SOFT VALLET 03 「大団宴」最終日 〜 2003年12月17日 渋谷公会堂
仕事の同僚に誘われて、SOFT VALLETのツアー最終日、そしてまた本日をもって活動停止という意味ある日にこんな新参者がいってよいのだろうか・・・。
と思いながらいってきましたぁ。
〜ちょっと前置き〜
ソフバは・・・、デビューの頃かな、80年代後半、ソニーのアーティストのPVを流す番組をやってまして、そこで存在をしりました。
正直なところ、奇抜なビジュアルと(いや今思うとそれは約1名だったのか・・・、てか聖飢魔IIファンにいわれたくないと思うし・・・;。)低音ボーカルがあまり好きではないということもあって、そのときは通りすぎ(^^;。
んが、ここ2年ぐらい、80年代のJ-POPの中古CDを聴きまくってた時期がありまして、そこで、「あ、サウンド嫌いじゃないかも・・。」と思い始めました。
そして究めつけは、閣下のアルバムとライブに参加されたキーボードの森岡賢さんの音、特にあのときのライブの音はその年聴いたキーボーディストの中で一番好きな音だったんです。
それもあって、声をかけられたときに二つ返事でいくことに。直前に聞いた最新アルバムも気にいったので楽しみにライブ会場に向かいました。
席についたのは、18:30の開演時間をちょっと過ぎてたんですが、少々押したようで無事頭から参加。
本日は2階の角の一番前という席。前にせり出してるため、すっごく見やすいかも。ラッキーです。
ステージの上には、向かって左から、一段高くなった台上にキーボードが2台、・・・はぁっ?、んで1台はスプリング状のキーボードスタンドに固定され、ユラユラしてます(;有名らしいですが、私にはキョーレツでした^^;)。
真中奥にドラムセット、テクノなバンドのイメージだったのでテクノなセットなのかと思ってたら、普通のシンプルなドラムセットで、へぇ〜と思いました。
右手は、やはり一段高くなったところにギタリストさんセット。
後ろの壁に、あれは何かを意味してるんでしょうか・・・、丸いドーム上の骨組みみたいなものが張り付いて電飾になってます。
ノイジーなシーケンス音、ノイジーなギターの音、会場いっぱいに流れる。
下手から現れるメンバー、まずヘッドセットをした森岡賢ちゃんが、何かおっしゃって会場をおあったんだったかな。
賢ちゃんは、白髪?(銀髪?)におヘソの出るぴたっとした白いTシャツ、下は赤いパンツ、なぜか手にはド派手に光るステッキ。クネクネと同じように動くスプリング上のキーボードとのコントラストもおかしい。
ボーカルの遠藤遼一さんは、引き締まった体にシャツをはおり、下は黒のお尻がみえそうな(照)股上の浅いパンツ、かっこええ。。。(←いえ、衣装がぢゃありません。)
ギターを手にした藤井麻輝さんはちょっと遠かったので…、なんか軍服のようなお召し物でした??(ウソかも。)
■ASCENT-die a peaceful death
ポップな一曲から始まる、キャッチーなメロ、Vo.の遠藤さんの低音がきれいに伸びて気持ちよい。端からオールスタンディング状態!
■Your Web
ゆったりとしたバックに乗って、ラップ風のメロが。微動だにしない、ギターのマキさんがマネキンのよう・・・。このキャラすごいかも。
■HUNTING Hi-Times
ポップなんだけど、アルバムより重い感じのスネアがライプっぽくって好きでした。杖をふりふりのモリケンさん・・・。
■BABEL
シタールみたいな音のイントロ、中近東風なリズムにのって、会場を駆け上がるいくつものライトの白い線、その先の水玉模様がきれい。
■MERCHENDVER
またポップに、8ビートだったかな、木琴風のバッキングが軽快。
「カモンベイビー」「Yeah〜!」森岡さんを中心に結構煽ってきます。それに手をあげて応える客席。「昨日は欲求不満のまま終わってしまったので・・・」というような遠藤さんのMC。
■LOVE JUNK
ホンキートンクなピアノのファンキーな曲、ブラスもかっこよく、キュルキュルした音がソフバっぽい?
