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face to ace トーク&ライヴ   2003年5月24日 14:00〜 新星堂 本社ビル地下ホール


ちょっと汗ばむ昼下がり、荻窪に向かって家を出る。西武線に住む者としては、中央線の駅にはバスが便利なんですが、結構渋滞の道をとおることが多く冒険。
本日も荻窪へ一番走行距離が短そうな西武新宿線の駅まで電車で移動し、乗り換える。
(しかもこの路線、途中に清水3丁目とか清水1丁目とか・・・ココを通らずしてどこ通る(笑)。
それでも、環8と青梅街道を避けられない・・・土曜の午後、はらはらしながら、無事集合時間の10分ほど前に会場につきました。


新星堂でのシングル「ノンフィクション」購入者のイベント。抽選に当たり集まったラッキーな方は150名ぐらい。(2部とあわせて300名ぐらいだったんでしょうか。)
会場となりの杉並公会堂の敷地に50名ずつ3ブロックにわかれて整列し、順番にはいっていく。
地下ホールという名なのでイスぐらいあるだろう・・・と思っていたのですが、ホール・・・なのか?まぁ多目的ホールといえばホール。
折りたたみイスは100脚ぐらいあったんでしょうか。小さなピアノの発表会でも催されそうな会場でした。
整理番号100番すぎの私は、またすんでのところでスタンディング(笑)。でも今日は体育座りはないのでよかったです。キーボードより一番壁側で見ることに。
舞台のセッティングは2月の吉祥寺と同じような感じ、あ、ギターはエレアコ1本でした。

開演2分前、スタッフの方から、いつもの諸注意。(今日は浅井さんではなかったです・笑)ちょっとかみながらも「face to aceのおふたりです〜。」

下手のドアから、まず、黒いニットキャップにやはり黒のカジュアルな服装の海月さん、ニコニコと少し前にでてきて一礼された(かな?)
そして、続いて大きく手を振って、笑顔のACEさん登場。いでたちは黒いスーツに白いシャツ。

即座にキーボードの前に座る海月さん、おもむろにアコギをつかむACEさん、なんの前振りもなく始まったのは・・・

■残像
テンポのよい8分のベース1小節に続いてだったか、ACEさんのジャンジャンとストロークなギターが鳴り、海月さんの青いピアニカが踊る!、
軽快なイントロに、ACEさんの歌がはいる、今日はリバーブの感じもよいわん。
チェンバロみたいな、はじけたシンセの音がお好み。海月さんのコーラス、…だけじゃない、厚い(笑)、コーラスもブッコに入ってるのねぇ。
私、イベントできくの初めての残像だと思うんですけど、ライブよりよい感じしました。
でもお客さんが・・・なんか後ろからみてると、固まっているというか、講演会聴きにきてるような雰囲気で・・・(^^;。どしました?

ギター置く・・・と思ったら、突然、ピックを投げるACEさん。なんかそれがブーメランみたいにもどってきたの?盛り上がってるACEさん周辺でした(笑)。

「こんにちは、face to aceです。」とACEさん。こんにちは〜♪

今日は・・・、みなさん、お行儀がよいというか・・・(笑)。座ってらっしゃる方はこ〜してたり(と手を前において)、後ろで立ってらっしゃる方もこんな感じで(脇を締めて立つ)
いいんですよ。もっと・・・、もっと、っていっても、もっとど〜すればいいのかは・・・(爆)」。

「今日は久し振りに、閉鎖的な場所で・・・(笑)、とおりすがりの人もいない。みなさんだけに向けてやっていきたいと思います(笑)。」拍手〜。

「新星堂さんは・・・、2月の頭ぐらいだっけ?」と海月さんを見るACEさん。「そうです。」と海月さん。
「吉祥寺と、横浜でイベントがあって、そのときもいいましたが、私が中学の頃、女の子にもてようと思って、初めてギター買ったのが、まさにここの新星堂さん。
今は本社ビルになってしまいましたが、その頃は1階と2階がレコード売り場で、楽器も置いてありまして。ミュージシャンの第一歩はここから始まったと(笑)。」
「もし、新星堂さんがなかったら、ミュージシャンになっていなかったかも知れない(笑)。何になってたか・・・(よいネタが思いつかない?^^;)、
いいですねぇ、想像してみるのも(笑)。新星堂さんで、買ってなかったら・・・ま、きっとどっかで他で買ってたんでしょうね。」アハハ、ダメぢゃん。

