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face to ace 〜TOWARD A NEW DAY- ENCORE TOUR(千秋楽)

   2003年10月28日 新宿リキッドルーム

ファイナル・・・やっぱしすっごくよいステージだったし、おぼえてることだけでも自分の中に留めたくなったので、簡単ですが書くことにしました。
ただしこのレポに関しては、メモはモチロン、細かく憶えて帰ろうという気もなく臨んだため、流れも単語もまったくニュアンスだけ、内容も自分に興味のあるものだけ(笑)。記憶違いも多々ありありだと思いますが、私自身のメモ代わりなんで、ご承知おきくださいませ。。。

つくづくface to aceにおける私のくじ運は両極端で(^^;、本日は初の一桁チケットをゲットいたしました。
リキッドは一番通っているんじゃないかというくらいのハコですが、開場時間前にいったことは一度もなく(笑)様子がわからないので、今日は開場30分前には到着してみました。
壁にチケット番号の貼ってある地獄の階段を7階まで昇っていくと途中も並んでる人はまばらで、まだ10人ぐらい?入口の前まで辿り着いたけど、扉はしまったまま、まだリハーサルの最中のようで音がモレ聞こえてくる。
部分的にミッシング・ワードとか早春とか、壁越しに聞こえてくる兄さんの声もおとぎ話のようで(?)なかなかよいものですね(^^;。

定時に開場し、「1番から10番までの方」という声に、走ってステージ前を陣取る方々に少々出遅れましたが(^^;、それでもほぼ真中のACEさんの足元をゲット。
ここはステージが高いので、ほとんど下から見上げるかたちになりそ〜。でもACEさんが目の前なんて、幸せだわん。足元はヴォリュームペダルだけなのね。とか、ピックは七枚マイクにぃとか(笑)これまでわかんなかった発見もあり。
ここなら全ての機材も見える(笑)。しかし、やや左斜めなので、もしかして海月さんにかぶる・・・?と心配も。

開始時刻の19時に近くなるとスタッフさんがサウンドチェックに入られる。・・・んで森永さん・・・私アナタ様のファンですが、兄さんのピックくわえてチェックするのわ・・・いやん(笑);。

そんなこんなで、10分押しぐらいで、薄暗いステージにあのベースとリズムが流れ始める・・・。

■STEPPIN’ OUT■
西やん、ヤンズさん、海月さん、しまっちの順だったかな、登場。
サングラスにリーゼントのしまっちは一段と髪がそびえ立ち(^^;、会場から笑いがもれる。
そして、笑顔のACEさんの登場。マイクの前に立つ。あん、見上げるお姿もかっこええ。・・・んが、げっ、全く海月さんがみえなひ・・・(汗)。兄さん思った以上に背高のっぽです。;
キラキラしたピアノのテーマが響く。この曲CDと違って、間奏のオブリをシンセとギターとベースのユニゾンにして、テーマのように奏でるとこがメチャメチャライブ感あってかっこいい。

ギターを受け取ると、マイクの前にきて、
「ぐ〜っど、い〜ぶにんぐ。TOKIO〜」その後なんかおっしゃいました?ANOTHER DAY” TOWARD A NEW DAY にようこそみたいな・・・。

■SPIRAL STEPS■
この曲はとにかくリズム隊がかっこええ。ベースのキメのかっこよさについYANZさんをみてしまうと、目があってしまった(?)り・・・。ドキっ

つづいて■SPEED OF LIFE■
じゃ〜んと頭でギターならすとこでフットペダル踏むのですが・・・。そっか左足で踏むんだぁ。(いや自分が右なもんで、てか普通右?)

