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face to ace トーク&ミニライヴ第2部   2002年12月6日 18:30〜 銀座山野楽器 本店7階イベントスペースJamSpot


師走とはいえ、そこそこに暖かい日の夕方。会社に戻ることを決意した私は16時ごろ会社をでる。なんたってそこまでなりふり構わず、化粧も朝したままで過ごしてきたので、取り急ぎ化け直す(笑)。
整理券を手にしたのは開演のこ1時間ほど前の17時15分頃。160番足らずの番号。1月は2時間前で200番ちょっとだったので、微妙に余裕があるのかと喜ぶ。

ほぼ時間に開場になり、またしても7階までの階段を昇る(今年3回目の山野さんイベント参加^^;)。

本日はイスがないらしい。前回の半分ちょっとぐらいの人山で、これならなんとか見えるかも。ほぼど真ん中の後ろにつく。

ステージのセットは、ほぼ真中にアコースティックギター(TAKAMINEのエレアコかと)が立てかけられ、その前に高めのイスとマイク。
その右には、海月さんのパワーブックがおかれたテーブル、さらにそのよこにRolandのシンセ1台。マイク。です。


18時20分ごろ、だったか、少々恰幅の良い、妙なテンションのお兄さんが登場。スーツ着用ですがクラウンの社員の方なのかしら。芸人さんなのかしら(^^;。
いや、どう妙かといいますと。「さぁface to aceをみんなで盛り上げましょう。イエ〜イさぁ皆さんもご一緒に!face to ace〜っ」みたいなノリの方。
およそ、ftaのキャラとは違うベクトルの方向に突き進まれようとされる方?(笑)。会場はちょっと戸惑いならがも、いつしか彼のペースに?(笑)。

「人数が多かったので、イスがご用意できなくて、よければ前の方の方は座っていただいて。」という一言で前から、順にその場にしゃがみこむ。
体育座りだったり、横座りだったり、ヤンキー座り?だったり(笑)、結構仕事帰りのOL風だったりするから、余計おかしな光景。脇と後ろをのぞいてほとんど全員が暗がりにしゃがむ(笑)。

18時半、彼の紹介でRAINのPVが流される。大きな画面のACEさんたちはやっぱしよいわ。
と思いながらも、冒頭で、「みんな観てるから、ここに来てるんだよね(^^;。」と見飽きたといわんばかりの声が響き渡ってしまって、御連れ様を赤面させたお客様。ワタクシつぼりました(^^;。

いよいよご登場のようです。

皆さん、盛り上げて、face to ace、イエ〜イ!(注:コブシ付)で、お迎えしましょう。」(^^;

「face to ace〜」「いえ〜い」・・・ほんとうに素直なファンの方々ばかりです。


下手側の扉があき、歓声とともにまず、海月さん、そしてACEさんで手をあげて現れる。途中いえ〜いのガッツポーズも(^^;。

ACEさんは、グレー?のスーツに中は一段濃いグレーの首のとこに切り込みのあるシャツ。髪は短め、アッシュ系ですかねぇ。黒髪に近く、黒ブチの色目の薄いサングラス。海月さんが・・・すみません。実は覚えていないんです(汗)。ニットキャップはかぶってらっさいました。どなたかフォローを。

ACEさんマイクの前にたち第一声、「こぉんにちは…(笑)。」
すかさず、司会の彼について「今日、アサイさん(というらしい)。初めてお会いしたんですが、目の覚めるような思いをしまして(爆)爆笑!お気持ちちょっとわかります(^^;。
「なんかツアーとかで、普段あまりいかないところ、佐賀とか・・・いって、そこの居酒屋で、食べたことない有明海の魚が出てきちゃったぁみたいな(笑)。
シンセのところでうなずきながら受けてる海月さんも「どおやって食べるんですか?みたいな。」と突っ込む。「そ〜ゆ〜感じ・・・(笑)