■OUT(かな・・・)
歪んだギターのリフではいる。パーカッシブルなリズムに喋るようにつぶやくようにのボーカルが印象的。単音シンセのリフも耳に残るフレーズ。
■Heleban Shahar
トリッキーなリズムにラップ風メロ。おぉ、ギターがカッティングしてる〜みたいな(^^;。ほとんど動かないマキさんの出番あり。このシンセリフも印象的。
■Bright My Way
16なダンサブルナンバー。ブラスフレーズがかっこよいです。見下ろす1階フロアもダンシング、ダンシング(笑)。ノイズ・・・。
■Incoherent And Confused
なんだろ、暗黒的なイメージ?タンタンと刻んでいくトリッキーなドラムに歪んだギター、伸びやかな遠藤さんのボーカルリフが乗る。
■Realize
80年代風のシーケンスフレーズにのって、またまたダンサブルな一曲。ステージの賢ちゃんから放たれた大きな風船が、客席の頭の上でもてあそばれる。2階から見てると遊び心満載で楽しいんだけど、少々邪魔なのかすぐステージに返される(笑)、2度ほどキャッチボールが続いたあと、そうそうにステージ裏に消える(^^;。
■JIM DOG(かな??)
藤井さんのグリーンのアクリルのギター?が暗闇に浮かんできれい・・・。宇宙ちっくなシンセの音が空間を舞う。ちょっとゆらゆらダンス系?
ミディアムなものアップテンポなもの。。。と上手く織り交ぜられ、ライブ構成がとっても気持ちいいです。
■Smashing The Sun(かな?)
そしてまたアップテンポなダンス系。こ〜ゆ〜リズムだと、なんか16のカッティングなんてのも期待してしまうんですが、頭「ジャ〜ン」なところがあくまでも藤井さんです(^^;。
メンバー紹介兼ねたシンプルなMC。「先生ど〜ぞ。」の森岡さんのふりにもニコリともせず、あくまでクールな藤井さん。「かっこいいよねぇ。」の遠藤さんのひとことに、「かっこい〜。」の歓声。
「かっこいい、かっこいい」と横でのた打ち回るうちの同僚(笑)。(←ほっときましょぉ)
サポートドラマーは平井さん。かっこよいドラム叩かれます。。。「愛してくださ〜い」と叫ぶ森岡さん(^^;。
■PEACEFUL DAY
リバースノイズなエフェクトで入る、やわらかいナンバー。癒し系。原曲はアコギ?今日はエレピみたいな音に、やさしいメロディが、はかなく響く。
■土縋り
重いドラムから、うってかわって軽くタイトな展開に・・・、柔らかなエレピとノイズと低音Vo.がお洒落にミックスされてる感じがよい。再び重くエンディング。
シンセの音が続く中、バックステージに戻るメンバー。
〜アンコール
「We love Music〜」って現れたのだったか森岡さん、煽られるのですが、そのフレーズにはどのように反応したらよいのか、なんてのも(^^;。
でも、ほんとに全身で楽しんでらっしゃるのが伝わってきます。何より、何曲目だったか、自ら乗っかったシンセが斜めになったままというのも、それを物語ってる。
アンコールからは立ってのってしまったのであまり記憶が・・・。
4、5曲やったかと思います。最後は雪が静かに降り積もり・・・・。
そして、「本日の公演は全て終了しました・・・」アナウンスにも鳴り止まない拍手に、再びステージ現れるメンバー。「今日はもうやれないんですが」という几帳面な遠藤さんの挨拶。何度も頭を下げるメンバー。
笑顔で手を振って、ちょっとメンバー同士ふざけながら(?)ステージを後にされる。
♪雑感♪
90年代・・・ふらっと普段着のままやる音楽やステージが増えてきた時代だったと思います。
80年代後半にデビューして、90年代中盤に解散したとか、まだバブリーな華やかさをもってた時代。最後の大御所?なんてことを思いながら、ステージ楽しませていただきました。
そうそう前日もいったというひとまわり違う同僚の「昨日、テレビでしかみたことなかった<羽根の扇子>ふってた人が会場にいたんですぅ(驚)。」が時代の流れを物語ってますかね(笑)。
お疲れ様でした〜。
(2003年12月20日)