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face to ace  SPECIAL HOKKAIDOツアー ”スペシャルイベント” @小樽よしもと劇場 2003年10月18日 16時〜

会場はウィングベイ小樽の3Fの小樽よしもと内にある、劇場でした。小ぶりですが、天井の高いなかなかよいスペース。
ステージに向かって勾配があって、備え付けの木のイスがある。折りたたみでないせいか、足元はやたら広いが幅は狭い。
1×10ぐらいの数でしょうか??

ステージの上はフルライブのセッティング??ん?バンド形式なんだぁ。強いて言えばボーカルマイクの位置が低いのでアコースティックライブ風?と思いながら開演を待つ。

スペシャルライブ

まず登場したのは、聖飢魔II信者ファンにはお馴染みのハンズの大槻さん、1999年の相馬以来だという(笑)前説をされる。
大槻さんの紹介で、上手から現れるまずACEさん、そして海月さん、手を振りながら歓声に応える。

ACEさんの衣装は、なんとジャケット写真のあのキスマークつきシャツ。そして黒いジーバン。海月さんはフリルのある黒いブラウス(同ブックレットにあるやつ)と、やはり黒だったか、破れがポイントのジーパン。ハンチング。
中央のイスに腰をかけ、アコギを抱えるACEさん。海月さんもいつもの上手側のキーボードの位置に・・・。

■SHATTERD DREAMS
ピアノがすごく良い音で響く、ACEさんも気持ちよくギターを鳴らしながら歌われる。

「みなさんこんにちは、こんなに沢山集まっていただいてありがとうございます。」ん?心なしか顔がお疲れ?声も少し潤んでる(?)ような。大丈夫かしらん。
「昨日のライブはいかがだったでしょうか?・・・って皆さん昨日のライブはみてらっしゃいますよね。」大爆笑。(←ライブチケットはツアーに含まれていないので各自購入要)
「いや、見てないという方がいたら、それはそれで、貴重ですが^^;」
「今日はですね、昨日やらなかった曲をやるとか、そんな程度の内容だけじゃありませんから、スペシャルですからねぇ。」おぉ〜っ

■THE RIDDLE
節回しが豊かで歌心のあるピアニカが響く、音響もよいです。ソロ明けだったか、歌メロとピアニカのユニゾンがなんかよい。

「この衣装、皆さんご存知かと思いますが、これ(キスマーク)は、最初から印刷されてるんですね〜。(笑)」
「口紅つけて、洗濯はど〜してるんだろうかとか、洗ってないんではないかと、そんなことを思われてるんぢゃないかと思うと心配で、・・・小さい男ですね〜。」・・・まさかその真相を伝えるためだけにお召しになられたわけでは?(笑)。
・・・といいながら、舞台袖のローディの森永さんを気にするACEさん・・・「?あ、ギターですね?。そ〜ですね、チューニングしたほうがいいですよね。」ACEさんのところへくる森永さん「チューニングしてください。」改めてお願いしてギターを渡すACEさん(笑)。

話はぶっこネタに・・・。ぶっこは振動に弱いので、最近ステージの袖に避難させるようにしたそうなんですが。
「昨日もトラブルがあったんですけど、もうみんな一斉に”ばっ”ってぶっこを見るんですね。(爆笑)。ぶっこのせいじゃないのに」と海月さん。
「で、ホテルの部屋帰っても、ぶっこが”アタシのせいぢゃない、アタシ何も悪くない・・・”って。僕もみちゃったんですけどね(笑)。
なんでも、接点不良?素人さんのような原因だったそうです。

再び森永さんからエレアコが手渡される。無言の森永さんに「あ、今日は何にもいってかないんだ(笑)。いつもですね、耳元でおもしろいこと囁いたり、”燃え尽きましょ〜”とか。」
「そう、今回アーム、トレモロアームってヤツですね、びよ〜んてヤツ、使う曲が一曲もないんですよ。で、”とっちゃおうか”っていったんですけど、”何かのときにやればいいじゃないですか”っていわれて(笑)、(えぇアームのないアンジェラスも何かが違う・・・;)特にメドレーのときとかに意味もなく、森永くん見ながらやってみたり。」
密かにそんな楽しいことされてるんですね(^^;。

