お気に入りの音たち  Home

yanz LIVE at KICK BACK CAFE  2005年11月12日 仙川 KICK BACK CAFE


いつも伺う楽屋(らくや)ライブは、パーカッションにあわせて、アコースティックに近い空間なんですが、今回はドラムをバックにバンド形式だという。
ライブが立て込んでる時期的にかなり迷ったんですが、去年、西やんの20周年ライブでトリオバンドで数曲聴いててよかったので、やっぱりバンドのYanzさんがフルで聴きたいと思い、いくことにしました。
今日はお酒なしのお洒落なカフェ、天井も高くステキなお店です。アルコールなしについても、ほとんど飲まない私はさほど問題ではなかったのですが、
トイレが男女あわせてひとつしかなく(いきなりこんな話すんません;)、いつみても長い列、それを考えるとつい美味し気な甘いカフェ類にも手をだせず、それだけが心残りです(笑)。

整理券順に入場して、お客さんは、どのくらいだろう、最終的に80人以上はいたのでしょうか・・・。お友達のお陰で、最近のヤンズさんライブの中では、割と前のほうでみられました。

ただ、ステージの機材まではよくわからずでし・・・。左から、藤野さんのギター、ストラトキャスターと、アンプは隠れてみえなかったけど、あの網模様(?笑)はVOXですかね;。
奥に西川さんのドラムセット。中央手前にマイク、アトリエZの5弦ベース。ギブソンのエレアコ(Chet Atkins??)ですかね。星型のインレイついてました。
そして、その横に、チェロの平松さん用らしい椅子やマイク。奥のドラムセットの横にくらげさんが弾くらしいキーボード。機種とか全然見えませんでした。
何度か近くで確かめようと思いつつ、結局忘れて帰ってきてしまった;。ご存知の方教えてくださいませ・・・。
そんなこんなではじまりはじまり・・・。


第一部 19:30〜

押したんですかね、時間見なかったですが、メンバーがステージ脇の引き戸をあけて登場。YANZさんと、西川さんと、藤野さん、くらげさん、平松さん、それぞれの位置につく。

「こんばんわ〜、全員集合してますか?」みたいなことをいいながら、1曲めは、「8時だよ!全員集合〜。」というと始まる仕組みになってるとかなんとか(笑)。
ということで、再びYanzさんの掛け声にあわせ、一斉に「全員集合〜」コール。
海月さんのちょっとエスニックなフレーズからはいる「Arrival」前向きで元気をもらえるような曲。キーボードソロも、チェロのソロも最初っから満載です。

「楽しい〜。バンドでやるの、俺何年ぶりだろ西やん。・・・とにかく楽しくて、リハーサルの一発目なんて、温泉つかってるような感じ?おぉ・・・っつて」とため息混じりに気持ちよさそうな声をあげるYanzさん。
混戦」・・・これもシンセのリフみたいなのがよかったです。ギターソロが泣く。。。伸びやかに歌うヤンズさん。でも声が少し緊張されてるでしょうか・・・;

メンバー紹介。レギュラーメンバーのドラムの西川さんに、ギターの藤野さん。
そして、空夜のレコーディングで、「こないだまで廃人のような顔してたけど、今日はつるっつるですね。」「でしょ。」とご機嫌そうな海月さん。終始穏やかな表情でした。
「チェ・ジウ」と紹介されたチェロの平松さんは、違う違うと否定しながらも、2,3回ひとにいわれたことがあるそうです(笑)。

初めてCD自分で作ってみたというYanzさん、ペッタンペッタンと100枚自作でサイン入りだそうです。たいへ〜ん。
酔いたい人は「ノンアルコールビール、0.5%を10杯飲んでいただいて、そしたら5%になりますからぁ。」???
海月さんに「計算おかしいし;、何杯飲んでも、0.5%は0.5%だから;。」みたくつっこまれてました(笑)。

その新曲「乾いた部屋」切なく、女心にぐっとくる感じ。。。ここで、一度、海月さんは退散だったかな・・・。(嘘かも;)
同じベッドじゃ眠れない」全員が一丸となってってかっこよい。ボヨヨ〜ンって感じのトレモロギター?藤野さんッぽい。

チェ・ジウ(笑)にこやかに退散。んが、戸が開かない模様・・・、んで、あける方向が違った模様。。。ゆい姉おもろいです(笑)。

スラップベースが鳴り響き、トリオで「街はとてもルーズ」 歌いながらの弾き姿がかっこよい。ここもまた、藤野っちっぽいギターあり。ベースソロかっこよい。
西やんとのコーラスの掛け合いもYanzライブならでわっ。