「ここにいる皆さんは、お若いからCDしかご存知ないかもしれませんが(・・・突っ込むとこです。きっと)、私が子供のころは、アナログ盤しかなかったんですね。」
・・・。聞き入るマジメな観客150名。「・・・”へぇぇぇぇぇぇっ”っていわんかいっ!」とACEさんお怒りモード炸裂。爆笑。
「ミッシェル・ポルナレフとか、チェイスとか、ビートルズとかも買ったかな。もうレコード屋さんといえば、新星堂でしたから。新星堂さんとは一方的に深い関係です(笑)。

「こちらのとなりに杉並公会堂というのもあるんですが、こちらとも深い関係がありまして、小学校の頃、そこで合奏の大会みたいのがあったんですよ
全員縦笛でみたいな。クシコスの郵便馬車とかね(笑・クシコスポストってやつですね。)」うんうん。
「で、その日は全員白いシャツで来いといわれまして、でもその朝ちょっと肌寒いからって、お袋が着せてくれたのが、丸首(タートル?)のセーターだったんですね。笑い声をあげる海月さん。
「しかもちょっとクリーム色がかった、どぉ、見てもひとり浮いてる。そんで先生から、みんなお揃いの蝶ネクタイ渡されて(笑)、
おい、ど〜すんだよ、お袋ぉ・・・(涙)”って(とうなだれるACEさん)」
「ん、でセーターの襟のとこ、こ〜して、先生から安全ピン借りてとめて、当時の写真みると、一番後ろではっきりわかるんですね。(会場も海月さんも爆笑)で、よぉく見てみると、苦渋に満ちた表情で写ってるという・・・」(笑)。かわいそうな清水少年・・・。

ACEさん「ここで、荻窪情報〜!」笑う海月さん・・・
あ、このイベント始まったときに青森からいらした人もいるらしいという話題がでたんですが、海月さん「青森から、東京行くとかいって”荻窪”来て・・・(^^;」
で、荻窪ネタ散々聞かされて?(笑)。おかしくてしかたないご様子。

「荻窪といえば、育った場所ですから、荻窪情報〜♪」地元のACEさん絶好調(笑)。
「駅のところにタウンセブンってあるんですが・・・」ハイ、昔バイトでしばらくきてたり(^^;。「その地下に”好味屋”(って字かな?)っていうパン屋さんがあって、
パンも美味しいんですが、ケーキがおいしい。特に”インディアンプリン”これがオススメです。」
味はなんと表現したらよいのか、ミルフィーユのようでもあり・・・」・・・は?ミルフィーユ?のようなプリン・・・ですか?(^^;、疑いを帯びた空気が漂う?…(笑)
「食べていただかないと、表現するのはなかなか・・・、お近くの方はぜひ。」・・・あぁん、買って帰ろうと思って忘れた・・・。

「では、そんなおいしい”インディアンプリン”のことを思い浮かべながら次の曲に・・・。」(笑)。
”桜”・・・本当に、季節はずれも甚だしいんですが(爆笑)。もう今シーズンこれで最後にしようね。」と海月さんに。「そうしましょう。」とうなずく海月さん。

■桜
「絶えることもなく…」のところとか時々目をつぶりながら、ハンドマイクでゆったり歌うACEさん、ほどんど原曲に近いアレンジかな・・・。
むずかしいコーラス、音をさぐりながら?の海月さん、海月さんも時々目をつぶりながら、まったりなコーラス。

「ありがとうございました。・・・・世の中、さくらという曲がたくさんあるようで(笑)、驚いているんですが、群雄割拠?”オリコン一位ですか?”とか(笑)」
「みなさんも、カラオケにいったりしたときには、気をつけていただいて、なんの”桜”がでてくるかわかりませんよ。(笑)」

「(桜)・・・10年20年ぐらいたっても、聴いてみたいなと思うような曲に育ってくれるといいなと思います。」・・・(^^)。なりますって・・・。少なくともワタクシの中では。

「で、この季節、ツツジがなよなよしてきましたね。サツキはこれからなんですが、わたくし、ツツジが大好きでして。」私、サツキとツツジの違いがわからないんですが、
ツツジの方が大きくて、紫のとか綺麗でいっぱい咲いてるといい香りがするんですよ。オオムラサキツツジ・・・ってまんまやんけぇぇぇぇ〜っ
・・・え、えーすさん?^^;

ここで、海月さんがACEさんに何かいわれたんですが、良く聞こえませんで(^^;。
突如、「懐かしい匂いがするんですよ。」とかおっしゃりながら、膝に乗せたギターをポロンと(笑)。チューニングも兼ねて?。
「フォークジャンボリーのノリですね。」と海月さん。フォークジャンボリー誰もわからんて・・・。;
今度はじゃ〜んとギターを鳴らして「な〜んでか♪、堺すすむ・・・みたいに?」「あははは・・・」と笑い転げる海月さん。
若者を孤高の彼方へと追いやり・・・しばし、70年代初頭・・・?