■A NEW DAY
これもピアノカッコよく、2人のヴァージョン好きなんです。でもちょっと聞こえないのが残念。

「この辺でお色直しをしてきます。」と去る。

再び、大槻さん。「実は今回はお2人だけではなく、サポートメンバーの方々もいらしてくださってるですね。」といいいつつ。
ステージのセッティングを見渡し、「ま、見ればわかりますよね。最後までこのままだったら、森永くんの楽器自慢みたいになっちゃう(笑)。」

「メンバーにもお話をしていただきましょう。と、打ち合わせにない人を呼ぶのも面白いですが、それはやめて打ち合わせどおりに・・・」と呼ばれたのはしまっち
ジャンパーにソフトリーゼントのようなワイルドないでたち。
「僕、昨日はじめて今回のツアーに参加したんだけど、楽屋で”誰?って(笑)」「いっかい横通り過ぎましたもんね・」「うん、怖いバイトくんだなと思って(^^」
「バイトかよっ」ここでも逆切れモードは花盛り(笑)。 ほおのひげはあったりなかったりなんだそうです(笑)。

大槻さんが去って、ひとりしゃべりをまかされたしまっち、「サポートでギター弾いてる嶋田です。・・・」で、ポプシクルの話を少々。
「・・・そろそろ、みんなを呼びたいんですけど、みなさんで…、そぉだ、みなさんで呼ぼう。そうだそうだ。」ひとり納得するしまっち(^^;。
・・・がしばし考えて「いやみなさんを仕切ることができないので、やっぱり僕が呼びます。」アハハ。^^

「早くでてきやがれ〜(だっけ^^;)、ちっ」

歓声に包まれ登場のお二人とYANZさん、西川さん。
「しまっちお疲れさん。」と花柄のカーテンみたいな(ヲイ)、ゴブラン織りのジャケットに白いスタンドカラーのシャツを着てのACEさんが声をかける。
海月さんは、白いタートルに黒いジャケット。ダービー帽。YANZ氏、黒い皮のテーラージャケット、西やん、豹柄のシャツにバンダナ。

それぞれが位置につくと
■残像
またもや海月さんのピアニカが炸裂なイントロ。アップテンポな曲がライブ感を高め、前日の続きを見ているよう。
女性コーラス?も打ち込みなのですねぇ。曲に厚みがでます。

「久し振りのライブでの”残像”でした。北海道にあいますね。ステレオタイプの感想で申し訳ないですが。」

そしてYANZさんの話に・・・いつものように誉め、「歌もお上手だし・・・。 ちょっとここ来てみる?」とセンターの自分の位置を指差すACEさん。
「うおぉ」といって、真中のイスに座るYANZさん。「どぉ?」「なんか、MC上手くなりそうですよね。(笑)。」上手に去るACEさん。

「こんにちは、いいですねぇ真中。あったかくて(笑)。・・・えっと、face to aceは風景が浮かぶ曲が多いんですが、その中でも”早春”が、僕あの曲にすごく思い入れがあって、ピンポイントにはまるところがあるんです。えっと、♪卒業写真にも写らず、船に乗る君の笑顔忘れないよ♪ダ〜(TT)って(笑)」
小学校4(3?)年生の始業式のときに、好きだった子が転校していっちゃって、それこそ始業式を抜け出して、側に山に登ると広島の町が見渡せる場所があるんですね。そこに昇って、どの新幹線に乗ってるかもわからないのに、トンネルに消えていく新幹線全部に手を振って。
そこからは、海も見渡せるし、2本の航跡ってところが、2本の線路に重なって・・・」おぉぉぉ。
この曲大好きだから、リハーサルのときとかも、ACEさんが「おしっこ」とかいって、いなくなっちゃったときに本田さんにピアノ弾いてもらって歌っちゃったりとかして、ACEさん戻ってくるとこそこそやめたり(笑)。」