最近買ったという、「ふじのっちのギターめちゃめちゃ音がよくて、借りてあっというまに何時間も弾いちゃった。」とか、
そして、「交換して弾こうよぉっていったら、メチャメチャ嫌がったんだけど。」な藤野さんを説得したらしく、楽器チェンジで演奏。ギタリストYanz。
夜のルール」・・・「エレキギターデビュー、年寄りの冷や水」なんて言ってたYanzさんですが、ギターソロまであって、玉のような汗が首筋に光って、男っぽさムンムン(?笑)の歌に演奏でした。ドラムも飛ばして、勢いありありでした。

こんどは、エレアコにもちかえて、「Merry-go-round Ctiy」、西やんは立ち上がって、両手に鳴り物、ちっちゃなリズム楽器に合わせた演奏を1曲。
これも歌い上げます。声の伸びもパワーアップ。


第二部 21:30〜??ぐらい?


後半、再び、Yanzさん、西川さん、藤野さんがまず登場。
「今日は雨心配してたんですけど、晴れたね〜。おほほほほほって感じでした。」(笑)
前回、会場のみんなでコーラスをした「裸足の太陽」を再び、Yanz先生の指南のもと、みんなで大合唱。お店に響き渡ります。

「お父さ〜ん」の掛け声とともに、ふすま(違)の向こうの海月さんが再び呼び込まれる(笑)、っと一瞬顔を出して、「あ、忘れ物・・・。」なにかと思ったら、ペットボトルのお水でした。
「あ、水あった。」キーボードの隣にももう一本見つけた様子。

Milky Blue」爽やかに歌い上げる。「Me and My Moon」・・・つま恋で西やんと演奏した曲ですね。バンドだとまた違った感じで、大人っぽい色気が。

ここで、西川さんが11/19に出すというシングル「TNT21」をこのメンバーでお披露目。ギタリストの田中一郎さんが西やんのために作ってくださったということで、曲を聴いたヤンズさんが「あ、これやろう」って(笑)。
「じゃ、悪い曲いきますか・・・。聖飢魔IIより邪悪です。」笑いをとるYanzさん。
ユニゾンリフでガンガンくるハードな曲。悪です(笑)。リフと交互にくる西やんのドラムが、曲を引っ張っていく感じで熱かったです。
一郎さんのギターでも聴いてみたいと思う曲でした。

お母さんを呼んで(違)、再びチェロがセットされる。
Englishman in New York」 おお、来ました、待ってました(嬉)。以前、キーボードとチェロ、それぞれのバージョンは聴いたんですが、
ソロとか、両方あわせて、どんな風になるんだろうと思ったら、ちょっとファンキーなピアノの音にバックに、チェロが乗ったソロでした。
途中の打ち込みのリズムを重ねるのやや苦心?;。でも、前回どうやったんだろうのナゾはちょっと解けたかも。何より、この曲はyanzさんにぴったりです。いつ聴いても心地よい。。。

ギターにドリーミーなシンセがやさしく響く、「All or Nothing なんて流行らない」、ワンフレーズ、平松さんも歌います。

いよいよラスト曲、改めてメンバーを紹介したあと、「本田さんだけは残ってもらって、・・・たまには、この曲をピアノだけでしっとり歌ってみたくなって。」というようなことを。

ステージには二人きり、「Another Face」・・・しっとりとしたバラード。海月さんの弾くエレピの音が優しく会場に響きます。この曲は・・・、
もう2年以上前ですか、アップライトの生ピアノで、ベロベロに酔った海月さんで聴いたことあるんですが(^^;、やっぱり、海月さんはエレピ!よい。(酔っ払い云々ぢゃなくてですよ・笑)
楽器をもたず、マイクの前で文字通り歌い上げる・・・Yanzさんでした。こんなこと言ってよいのか;、「Another Face」はアルバムより、このピアノとのバージョンのほうが好きかも。


・・・当然の如くアンコールがかかりましたが、音の出せる、22時を過ぎていて、今日はここまでというお詫びがYanzさんからありました。
お疲れ様でした。


念願のバンド形式、Yanzさんも楽しみにしてらしたようですが、もちろん私も。やっぱり、もっとバンドでやっていただきたい。

しいて言えば、バンドになるとどうしてもチェロが聴こえなくて、それは残念です。トクにキーボードと一緒だからかな。。。大きな音も出せるステージで、時にはこじんまりとチェロ入れてみたいなのいかがでしょ。(わがままだし;)


(2005年11月14日)