシチュエーション・・・どこかで、

誰よりもずっと
おぉぉ、開演前、友人に今日はやるかな・・・なんて話してたので嬉しい。
しかも、首に白いタオル。。。そうだ、face to aceのファーストライブ初日にみたあのラストの光景と一緒なんだ・・・。
あのときは、ちょっとかっこ悪いって思いましたが;、今日はそんなこと全然ないです。不覚にもちょっとうるっとしかけました(^^;。
でも、今日はウエッティな感情はステージ上には感じられず。むしろ晴れ晴れとした印象を持ちました。

満面の笑みでステージ上を移動して挨拶するメンバー、「また来るからね〜っ」と、下手、上手で生声で叫ぶACEさん、白いタオルを大きく振る海月さん。
タオルが大きく宙を舞い、客席に沈んで(奪われて・笑)いきました。

お疲れさまでしたっ♪

<雑記>

フリーになって、レーベルもかわって、活動期間もあいて、ある意味、「再出発」という言葉を当てはめても、一般的にはおかしくないと思うのですが、
ライブをみて、やっぱり、再出発であって再出発でないんだなぁと思いました。
考えてみたら、再出発って全てをクリアにして、フラットな状態から歩き出すイメージがあるけど、それとはスタート地点が全く違う。
たぶん、face to aceはずっと歩きつづけていて、ACEさんのおっしゃる通り、人間ときどき休むことが必要。でも次はそこ(以上?)からの出発。
音楽的にはこれまで積み上げてきたものの上を、さらに歩き出しているんですもんね。
まさにそんな感じがしたライブでした。

最終日、さらなる一体感を期待いたします!

(2004年6月16日)