「それで、今日はACEさんに頼み込んで、この曲を歌わせていただこうと。」おぉぉ、大きな歓声と拍手が上がる。抱えてたベースを森永さんに渡し、本田さんのエレピのイントロが始まる。前にでてきた西川さんのシェイカー(?かな打楽器弱くて)が波の音を奏でる。
ゆったりと感情を込めて、YANZさん節で歌い上げられる”早春”・・・ちょっとくずしたり、フェイクがはいったり、ACEさんとはまた違った色気があって、改めて楽曲のよさを感じます。
いつぞやYANZ&西やんライブで聞かせていただいて、私は2度目の”早春”という幸せものではあったのですが、今回のほうがさらによかったかも。
西川さんの波の打楽器は、後半ではリズムを刻み、しまっちのギターも重なりドラマティックに展開します。ピアノソロ、ベースがない分いつものライブとアレンジ変えてますし、ちょっとつまって?苦笑いする海月さんですが、音は最高によいです。

「サンキュ!」ため息混じりの大きな拍手が上がります。

ACEさんが戻ってくる。
うまいですねぇ。”ACEさんに頼みこんで”なんていってましたが、急に僕の方から、歌ってもらえないかって頼み込んだんですよ。うまいでしょ。もう大阪、ここまきびし、まきびし(笑)。」自分とYANZさんとの間の床を指差す(笑)。

「このように才能あるミュージシャンに囲まれて、私は本当に幸せです。」とACEさん。

■桜
ここでもまたしっとりと両手を広げて歌い上げるACEさん、花びらが舞い散るような(と勝手に思ってる)シンセの音もステキ。

「遊びの時間は終わりだぜ(笑)」・・・そしてイベントでも体脂肪を燃やすお時間が用意されていました(笑)。

■がらすのゆめ
ここでみんなが立ち上がったんだったかな?ギターを手にしたACEさん。ライブの醍醐味再びといった感じ、
ひっさしぶりのギターソロもあるフルバージョン、かっこいい。打ち込みであんなに疾走感があっていいのだろうかぁぁぁぁ。

■RAIN〜ノンフィクション
ライブより遊んでる感じのリズム隊が楽しいです。この曲もだったかな、西やんのオカズとかも派手で、思わずツレと目を合わせて笑ってしまいました。ギターソロ前だったかの、キメのリズムもかっこいい。

「カバーアルバムの中で、みなさん結構原曲を聴かれた、という話も聞くんですが、その中で唯一なかなか見つけられないという・・そうですね、ナショナルパスタ〇ムですね・・・(笑)。我々も、ビデオからようやくスタッフがアナログ盤を探してきて手に入れたという。。。」

なんと今日はそれをこのスペシャルなイベントにいらした皆さんにお見せしてしまおうと。」えぇぇぇっ?

「みなさん我慢しないで、おかしかったら笑ってもいいですからね。」(笑)

ステージの壁(スクリーン?)に準備ができ、メンバーは上手に下がる。

映し出された映像・・・、なんと言いますか、まず、顔がみなさん可愛らしい、アイドルグループというのが一目でわかるような・・・。ボーカルの方が弾けすぎたエアロビ全国大会のような笑顔と動きで、歌いながら大きなステップを踏み、
ドラムの方も笑顔と大きなアクションでシンドラ(C-C-Bのよう??)をたたき、音符のピアスをしたギターの方はボーカルの方と交互に映ってコーラスも取る。もちろん笑顔。サックスソロはなぜか突然渋い映像が重なり、なぜかシンセソロになると皆がキーボードの周りに笑顔で集まってくるという。(^^;。
確かに衝撃的でした(笑)。

笑いながらステージに戻ってくるメンバー。「(サポ)メンバーも初めてみるんだよね。」うなずくYANZさんたち、「これから意識してみようと思います。」と西川さん。
「なんかよっぽど嬉しいことでもあったんでしょうねぇ。姉貴んとこに子供が生まれたとか(笑)。よく、あの映像に惑わされず、良い曲だと気づいた自分を誉めたいです。。。」とACEさん(笑)

「では、今度はface to aceの、face to aceの IT’S ALL A GAMEを聴いていただきたいと思います。・・・ただしこんなこと(オーバーに腕でリズムを取るマネ)絶対やりませんからね。」とACEさん(笑)。

