菅野 博行 菅原 杉浦 隆夫  杉浦 美江 杉山 哲童 須崎

 ● 菅野 博行 すがの ひろゆき(はくぎょう)
現所在地
明慧寺 内律殿に起居
  職   歴
久遠寺医院の小児科 薬品の管理責任者 前の典座
家   族
久遠寺嘉親の先輩の同輩
病   歴
小さい女子に手を出す癖性的倒錯者 乱暴狼藉を働き土牢に閉じこめられる 麻薬中毒  土牢内にて撲殺により死去(70歳)
容貌風貌
髪の髭も伸び放題で手足は折れそうな程にやせ細っている 死んだ魚のような腐った目  弾力性を失いかけた土肌には細かいひび割れのような皺が縦横無尽に走っている
備   考
前触れもなくS15(1940)に失踪(久遠寺涼子談:備品室の鍵を持ったまま失踪、空襲により死亡)  S16(1941)に明慧寺に入山 泰全につき三,四年で典座についた 鈴を強姦する  大悟した
出典作品
姑獲鳥の夏 S27.7(1952) 鉄鼠の檻 S28(1953)2.上旬(9days)
 ● 菅原 すがわら
職   歴
所轄の刑事
容貌風貌
ごつく厳めしい頬骨が出た顔(田舎臭い顔) 獅子頭のような顔
渾   名
菅さん
趣   味
自白
出典作品
鉄鼠の檻 S28(1953)2.上旬(9days)
 ● 杉浦 隆夫 すぎうら たかお
現所在地
小金井町→聖ベルナール女学院
職   歴
小学校の教員→酒井印刷所(柴田耀弘・武蔵野連続殺人事件の報告書を印刷させたところ 経営者は織作是亮の同窓) →浅草高級秘密倶楽部の雑務→聖ベルナール女学院の厨房棟臨時雇用職員(S27.9から)
家   族
両親:死亡 姉:二人(栃木に嫁ぐ) 妻:美江
病   歴
S26.6.神経衰弱になる 対人恐怖症(子供との言葉が通じなかったのが原因)
容貌風貌
35歳 冴えない顔の男 凡庸な顔立ち
趣   味
被虐嗜好者(本当は女装趣味)
備   考
子供を怪我させたことから神経に病を来たし休職 川野弓栄の元情夫 女学生に命を助けて貰った過去から 少女を崇拝する(柚木 加菜子) 学校に事件により唯一己の中で存在するのが少女だけになる  女の着物を羽織ると豹変する
出典作品
絡新婦の理 S28(1953)3.(16days)
 ● 杉浦 美江 すぎうら みえ
出 身 地
千葉県総野(ふさの)村
現所在地
小金井町→総野村
家   族
夫:隆夫
容貌風貌
化粧気のない目鼻立ちのはっきりとした美人 眉も墨で書いたようにくっきりとしていて目元も凛々しい
備   考
S26.4.に結婚s27.2.別居だが隆夫が自白したとき離婚の考えは止める 動きに無駄が無く神経質そう 婦人と社会を考える会会員 久遠寺涼子と一度だけ面識がある
出典作品
絡新婦の理 S28(1953)3.(16days)
 ● 杉山 哲童 すぎやま てつどう(本名:哲夫)
病   歴
知的障碍者
容貌風貌
29歳 大男 長い顔で額がセリ出ている 落ち窪んだ眼中の眸には輝きはなく、 小鼻をひくひくさせる以外に表情はない
備   考
震災孤児 加賀 英生に刺される
趣   味
公案
出典作品
鉄鼠の檻 S28(1953)2.上旬(9days)
 ● 須崎 すざき
現所在地
美馬坂近代医学研究所住み込み
職   歴
美馬坂近代医学研究所研究員(着想・知識・技術・理解力に美馬坂から高い評価を受ける)
病   歴
後頭部の強打による脳挫傷にて死去S27(1952)8.31
容貌風貌
いつも白衣を着ている寸詰まりな(頭が大きく手足が短く目つきが悪い)男 晴れぼったい顔 小太りの子供に市川右太衛門<(川島談)
備   考
柚木陽子を加菜子ネタで強請る(詐欺師的要素があった) 美馬坂幸四郎を目標にしていた
出典作品
魍魎の匣 S27(1952)8.16.-10.14