「face to ace の”VIVA80’S!オータムフェスタ・・」えっとその後、なにかつきましたね、秋の味覚がなんとかとか・・・。
ご本人も一気にいわないと忘れるんだそうです。
「秋の味覚といっても、ここで何かがでてくるわけでなく、皆さん勝手に個々人で楽しんでいただくということで。」(笑)。

「今日は特別ゲストとして、2ヵ月で10キロ痩せたという方を講師にお招きしていますので、のちほどゆっくりお話を聞かせていただきたいと思います。」うしろで照れる西川さん(笑)。

「私はといえば、ダイエットはしていないのですが、夏からノドは鍛えておりまして、毎日”喉立て伏せ”20回、それに”ヒンズー喉ワット”100回2セット。それに”反復喉跳び”。」一度でいいからみてみたいもんです。それらまとめて・・・(^^;。

「それでは7月にでたカバーアルバムから、この曲を」

■THE RIDDLE■
■IN THE MAZE■
スタッカートなイントロをピアニカで吹きながら、最後のばすところではくわえたピアニカを左から右にのポーズ。
今回も楽しそうに前まできて吹かれる。
私なぜかライブでこの曲を聴くとグリム童話の「ブレーメンの音楽隊」を思い出すんですよね(^^;。歌詞まったく関係ないですが・・・。

エクササイズはゆったりとしたものから順番に・・・あさってぐらいに痛みが体に出る方が多いと思うので・・・という話にブーイングがでると。
「明日出るもんなら、出てみろ!」と逆切れされたり(笑)。そんなこんなで、

■HOW SILLY■
くるっとまわって
■オルフェウスの朝■

再びACEさんにギターが運ばれ、

■PROMISES PROMISES■
今日はなんたって、ACEさんのキャビが目の前なので、美しいギターのカッティングがよ〜く聴こえる。何が幸せって今回ギターの音がきれいに聞こえたことかも・・・。

そして、そろそろツアー中ひっぱったことを後悔し始めた?あの話・・・。今回も声のトーンをおとして・・・

「去年の中野サンプラザの後の12月頃ですが、少し時間もあいて、ほっとしていたころ。・・・お風呂入ってましてね(笑)。
で、ふと右足をみたんですが、あれ?オレの足ってこんなに痩せてたっけみたいな。何か筋ばってるというか・・・。痛くなかったんで気づかなかったんですが、よぉくみると右足の親指の付け根の骨がぽこっと飛び出てる。」いや何度聞いても痛そうな話;;。 

「え・・・パネルで説明しますと・・・しまっちお願いします(笑)。」裏からA1版ぐらいの大きなパネルをもってきて、高く掲げるしまっち(んが、しまっちの顔は隠れてる)。そこには変形した大きな右足の絵が・・・。って骨、外に飛び出てるよ。オイ(^^;。
札幌でまで見たときの絵(大阪からかえたらしい)に、1枚大袈裟な(笑)絵が張り付いてる;。
それも犬がくわえてるような絵にかいたような骨が親指の付け根から外に飛び出てます。(←んな骨そこにあるかい^^;)お詫びの上その紙をはがし、客席に投げる。
が飛ばず、足元に戻ってきたので、「そういう運命だったんだ。」というものの、客席は許してくれず、再度投げるACEさん(笑)。

「そしてここをめくりますと、(絵の上の紙をめくる。これまた大きな字で→)”外反母趾”」(笑)。
「さっそく通販の雑誌で、後ろの方、あんまり後ろの方にいくと3つで10,000円とか、そんなのになってしまいますから、それよりも前、初めのほうはガーデニングとかですからね、もう少し後ろのの怪しい美顔器とかあるあたりに(笑)。」
そこで、強制ベルトを購入し、入浴後一時間ぐらいしめておくんだけっけかな、「それ以上やると、ジンジン痛くなってきて、外反母趾どころぢゃなくなってしまいますから(^^;)。

すっかり完治した兄さんは「今では”どこにだしても恥ずかしくない右足をもつ男”として、関東甲信越地方で名をはせております(^^;。」

そして、ここでのお話だったか・・・。

「今回、ツアーを7本まわって、今回最終日をむかえたわけですが・・・。はっきりいって、もっとやりたいです。」真剣なお顔。うなずくメンバー。
今回のツアーは本当に実り多いものでした。」と。ときどき言葉を選びながらのACEさん。ちょっと目がキラリとしてる??と思いながら話に聴き入ってしまいました。
それと、これもここだったか…;、「face to aceの音楽を聴いて、ちょびっとだけでも元気になってくれたら嬉しいです。」というようなことも。
…このちょびっと・・・っていうときに、右手を顔の右側にもっていき、左眼ウィンクされながら親指と人差し指でされた「ちょびっと」っという照れくさそうな仕草。ちょびっとだけでなくいっぱい元気もらってますって、ホント・・・。