お願いですから、キーボードソロの時に僕のところに集まってくるのはやめてくださいよ。」と海月さん。バカうけ。

■IT’S ALL A GAME
モニターはずしてた西やんにちょっと準備とまどいながらも、元気にスタート、印象的なピアノのテーマのイントロを終え、歌へ、はじけるACEさん?(笑)、
十分やってるじゃないっすか・・・(爆)。エンターティナーですACEさん。ウケまくる会場。すぐにいつものACEさんに戻って(笑)スタイリッシュな演奏に。
シンセソロも太いリード音でかっくいい。あ、ソロはしまっちがキーボードのとこに歩み寄っていき、海月さんに左手でシッシと追い払われてました(^^;。
海月さんが新しく息吹を吹き込んだベースラインも、ゆれのとこまでちゃんとYANZさんが表現してる。すごいなと思いながらみてしまいます。

「いよいよ、最後の曲になってしまいました。ありがとうございました。」

■Bring You Back To Me
左右にステップを踏む海月さんにあわせて、会場もステップを踏む、腕があがる。二日続けて体脂肪を燃焼した(つもり)のライブでしたぁ。

撮影会&握手会

そして、いよいよ本日のもう1つの大イベント、ポラロイドでの記念撮影。案内書には参加者ひとりずつと書いてあったはず、兄さんたち2人と写真が取れるんだぁと思っていると、
ACEさんからの説明で、「本日はお手伝いくださってるメンバーも一緒に、さらに色紙も書いてくださってますので、後はお名前を聞いてそこにいれていけばいいばかりに。TOまでは書いてありますから(笑)、ローマ字で書かせていただければと思います。」おぉ。全メンバーかぁ。

手順は以下(笑)
1)席の横一列ずつ、ステージ前に並び、同じくステージ前の上手脇にいるメンバーと写真をとる。向かって左から西やん、YANZさん、ACEさん、参加者、海月さん、しまっち。
2)ACEさんに名前を告げる。
3)ACEさんが、名前を書いている間、他のメンバーとひとりずつ握手。
4)最後にACEさんに名前入りサイン色紙をいただいて握手して、スタッフにポラ写真もらって、壊れて帰る(笑)。

このような手順でございました。
えぇ、いつものようにコアレテますんで、アタシはほとんど何もおぼえていません。

・・・海月さんにいうことが思い当たらず悩んでると、しゃべりなんてなんぼでもでてくる特技を持つツレに「いっくらでもあるじゃん、じゃぁ”今日は無礼講ですか?”はどう。」おぉ、それだ、わかった、確かに次の大阪までは間があるし、「今日は無礼講で、すすきのですか?」ぐらいいってみよう。

私の番がきた。写真をとってACEさんに名前を告げる段に。「お名前は?」 あぁダメ、アタシに話かけないでくださいぃ(←いやいやそれがお仕事だし;)
すでにパニック。えっと次は何をするんだっけ(ヲイ)。その瞬間、海月さんの笑顔につかまった。
私:「今日は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」?????(←「今日は・・・」ど〜なのよぉ;)
海月さん:「?・・・ありがとうございましたぁ。」握手。・・・・??
あぁぁぁぁぁぁぁぁん、そして今日もまた思いを告げられないまま終わってしまったよ〜(涙)。
しまっち、YANZさん、西川さん・・・、そして、ACEさんと・・・「〇〇します(←もろネタバレなのでまたの機会に;)」といったら笑われた。

約一時間で撮影会&サイン会終了。

最後にステージ前にたった5人「低いところから失礼します・・・」とお2人からお礼の挨拶を、サポートメンバーさんにもせっかくなのでといって、ひとことずついただく。

「もう一度大きな拍手で〜」という大槻さんの声と会場の拍手に送られて、客席の横をとおって手をふってさっていくメンバー。最後に立ち止まって、投げキッスをするACEさんにやられました。

約3時間?、3時間半?のイベント、お疲れのところ連ちゃんでライブまで、ほんとにありがとうございましたっ!!

(2004年10月21日)