聖ベルナール女学院 関口 巽  関口 雪絵 仙石楼

 ● 聖ベルナール女学院
大正期創立の名門 全寮制の基督教系の女子校 創立者:織作 伊兵衛
金持ちが多く旧士族や華族の子女が大半を占めている。生徒数200名
七不思議;血を吸う黒い聖母・十三枚の星座の石・涙を流す基督の絵・開かずの告解室・血の滴る御不浄・ ひとりでに鳴る洋琴・十字架の裏の大蜘蛛
ユダヤ教を模して建築されたが基督教と勘違いされる 建築理由:織作家の聖地斎織殿を封印するため
 ● 関口 巽
現所在地
京極堂家の隣町(結婚を期に新居を構える)
学   歴
旧制高等学校卒業 神経医学や精神医学を志した時期がある
職   歴
大学(世話になった教授の薦め)の資金援助にて粘菌の研究(S25-1950-辞める)
S25(1950)稀譚舎の『近代文藝』にて文士(作家)デビュー。
副業:楚木逸巳の名でカリスト雑誌に投稿
家   族
曾祖父:半次郎(どこかの漁港の網元)
祖父:日蓮宗に入れ込みすぎ身上を食い潰す。関口、五歳のとき鬼籍
両親:貧乏な田舎教師 母親は和服を着ない人であった。
作   品
嗤フ教師______:掲載紙『近代文藝』S25(1950)5.30
イデオロギいの馬__:掲載紙『近代文藝』S25(1950)9.30
E.B.Hの肖像___:掲載紙『近代文藝』S26(1951)1.30
天女転生______:掲載紙『近代文藝』S26(1951)4.30
蒼ざめたものを持つて:掲載紙『近代文藝』S26(1951)7.30
舞踏仙境______:掲載紙『近代文藝』S26(1951)10.30
温泉郷の老爺____:掲載紙『近代文藝』S27(1952)5.30
目眩________:掲載紙『近代文藝』10月号S27(1952)8.30
壊れた文体がウリの「素人の私小説」(久保竣公) 不条理小説(関口)
単 行 本
目  眩:出版社『近代文藝』S27(1952).10.発行
病   歴
極度の鬱病であった。 対人恐怖症・赤面症・失語症何でも来い状態(良く言えば人が良くただ臆病)。意志薄弱
容貌風貌
髭の濃い猿顔・汗かき・粘膜のような感性 思い悩めば閉じこもる人種 猫背
渾   名
先生・愚かしい大衆の代表格(京極堂が馬鹿にする時限定)  関・関タツ・隠花植物・猿・御亀様・亀山・孫悟空(榎木津談)  アイアイ 三文小説家 タツさん(雪絵)
好   物
軍鶏鍋 菓子 西瓜 拙い言葉 冷遇 正月(ウキウキするから) ある種(どんな?)の音楽
苦   手
人と話すこと ヤミ市 背徳 狂い 腹芸 先導者(ナビゲーター) 文化人が集う酒席  水中で揺らめく海藻 植物学的知識(皆無に等しい)
趣   味
明暗の明の方の人に引きづられる事 床擦れが出来るほど寝ること ベースギター(中禅寺:下手)
隠したい過去
S15(1940).9.16、初経?を迎えた久遠寺涼子と関係を結んでしまった過去
備   考
酒好きの下戸 喫煙家 中禅寺に自分の一部(内面)を委ねている 徹頭徹尾反戦論者  対人手段として最悪の場合でも謝り通せば角が立たないをモットー 逆境に強く順境に弱い  褒め甲斐はないが貶し甲斐のある男(木場談) 時間貧乏
雑 學 王
宗教:日蓮宗 時折、少年向け科学冒険雑誌やカストリ雑誌(三流雑誌のこと)に匿名希望で記事を提供している。
幼児の頃薄気味悪い体験をする(軍隊時代も良く薄気味悪い夢を見る 木場談)  粘菌や茸の名前を人より多く知っている 興奮するとろくな事が起きない 逆上せやすい  肩揉みの達人 中禅寺の寝息を聞いたことがない 上手に浴衣が着れない
戦争経験
陸軍 学徒出陣で将校として南方(ジャングル)の戦線に出兵(隊長) 木場とは一つの芋を囓った仲
出典作品
姑獲鳥の夏 S27.7(1952) 魍魎の匣 S27(1952)8.16.-10.14 狂骨の夢 S27(1952).12.  鉄鼠の檻 S28(1953)2.上旬(9days) 絡新婦の理 S28(1953)3.(16days)
 ● 関口 雪絵 せきぐち ゆきえ
出 身 地
江戸っ子(三代続く)
家   族
夫:関口巽
容貌風貌
別嬪
好   物
酒はいける口
趣   味
苦しい家計の切り盛り 新婚旅行を巽の親元の紹介で誤魔化された過去を持つ 中禅寺千鶴子と仲がよい
出典作品
姑獲鳥の夏 S27.7(1952) 魍魎の匣 S27(1952)8.16.-10.14 鉄鼠の檻 S28(1953)2.上旬(9days)
 ● 仙石楼 せんごくろう
江戸の後期設立。(創立者は仙石原出身)大正まで極一部の人にしか知られていなかった老舗
旧館は平屋で新館(M21増築)は2階建ての保養所風になっている。 廊下は艶やかに磨かれ階下の大広間に面した中庭(泰全の師匠和田智稔作)は風雅 大木が自慢
主人(稲葉治平 5代目)は胃弱で良く入院する
番頭:早坂(眼鏡を掛け24年間勤める) 従業員:トキ

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