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YANZ&西川貴博ライブ  〜 2003年6月7日 中目黒 楽屋(らくや)


↑かようなライブにいってまいりました。まず、簡単にここに至った経緯など。

YANZ(山本秀史)氏は、ベーシストとしてface to aceのツアーサポートを初めからずっとされていて、そのかっこよさに落ちてしまったftaファンも多数(笑)。
そんな仲間のひとりから、YANZ氏のソロの時代の曲を10曲ほど聴かせていただいて、これは聞きしに勝るヴォーカル力の高さ、音楽センスのよさ、などと僭越ながら思い、
実際の音を聴ける日を虎視眈々と狙っていました。

そして、西川貴博氏は、3月のftaツアーにドラムとして参加されたとき、ドラミングから小物づかい(すみません、打楽器弱くて^^;)まで、パワフルだったり、繊細だったり、
曲にあわせて上手く使い分けられる方
だなぁ、という印象を持ちました。

そんな時、ftaライブで本日のライブのインフォメーションを聞き、YANZさんがギター弾きながら歌うんだ、ftaでもいろいろ使われてた西川さんのパーカッションっというのも面白いかもぉ、
と思い、しかし30人ぐらいしか入れないとのことで、どうかなと思ってたら、無事仲間にとっていただきまして(ありがとぉ)伺うことができました。

それでは、レポートもどき&感想なんぞ・・・。


18時開場、17:30過ぎに商店街をお店に向かって歩いていると、電気屋さんから西川さんがでていらっしゃる。おぉっと思いながら後からついていく(^^;。
入られた先は、商店街に面した、ここでライブをやるの?というような、防音もなさげな(そんなことはないんでしょうけど)、見た目ガラスばりの軽食でもいただけるような雰囲気の1階のお店。奥にカウンターが見えて、手前にテーブルやイスが見える。店内も暗かったため、そのときはステージの位置まで確認できませんでした。

先にきていた友人たちと合流、店内にみえるのは「海月さんでは?」の話に驚きながら、タバコを買いに?外に出たところで確信。おぉ、ゲストだろうか。お客さんだろうか。


ほぼ定刻に開場だったかと、そして開演までの1時間半、ひたすら飲む食べる(笑)。出来上がる(ヲイ)。

ステージは縦長のお店のほぼ真中あたりの壁沿いに設置されていました。といってもフラットなフロアで、一番前の方なら演奏者に手が届くぐらいの接近戦?が繰り広げられるかも。の雰囲気。壁がわににアップライトピアノ、その右横にミキサー、ピアノの前に、あれはなんという打楽器なんでしょう。コンガ?フロアに置かれた縦長のタイコです。そして、ちっちゃなシンバルとタンバリンがセットされたスタンド。とイス。その横にマイクとイス、で、このときは気づきませんでしたが、その横にTAKAMINEのエレアコと(ボディが小ぶりの気がしたんですが気のせい?)、ベースがあったのかも。

■第一部

19時半、時間どおりにあらわれたお2人、YANZさんは、AC/DCのTシャツ、西川さんは・・・ハテ?(スイマセン、頭にバンダナは巻かれてました。)
本日曲ごとにメモをとっておりませんで、何より酔っぱらっていましたので(爆)記憶力も乏しく、全体の雰囲気だけお伝えします。

初めは割とやさしい曲調で、YANZさんの伸びやかで、そしてハガネのようにしなやかな歌声が、女の子のハートを掴みます(笑)。西川さんのコーラスもよいわぁ。
ジャブジャブ飲んでますか?どんどん行きましょう。」と中盤はパーカッシブルでダイナミックな演奏、歌。メリハリの効いたクールなボーカルと、表情のあるパーカッションが気持ちよく、ひきつけられます。

よくわからないなりに次々でてくる西川さんの鳴り物(?)にも釘付け。1曲めはハケみたいなヤツでコンガをなで?てたかな、あとは小さなマラカスとか、膝に挟む・・・ボンゴでしたっけ?激しい曲では勢いあってカッコよかったです。シンバルは指でたたくのか〜とか。
その中でも一際気になったのが、初めスピーカー?って思ったぐらいの足元にあった箱、どうもそれも電気打楽器らしく、足にはさみ、上だの真中だの叩く場所?によって音が違う。なんて楽器なんだろ・・・と目をこらしてみるも、下の方に「PLAY W??D」とロゴらしきものが、これが名前??
(結局家に帰って、闇雲に検索してみたところ(笑)、「PLAY WOOD」社の「カホン」という楽器なのでは・・・と。違ってたらご指摘ください〜。)
なんか見たこともない楽器に好奇心ぎらぎらしちゃいました(^^;。

5曲めは久し振りな曲で「ちょっと間違えちゃって、自分的にくやしいので、得意なやつ行きます(^^;。」と、ラストの曲へ・・・。


1、All or Nothingなんて流行らない
2、Merry-go-round City
3、夜のルール
4、同じベッドじゃ眠れない
5、Milky Blue
6、Me & My Moon

(※曲名ご協力ゆきりん、ありがと)

■第二部

時間を少し押して、現れたYANZさん、手にはなにやらPCを・・・。ぶっこ?と思いきや、シルバーチタンではないだろと周りののご意見(笑)。
ご自身のMacでしょうか、ピアノの上に置いて立ち上げられる。壁紙が壮大な景色だったかと・・・しかし片隅に「」?しかもシルエット?、なぜ?ど〜でもええことに疑問符さんざんとぶ(笑)。
その後、ソフトを立ち上げ(プロ・トュールスだったかと。遠目なので自信ないですけど。)、セッティング完了。
二部、いきなり手にしたのはベース、おぉベースの弾き語り、指弾きでスラッピーでかっこいいです。続いて、再びギターに持ち替えて一曲