ツツジ、オシベとメシベをとってなめると、甘くておいしいんですよね。」・・・ACEさん?ツツジが好きな理由はそこ・・・?^^;
なめてるぢゃないですかぁ(爆)。」・・・大爆笑の海月さん。
「だって、子供のころですよ。そんな花がきれいとかそんなこと(笑)、甘い蜜の香りにさそわれて
・・・庭のツツジをほとんど、こ〜(・・・と次々つまんでは舐める仕草をするACEさん。)」
その絶妙な手つきに場内大爆笑。
いまでも舐めてません?(笑)。
・・・ちなみにサルビアも美味ですぜ、ダンナ(←なぜ知ってる?^^;)。大きなツツジの量にはかなわないと思いますけど(笑)。

「これからは、アジサイの季節ですね。葉っぱにカタツムリとかついてたりして、あ、でもカタツムリは触らないほうがいいですよ。
危険な寄生虫がいっぱいいるそうですから。」

・・・そしてカタツムリの世界へとトークは進む・・・。

「・・・カタツムリ・・・こうやって手の平にのせて、遊びましたけどね。目とかつっついて・・・」一瞬ひいた?会場の反応になっとくいかないのか(笑)、
「えっ?、やりませんでしたか?目つっついても大丈夫なんですよ。別に残虐的な行為とかってことにはなりませんから、
そりゃ友達の目”えいっ”とかつっついたら(つっつくジェスチャー付)大変ですが(ヲイヲイ)、
カタツムリは痛いわけでもなく、あれで〇〇とかを(何をだっけ?)識別してるだけで、別に景色をみたりしてるわけでもないですから。」(笑)。

「・・・あ〜っ、もう曲やろうっ」とだんだんヒートアップトークにお疲れのACEさん。(爆笑)
「えぇぇぇぇっ?(と不満げな海月さん・笑)、おもしろいですね。」しみじみ。。。「いきましょう・・・」潔くあきらめる海月さん。

んが、「カタツムリ、いっぱいとってきて、プラスチックのケースとかにいれなかった?」と再びACEさん(笑)
「いれましたよ。もぉベタベタになって・・・」海月さんまで・・・ヲイヲイ^^;。
「一度ウジわいちゃって大変なことになってさ。」とACEさん・・・こんな子の母にはなりたくない・・・(^^;。

そしてやはり気になるのは、青森から荻窪きて、さらにカタツムリの話まで聞かされてる方(^^;
「ぜひ、帰りに渋谷や新宿に寄っていただいて、ご家族に東京にいったんだという証をのこせるようなものをお持ち帰りください。」とACEさん(笑)。「すいませんっ」と海月さん。

■CLOUDY DAY
ギターからはいるヴァージョン・・・、ギターソロの音が良い感じでした。えっと、3カポだったかな。もうこのあたりの曲は安心して聞かせていただいております。

「CLOUDY DAYを聴いていただきました。」

「ぴえ〜っ」とか「く〜っ(?)」とかピックを投げ入れるACEさん、今日は飛びがよろしいような。

「えぇ、7/24に、全7曲のカヴァーアルバムを出します。ホームページの方に、曲のリストは載せたんですが、見ていただけましたでしょうか
・・・あ、あの後、何か書いた?曲解説とか。」
と海月さんに聞くACEさん。
なんかこ〜ゆ〜やりとりいい感じ。
あ、書いてない。最近何も・・・ちょっと筆不精になって・・・(^^;」申し訳なさそうな海月さん。そんないいですってば、無理されないよぉに。

ACE:「本田が”80’s奥の細道”っていってますけど、ほんとに細いんですよ。
海月:「細いですねぇ(笑)。」
ACE:「あまりに、細くて、気をつけないと、”みちのく2人旅”とかになってしまう。
海月:「あははは・・」
ACE:「みんな、前橋か高崎ぐらいまではついてきてくれるんだけど、その後おふたりでどおぞぉみたいな?(^^;、奥羽山脈とかふたりで越えたりして、」
海月:「笠さして・・・(笑)」