あらためて「ぜひ、いついつまでも変わらないでいてください。」爆笑。照れるアサイさん。

そして客席に向かって「ここにいらっしゃるのは、シングルとビデオを2つとも予約して買ってくださった方々なんですよね。ありがとうございます。」
「先行きの見えない、デフレスパイラルの日本で(笑)、2枚同時に、しかも予約して買ってくださったという。」
「そうそう、さきほどの会で、”失業保険で買いましたぁ”って方がいらしたんですけど(^^;。そこまでしていただいて、我々責任とれないですからねぇ。」と海月さんを見る。
「失業保険は・・・」「有効に使いましょう。」と海月さん。「使いましょう」とACEさんも続ける。

「そういえば、先日山野楽器さんのシングル週間チャートで1位になりまして。」大きな歓声が上がる。
日本全国広しといえども、ここだけですよ(笑)。ピンポイントで(笑)。・・・でも、今年一月もここから初めて、それができた喜びと、待っててくださったんだなぁと・・・喜びで胸がいっぱいになりまして、その喜びも束の間なんだろうなと思ったら、ダラダラと1年も続いて(笑)、嬉しいです。」

「前回はいろいろ無理をいってやりましたが、さぁ今回はですね。」「はい」「そ〜ゆ〜ことはやらず、あそこまでヴォリュームも付けずに、握手会のみ。そのかわりライヴをつけようと。」十分でございます。

ACE:「うまくいくのかな?^^;」 海月:「バッチリです。」 ACE:「さっきはほとんど(笑)大丈夫だった。明日はもっと大丈夫でしょ。」おっ関西ニ拠点でしたね。

「私もギターをポロロンと弾いて・・・(前でツボにはいった方がいらしたらしく) あっ引っかかりましたか?”ポロロン”あるんですよ。何気ない一言が、相手のストライクゾーンをえぐるということが(笑)。」
「人間はやはり、相手の目をみて会話をしてコミュニケーションをとっていかないと。メールだけのやりとりとかだけじゃダメですよね。」

ここのとこさり気なく?、ライヴできちゃう傾向にあるらしく、それもどうかと。「明日新幹線のって盛岡いってくれとかいわれちゃって、駅構内とかでやってたりして・・」
「まぁそれもいいんですけどね(^^;。」

「あ、ライヴといえば、サンプラザきてくださった方は・・・?」ほとんどの人の手があがる。「どうでした?(なにやら前の方で回答があったらしく)ありがとうございます。」
「夜行バスにぎりぎり乗りましたぁとかあったようで、今後はこのようなことがないように。3月のツアーもあそこまではやれませんが、よろしくお願いします。」

そしてアルバムの話へと・・・
アルバム・・・いいんです(笑)。今回はいっぱいつくってくれたよね、本田は。」と本田さんにふる。
うなずきながら「半分ぐらい。」と海月さん。

ACE:「不思議なんだけど、本田の曲なのに、詞書いてると俺の曲になってくるんです。自分の曲とか本田の曲とか区別がなくなるというか。」
海月:「俺もそうですよ。 誰のっていうんじゃなくてface to aceの曲」おぉ。素晴らしい。
ACE:「いいことだよね。」
海月:「うん・・・って誉めあってどうする(笑)。
ACE:「ここで誉めないと、誰も誉めてくれないから(笑)。・・・この1年どうでした?簡単に振り返ってください(笑)。
海月:「走りつづけましたねぇ。
ACE:「こんなにリリースしていただけるなんて、思わなかったよね。」神妙にうなずく海月さん。
ACE:「1年で4枚(シングル?)出てるんだよ?・・・ちょっと多すぎますよね(笑)。

「トークばかりが彷徨っている(^^;。なんかラジオやってるみたいで。」とACEさん。数日前まで2本あることもしらなかったらしく、昨日も何話そうか、「本田にふることとか考えようかと思ったんだけど。やめた」と。海月:「急にふられてもボクかえせませんよ(笑)。

ひとりで始めたけど、最近海月さんが一緒なことについて、「今後は…大丈夫なんでしょうか、よろしければお願いします。」「わたくしでよければ。」笑
ACE:「トークとか勉強しないでいいですからね(笑)ある日突然しゃべりはじめちゃったりして。」
海月:「しきりはじめちゃったりして(笑)」
ACE:「はは・・・、急に関西弁になったりとか、関西弁ってキャラ立ちますからねぇ。」