■桜■
両手を広げて歌われるACEさんの懐にふわっと吸い込まれてしまいそうな感覚を憶える・・・。
普段一緒に口ずさんでしまうことが多いんですが、この曲は歌うことを忘れて見入って、聴き入ってしまうことが多い。
両手を脇におろし直立不動のままふうっと長い息をはき、今後は手を前にゆっくりと静かに深く頭をさげられる。いつまでも続く拍手・・・・。

どこで話たのか忘れましたが・・・、こんな話も、
「去年の中野のライブで、マンションの理事をやっている話をしたかと思うのですが、ワタクシ割と大きなマンションにすんでおりまして、管理組合があって、そこには理事長さん、副理事長さん、そして理事が8人いるのですが、
昨年はその理事をやっており、あ、今はやってないんですよ。で、去年のライブの次の日に集会があって、ワタクシいったわけですが、
・・・そこで、ワタクシ、満場一致で、この4月から副理事長に就任いたしました〜(笑)」会場爆笑。

「こうみえても、ワタクシ副理事長ですから(笑)、マンションのセキュリティーから、住民間のトラブルまで何なりとご相談ください。」(笑)。

「・・・あぁ。いままでだまってるの辛かったぁ、あぁすっきりしたぁ(笑)」

■しおり■
■a new day■
この曲もだったか・・・今回、バックのメンバーみんなでカウントを唱えながら始める曲が何曲かあって、その一体感がすごくよかった。
■CLOUDY DAY■
しまっちのソロを袖で見守る、ローディーの方の姿・・・、このあたりも今回のツアーのアットホームな雰囲気を醸し出してるな〜と思う。

■MISSING WORD■
しまっち、イントロちょっとギターメロに色つけられました?経過音がはいってるというか(笑)。
そしてちょっと高めのサビメロ、ここのドラムとかがその歌メロをささえるというか、盛り立てるというかよかです。はい。

■早春■ 
小樽のYANZさんに影響受けたところあり・・・?な出だし、また一歩先にいく兄さん・・・という感じのボーカルでした。
YANZさんもベースに、確か経過音はいっていて、表情がある演奏に・・・。常に新しいface to ace・・・・。
(あ、そ〜だ、ソロのシンセとベースがユニゾンになるとこ、最後ベースの音が1オクターブさってインパクと残すんですが、
ポジション替えてるのか、エフェクトなのか札幌から気になってて、次はみようみようと思ってのに結局忘れた〜;)

さぁ、お遊びの時間は終わりだぜ(笑)。次のエクササイズにいきましょ〜」だっけ。
後ろで、はじける準備運動する海月さん?

■Street Games〜がらすのゆめ〜月夜のケモノたち■
殺気さえ感じる「ケモノ」のACEさん、叩きつけるように歌う。ドラムセットのある一段高いスペースにのぼって激しくギターを弾かれ、本来ないアームを操る(たしか;)姿はロックギタリストACE再来。ステージの端まできて、頭を振る。
海月さんも、シンセのつまみがとれやしないかの勢いでまわすまわす、変調して空間を駆け巡るシンセ音。
あつ〜い、あつ〜い、本編がおわりました。

アンコール

■カラックスの白日夢
シンセの前から飛び出す、海月さん。ベースソロの間中、ACEさんさんと2人で並んで、前かがみになりながら、同じように腰を振って腕をふってリズムをとったり、
かと思えば、そのまま向かい合ってリズムを取ったり。
ステージの上は大騒ぎ、VIVA80’Sダンシング祭!?
「_ハッ_ハッ_ハッ_ハッ」の拳とともにのかけ声も、客席を巻き込んでどこまでも盛り上がる。
■Bring Back to me

「・・・何度もいいますが、ホントに今回実りのあるツアーをおこなうことができました。ありがとうございました。
次回ツアーではさらにパワーアップしたステージにすることをここに約束します。」
どこでだったか「気持ちい〜」って叫ばれたACEさん。これはきっとスタジオでは体験できないライブならではの叫びだったのでわ。