実はボクも全然知らない曲が2曲ばかり、選曲会議のときに、私と本田と、後スタッフと、スタッフっていっても元ちゃんなんだけど、いろいろ持ち寄って、・・・
曲はいくらでもあるんだけど、”face to aceがやったら、きっとといいだろう”と思えるような曲の観点で選曲しました。」とACEさん。

海月:「そう、基準をつくらないと、いい曲だからってやってっちゃったら、4枚組CD-BOXとかできちゃって、”週刊カヴァー”とか(笑)」毎週リリース?;
ACE:「あはは、いいねぇ。”週刊戦国の武将”!みたいのあったよね。第一巻上杉謙信、とかって(笑)。特製フィギュア付!とかいっちゃって(爆)」

・・・すんません、なぜかそのシリーズ、うちに毎月届いてるみたいなんですけど・・・(^^;。ん?週刊なのかぁ、だからあんなにショッチュウ。(←今気づくやつ)余談です。

ACE:「原曲のもっている、匂いだとか世界観みたいなものを醸し出させることを目的に、そのために同じように表現したり、ちょっと加えてみたり。」
海月:「そう、80’Sってスカスカだったりするじゃないですか、そ〜ゆ〜ものは失礼ながら、少し音を加えてみたりとか。」
ACE:「まったく変えるのもの面白いけど、今回は作者の意図した範囲内でという方向性で作りました。VIVA80s祭の一環として(笑)。」

ACE:「でも、まだ2ヵ月あるんですよねぇ。その間忘れずにいてくださいねぇ。出るの(笑)。」
海月:「その間はオリジナル聞いていただくというのもいいんじゃないですか。」
ACE:「あぁ、全部は集まらないかもしれないなぁ。ナショナル・パスタイムは廃盤で、CDなくて・・・後は集められるかもしれないけど。」だそうです。

ACE:「じゃあ、7人ぐらいでチーム作って、ひとり1枚ずつとか探して」
海月:「チーム?」
ACE:「いや、あまりご負担とかかけないでいただいて、あ、ナショナル・パスタイムはないから、6人一組か、班つくっていただいて」
イギリス本国にもメンバーつくれば見つかるかもの海月さん案には、「あまりおおごとにしない程度に・・・」としりごみされる?ACEさんでした(笑)。

「それでは、最後の曲に。」えぇぇぇぇっ・・・と残念そうな会場の声に
「今日2回まわしなんですよね。でも大切なのはこの1回、全力を投じてますから。2回目のお客さん?・・・もぉ知りません(笑)。」やさしい?ACEさん。苦笑いの海月さん。

■RAIN
今日はギターなしなんですね。イントロのシーケンス音が右へ左へと・・・。ハンドマイクで立ち上がるACEさん、サビのコーラスのとこだったかな、海月さんを見る表情がやさしい。
ソロはなく、サビが繰り返される(でしたよね。)・・・長い後奏。。。うつむき加減のACEさんに終わると思いきや、・・・カウント?リズムをとるACEさん。

■ノンフィクション
おぉ、このつながり、かっこええ、「 wowowo・・・」での会場との一体感のコーラスが嬉しい。海月さんの跳ねる手元に遠めながら釘付けになり、
「誰より君のこと・・・」で指差される錯覚に陥って爆死・・・?(注:全然違う方向でした。笑)。

「ありがとうございました〜。」
うしろで、青いピアニカの裏を指差す海月さん。なにやら黒いマジック?で書いてある(笑)。
1号・・・って書いてあることにボクもさっき気づいたんですよね。2号、3号、何号まで増えていくんでしょぉ。」とACEさん。

ステージでは握手会の準備が・・・。笑顔で手をふって、いったん下手側ドアよりさっていかれるお2人でした。


握手会は・・・、あらかじめ書かれたサイン色紙をACEさんからいただき、握手をして、次に海月さんと握手〜。の手順だったのですが、
なれないお手紙を渡すのに、ACEさんの色紙渡しとかち合ってしまい。ふたりとも、相手に渡すものもったまま固まってしまいました。失礼しました(大汗)。
海月さんには言伝があるし(謎)。今日も舞い上がって、ここまでくるとこれは一生治らないんだと思いました(^^;。。


♪雑感♪

思い過ごしならよいのですが、なんだかお2人とも顔にお疲れの色が・・・。次々楽しませてくださるのはとても嬉しいのですが、
それよりも長く楽しませていただきたいと思いますので、どうか無理はなさらずに。。。(っていってもお仕事・・・難しいですねぇ。)


(2003年5月24日)