会場を見渡しながら「今は(ライティングの関係で)、みなさんの表情が手にとるように読み取れていいですね。
まぁそれはそれで、がんばらなきゃぁって、どんどん心が空回りするんですけど(^^;」と胸の前で手をまわすジェスチャーをするACEさん。

ACE:「ライヴだとほとんど、みなさんは見えませんから、ステージから薄らぼんやりとしか(笑)」
海月:「そうライトがまぶしくて」

そこで何かを思い出したらしいACEさん。

ACE:「わたくし以前、あるバンドをやっていたのですが」爆笑。「そこはこんな風にやるバンドでして」とヘドバンをするACEさん。場内爆笑。
「それで、ステージで前の方いくと、客席の前でもこんなこと(再びヘドバン・笑)やってる方々がいて、・・・定期的に目があうんですねぇ。これが。」大爆笑。
「気まずいですよねぇ、かといって、急にやめられないですしねぇ。」・・・と本格的に思い出したのか、しばしご自身も肩をふるわす(笑)。

「こんなトークばかりですみません。さて、場も盛り上がってきたところで(笑)、ライヴの方に・・・。・・・やっぱり緊張するなぁ。」ギターをかかえ”ポロロン”と爪弾く「あ、出た」かわゆい。

「それでは、”CLOUDY DAY”」

■CLOUDY DAY

お、シンセのきっかけから入るイントロ。フレーズのリピートやめたのですね、ギターから始まる原曲に近いヴァージョンに変身、
途中ハーモニクスが入ったり。またおにうなアレンジのようでした。短期間でいろいろ考えてらっしゃいますねぇ。
少し眉間にしわをよせながら、歌い始めるACEさん。さすがに楽器屋さんのホール、きれいに響く。ACEさんの声もこれまでのライヴで一番好きな響きかも。
パーカッシブルにアレンジされたはっきりしたリズムにギターのカッティングがのる。ディレイ系のキラキラしたシンセもきれいでため息でます。
サビ、うわっ海月さんがハモってる。お2人間の距離がこんな近くで、揃って歌われる姿は初めてみたので、絵的にもなんか感動。ほんわかしていいのです。
ギターソロ・・・がむばってくださひ〜。最後も原曲っぽいエンディング。ポロロンとアルペジオ・・・。拍手。

パワーブックをいじる海月さんを背に再び口をひらくACEさん。「CLOUDY DAYは思い出深い曲なんですよ・・・。
「3月のツアー中に、そろそろ次の曲をって話しになって、でも私ツアー中って作曲モードに入らないんですよ。よくツアー中にできたって話聞きますけど、そーゆー人えらいなぁって。本田はどう?」
「チャンネル多くないですから、ボクは切り替えますね。ツアーはツアー、曲をつくるときは、つくるときって。」と海月さん。
「そう、我々もともとその2チャンネルぐらいしかないですからね。(笑)」とACEさん。

「で、最後の広島終わって帰ってきてすぐ、ツアーで得た気持ちもさめやらないころ作りまして。だからこの辺にずっとCLOUDY DAYがあるんですよね。」と左胸のあたりを押さえる。

ACE:「29日サンプラザはどうでしたか?」
海月:「いや、まだまだですね。音も、ピアニカ聴こえないし(^^;、あんなに弱い楽器だったとは、オマエそんなに弱かったの?っと(笑)。
ACE:「ピアニカを大きく聴かせようというのもすごいですね。本田的には、あの(ピアニカの)蛇腹はつけないの?」
海月:「いや、つけた方が弾きやすいんですけどね。途中でとれるんですよ。ぴゅ〜んて(笑)。かっこわるい。」
ACE:「よだれなんかたれちゃって・・・子供のときのハーモニカとか。パンパンとかつばとって^^;そうそう ジャップスギャップスというバンドにいたとき、岡野君ってホーンセクションのリーダー(っていったかな?)のトロンボーンがいたんだけど(うちにあるアルバムにも確かに…)。トロンボーンって管のとこ抜いて、そしたらタラ〜って、俺オイルかと思ったんだけど。」・・・あぁこれ以上は文章ではお伝えできません(笑)。
ACE:「トロンボーンとか、ピアニカとか吹くときは気をつけましょう・・・(笑)。
海月:「何を・・・?」