メンバー紹介、しまっち、「本当にしまっちの成長には驚き、こちらがひっぱられたようなところもあった。」というACEさんに首を横に振るしまっち。
YANZさん、歌を誉め、そして西川さんとのライブのインフォメーション。
西川さんは、2ヵ月で10キロ痩せたという「低インシュリンダイエット」の極意を伝授。
その間、メンバーはキーボードの台に腰掛けて話をきいていたりとか、すっかりくつろいでる様子。

そして海月さん。
「メールやお手紙で、"海月さんもっとMCやってください。”とか、中には”MCやれ!”と脅迫めいたメール(笑)もいただいたりもするんですが、スポットを浴びたMCは苦手」といいながらも、「でも今日は話たいことがあるので」と、次々溢れ出す感謝いっぱいのメッセージ。

「ライブやろうとなったら、メンバーやスタッフがどんどん集まってくれて、いろんな意見もでて、face to ace ツアープロジェクトチーム(っていったかな)ができたみたいで、ホントにありがたかったです。
・・・前半ここにいらした方(笑・←ぶっこ)が、あちらの方(舞台袖)に動きましたけど、実はこれってツアーの途中にやるっていうのはかなり大変なことなんですね。
そういったこともスタッフの皆さんの協力でできて、本当に2人だけじゃできないことがみなさんのお陰で。
もちろん、ツアープロジェクトチームには、会場にきてくださってる皆さんもはいっていますからね。ありがとうございます。」・・・というような。

そんなそんな我々(私)は、ミュージシャンの姿を映す鏡にすぎませんから、良いものを与えられれば素直に受け止めて跳ね返すだけですよん。
もちろんそのパワーは倍以上で返したりするかもしれませんが(笑)、あくまでもアーティストさんあってのものです(^^)。
それはスタッフさんも同じなのでわ・・・?

■IT’S ALL A GAME
■RAIN〜ノンフィクション
シーケンス音が空間を立てによこに・・・。あぁホントにこれで終わっちゃうんだと万感の思いが込み上げてくる。
ステージ上を飛び回るACEさんにあわせ大合唱の”ノンフィクション”。
いつもより一回多い、「これが最後」と声をかけるリピートに、全員の叫び声にも近い「wo-oh-oh,wo-oh-oh」が響く。

「ありがとうございました〜。」

握手をして、バックステージに戻る二人。

2回目のアンコールが鳴り止まない。今回のツアーの流れを理解してる人も多い最終日、ダメもとでもやらずにはいられないというのが今の気持ち・・・。

ところがところが、その気持ちが伝わったのか、もどってらっしゃるじゃないですか、ACEさんに海月さん。嬉しい。
メンバーも呼び入れられ、ご挨拶だけかと思いきや、ステージの上がにわかに賑やかになり、スタッフもあわただしくなる。「やる?」「やっちゃう?」というような動きが。まさか!!!

「じゃあ、もう一曲やります。」ちょっと苦笑いのACEさん・・・・に大歓声。

■残像
もう何もいえません。アコギをかきならしながら歌うACEさん。気持ちよいバックにただただ身を任せる。

明るくなったステージで、ステージ狭しと右左に挨拶をするメンバー、どこをみたらよいのか状態です。ピックやスティックやタオルが宙を舞う。
ACEさんが前でみなさんにご挨拶している間に、他のメンバーはステージ中央で、なぜか4人重なって、千手観音でご挨拶とか(爆)。
それに気づいたときのACEさんったら、体そらして大受け(笑)。いいですね、こ〜ゆ〜の。

最後まで全メンバーがステージに残り、上手がわステージ先端にたったACEさんは身を乗り出して、生声で「またあお〜ね。」「愛してるよ〜っ」と手を振る。
なぜかその横で、ビックリ坊や(?)のごとく瞬間に両手を顔のところにもってきて反応する海月さん。ACEさんの方も向いて「僕も〜」と叫ぶ。
とにかくいつもの海月さん以上に全身で喜びを表現しているというか、嬉しさが抑えきれずはじけ出でちゃってる素の感じがメチャメチャいい。
そしてふたりとも笑顔で手を振りながら、バックステージに消えていきました。

ホントにホントにお疲れ様でした。そしてありがと〜ございました。

(2003年10月28日)