ここで、「今、西やんとface to aceというユニットのバックをやっているんですが。」という話に、「あ、そのライブのインフォメーションで知っていらっしゃった方〜。」2/3ぐらい?こっちが驚くほど相当な人数の手が挙がる。
「おぉ、言ってよかったぁ。」みたく繰り返し、お喜びでした(笑)。
”早春”という曲の歌詞にハマって、自分でおなじような体験してまして、だから、えっと”卒業写真にも写らず、船に乗る君の笑顔、忘れないよ”ダーっ(T-T)って」(笑)。なんでも、小学校のとき好きな女の子がいて、「変態ぢゃないですけど」その子のどこが好きかというのをノートに書いたら、そのノートを落として、その子のお母さんに読まれて笑われたと(笑)。
それで、「オレの場合は、始業式(?)なんですが、その子が東京に引越すことになって、式にでずに、山からず〜っと新幹線の線路が見渡せるところにいって、そこは東京行きの電車がトンネルに消えていくんでいくんですね。」おぉぉぉ、泣けますね。
それを思い出して、「”忘れないよ”ダーっ(TT)」だそうです。美しい話ですねぇ。
ftaのリハの時とかにも、ACEさんに「ヒデちゃん、歌ってみる?」とかいわれてるらしいです。

そして、「一番楽しいときがやってきます(だっけか?)。今日は素晴らしいゲストが来てくれました。本田海月さ〜ん。
歓声を浴び、ヒョコヒョコと頭を下げながら、ひょうひょうと現れる海月さん。縁のある黒(だったかなぁ)の帽子を深々とかぶり、白いTシャツのイデタチ。
えっと、何かしゃべられてましたね。(ヲイ^^;)ちょっとケータイいじってたもんで、しゃべったこと失念しております。すみません。
たぶん「7月24日にアルバムがでます。・・・タイトルは・・・ちょっと忘れましたぁ。」会場のみんなが教えてくれる(^^;。「そうです。よろしくで〜す。」みたいなことおっしゃってたんではないかと。

YANZさんのセットをよっこらとまたぎながら、YANZさんに「(早春)歌ってもいいですか?」と聞かれ、「どぉぞぉ」とお気楽モードでお返事の海月さん。客席に背を向けて、壁のアップライトピアノに向かいます。イントロが始まり、YANZさんが歌う、淡い気持ちをYANZさんの世界観で歌い上げる。改めて「早春」のメロディと歌詞の美しさを感じました。

生ピアノを弾く海月さんというのは、ワタクシ初めて見たのですが、ワタクシがこんなこというのはおこがましくぶっとばされそうなんですが、普段のライブでもピアノタッチのものは弾かれていないと思いますし、「早春」もしかり・・・。それが、粒の揃ったタッチで、表情もあり、たぶん、通常のライブやインストアライブで弾いてないんじゃないかと思うアレンジの(アタシ酔っぱらってたんでかなり怪しいですけど・笑)あんな風に左手フレーズが動くピアノソロ。うきゃ〜(謎)で感激でした。

「よかったぁ。」だったか、歌い終えて嬉しげなYANZさん。「満足?」と笑う海月さん、「超マンゾク(笑)。」とYANZさん。

YANZさんのマイクを奪った海月さんは、「皆さん、飲んでますねぇ。」は〜い。「お互いさまで〜っす。」と。(爆笑)
そのまま何事もなかったように、またひょこひょこと楽屋に戻っていかれました。

「5時にはいってから、ずっと飲んでますからねぇ(^^;」とYANZさん。そのコロ9時半頃でしたか、ははは・・・それであのリズムキープ力、さすがです^^;。

その後にピック弾きベースとボンゴメインの曲だったかが続き、あ、どこだったか、浅香唯さんを奥様に持つ西川さんは、ケータイ待ち受けを結婚記念のウェディングドレスとタキシードの写真にしてるとかで、ケータイを奪い取ったYANZさんは、そのまま会場にまわし(笑)、「発信しないでくださいよ。」と心配げな西やんでした(笑)。ラブラブですねぇ。なんてほのぼのとした癒しの場面も。
そして続いて、広島時代DOVE前から一緒にやっていてよく東京でばったり会うという「タカダヤス」さん?という方がコーラスでゲストに。再びギターに持ち替え、ハーモニーがきれいな、でも元気な曲(だったよね^^;)でした。

「最後の曲になります。」え〜っ?「えぇっ?、結構やったでしょぉ?」とYANZさん。まだ10時前〜とかいわれてました(^^;。東京っぽいっという最後の曲は、PCをつかって、「ちょっと出していいですか?」で音をチェックした後、本番、打ち込みのリズムからはいって(だったかと)、徐々に華やかに。あ、イントロの途中でYANZさんの口が「リバーブ」と動き(笑)、マスターが壁についたミキサー?をいじってリバーブかけてました。
ギターをほとんど弾かず、歌に集中されてたこともあるんでしょうが、しっとりとほんとに素晴らしい歌声でした。

休憩をはさんで、一部、二部、2時間弱ぐらいのステージだったでしょうか、ほんと素敵でした。う〜んと欲をいえば、さらにお2人のリズムが合えばもっと気持ちよかったかなぁと思ったものが。えぇ、欲張りです。スミマセン(^^;。
また、ぜひ行かせていただきます。ありがとうございました。お疲れ様でした。


1、街はとてもルーズ
2、??
3、早春
4、らくだ ?
5、Brain Washing
6、Another Face

(2003年6月8日)