「では、もう一曲、海月がいい曲を書いてくれまして、これは随分早い時期にできてまして、選曲会議でいいなぁと思って・・・。そうだ一番先にできたんだよ。」と海月さんに。
首をかしげながらも「あぁ、シングル会議に・・・。勇気ありますよね(^^;。」と海月さん。
「それから、ず〜っとキープしといて、どの曲からっていわれたとき、これっというぐらい。」・・・てACEさんおっしゃってたと思う(^^;記憶が・・・。
ACE:「栞〜しおり、セカンドアルバムでは、ちょっと目玉ですよね。
海月:「ちょっと、雰囲気の違った。」っておっしゃったと思う(記憶が…)。

ACE:「ちじみっぱなしのニッポン人に・・・」中野サンプラザの笑撃再び。笑。
海月:「あはは、その話すごい好きなんですよ。この曲のフリとして(笑)。お願いします。」
ACE:「我々”元気だしてよぉぉぉぉっ”ってキャラじゃないでしょ?そーゆーときにface to aceなりの表現をしたのが、この曲なんです。栞〜しおり

■栞〜しおり

立ちあがって、マイクスタンドに手をおきながらイントロに耳を澄ませる(ように思えた。)…、こういうさり気なくハンドマイクを手にした姿も様になりますね(なられましたね^^;)。
海月さんの跳ねるような、口笛を吹きたくなるようなイントロの音はどんどん印象的になってきます。曲中のメインは、空気を包み込むような柔らかいエレピの音、ローズ系?
バックがシンプルだから、余計歌と歌詞がはっきり聴こえてきます。ACEさんの高音の伸びのきれいさには、僭越ながらもう安心安心(^^)。
「〜♪栞をはさんで、続きはまた〜あした〜、続きはまた〜あした〜。」・・・拍手。ほんわかいい曲です。。。

「はいっ、では”続きはまた”ということで、この後握手会の方にはいらせていただきますっ!」と沈黙をやぶって、絶妙なタイミングでアサイさん登場(笑)。

ACE「うまいっ(爆)。アサイさん、上手いっ」と大受け(笑)。その後、オフマイクでも「どおしよう(^^;」とぶつぶついわれながら、いったん去られました。(笑)


この後ステージにテーブルが用意され握手会へ。再び大きく手を振って現れる、海月さんACEさん。前の方から順番に列ができる・・・。
握手会はもう、私も場慣れしてきましたので、特にことばも考えず。あ、大まかには考えましたが、これまでのように棒暗記を口の中でくりかえすようなことはせず(笑)。
挙句まともに伝えられたことがないというようなこともなく、さらっと握手をさせていだたき、無事、新譜の申し込み場へと流れました。
やればできるぢゃん自分。へへへぇんと申し込みのペンを持つ・・・、#%$&…て、手が震えて書けないぃぃぃぃぃっ(涙)やっぱりダメなんぢゃん自分
そういえば、またなんてお返事いただいたのか、よく憶えていないぃいぃぃぃぃっ。進歩ないぞ自分。とほほ。ACE兄さん、自分やっぱりメール人間のようです。ダメでしかぁ?


・・・などと、複雑な乙女の悩みはつきないものの(笑)、引き込まれるトークと、ほっとするライヴの楽しいひと時でした。しっかし、考えてみたら、RXは3人+司会者いらしたのに、face to aceは2人トーク(ほぼ兄さん)だったわ。すごっ

※トークライヴはさすがに言葉が多くてメモれません(^^;。表現はこんな感じだったかな・・・でお読みくださいませ。


(2002年12月6日)