久遠寺医院 久遠寺 嘉親 久遠寺 牧朗  久遠寺 菊乃 久遠寺 涼子  久遠寺 梗子 楠本 頼子  楠本 君枝 久保 竣公 呉 仁吉 呉 美由紀  桑田 常信

 ● 久遠寺医院 くおんじいいん
雑司ヶ谷(法名寺←鬼子母神 の東)にM3.移転
四国は讃岐の大名の御殿医の家系(享保三年から御一新まで)。大夫(まじない・祈祷師のこと)の出。 古陰陽道の一派。
昭和初期まで内科・外科・小児科もあった。
石造りの建物で煉瓦の壁が周りを囲っている。三棟ある内の二棟が空襲の被害を受ける。
 ● 久遠寺 嘉親 くおんじ よしちか
現所在地
雑司ヶ谷
学   歴
独逸で医学を学ぶ
職   歴
久遠寺医院の院長 外科医から産婦人科 → 仙石楼の居候(S27の暮れから)
家   族
妻:久遠寺菊乃 長女:久遠寺涼子 次女:久遠寺梗子
容貌風貌
禿げ上がった広い額、残った髪の毛は真っ白。顔面は肉厚の赤ら顔
趣   味
63歳 仙石楼への家族旅行(戦前毎年のように通っていた) 囲碁
出典作品
姑獲鳥の夏 S27.7(1952) 鉄鼠の檻 S28(1953)2.上旬(9days)
 ● 久遠寺 牧朗 くおんじ まきお
旧   姓
藤野 牧朗
出 身 地
山梨の素封家
学   歴
旧制高等学校卒業後、独逸に留学 開戦により帰国後、帝大医学部を卒業
職   歴
久遠寺医院の跡取り
家   族
母:S9(藤牧11歳)に死去 妻:梗子(昭和14年の夏の鬼子母神の縁日に見初める)
病   歴
独逸にて事故に遭い生殖部の一部を失う S26(1951)1月9日死去 (死因は脳挫傷 久遠寺涼子(久遠寺の母の人格)により殺害(31歳))
容貌風貌
分厚い眼鏡を掛けた人の良さそうな引っ込み思案。聖人君子
渾   名
藤 牧(榎木津談)
趣   味
母の意志を継いで毎日日記を付けること 体外受精の研究
戦争経験
大陸の戦線に送り込まれる前に終戦を迎える。
雑 學 王
関口達の旧制高校時代の一期上の先輩 榎木津と同期
出典作品
姑獲鳥の夏  S27.7(1952)
 ● 久遠寺 菊乃 くおんじ きくの
出 身 地
四国の讃岐
職   歴
久遠寺医院の事務長
家   族
夫:久遠寺嘉親 長女:久遠寺涼子 次女:久遠寺梗子
病   歴
無頭児を出産(その時の錯乱で内藤を誘拐)
久遠寺涼子にメスに刺され S16(1952)死去
容貌風貌
毅然とした姿勢がいい武家の妻のような人
出典作品
姑獲鳥の夏 S27.7(1952)
 ● 久遠寺 涼子 くおんじ りょうこ
家   族
父:久遠寺嘉親 母:久遠寺菊乃 次女:久遠寺梗子
学   歴
薬学に少しだけ通う
病   歴
無頭児を出産 自律神経がいかれ三重人格者(涼子・京子・母)  虚弱体質(心臓が弱い・喘息持ち・肌が弱い)
屋上より飛び降り S16(1952)死去(28歳)
容貌風貌
今にも折れてしまいそうな細い首、京雛の様な顔、細い眉、屍のような青白い顔、全体的に線の細い美しい女性。
備   考
織作 茜と同窓
雑 学 王
榎木津の四人目の依頼者 S15.9.16 関口から梗子と間違って手紙を受け取り関口と関係を結ぶ。 それ以降牧朗とも関係を持ち子を産む
幼き頃より心神喪失中に菅野小児科医師より性的虐待を受ける
出典作品
姑獲鳥の夏 S27.7
 ● 久遠寺 梗子 くおんじ きょうこ
家   族
夫:久遠寺牧朗 父:久遠寺嘉親 母:久遠寺菊乃 姉:久遠寺涼子
病   歴
想像妊娠 衰弱により S16(1952)死去(27歳)
容貌風貌
天真爛漫なお嬢様 少々勝ち気なところもある
備   考
夫が不能な為(梗子は知らず)性的関係が無く腹いせに内藤と通じる 姑獲鳥の夏一番の被害者
出典作品
姑獲鳥の夏 S27.7(1952)
 ● 楠本 頼子 くすもと よりこ
現所在地
武蔵小金井
学   歴
私立鷹羽女学院中等部在籍
家   族
母:君枝 父:越後出身の渡りの板前
病   歴
S27(1952).8 久保の手にかかり死去(武蔵野連続バラバラ殺人事件)
容貌風貌
整った顔立ちの少女
趣   味
加奈子を真似ること 数少ない関口巽のファン
備   考
S13(1938)秋生まれ 醜くなっていく母を嫌う 同じクラスの柚木加菜子に憧れを抱き彼女自身に 近づこうとする(頼子の前世が加菜子と信じる) 関係ないが制服はブレザータイプ
戦争経験
祖父の兄弟子を頼って共に福島に疎開する
出典作品
魍魎の匣 S27(1952)8.16.-10.14
 ● 楠本 君枝 くすもと きみえ 
現所在地
武蔵小金井 → 高円寺に移り住む
職   歴
人形製作下請け(雛人形の頭作り)
家   族
夫(1度目):越後出身の渡りの板前 夫(2度目):直山利一(香具師) 娘:楠本頼子 恋人:笹川(雛人形の体作り)
容貌風貌
若い頃大層な美人(頼子の目には醜悪に写る)
口   癖
魍魎
備   考
江戸から続く有名な人形師の末裔 父の兄弟子に福島にて人形作りを習う
戦争経験
父の兄弟子を頼って共に福島に疎開する
出典作品
魍魎の匣 S27(1952)8.16.-10.14
 ● 久保 竣公 くぼ しゅんこう
出 身 地
三鷹 → 九州左井川上流 築上求菩提山 → 伊勢
現所在地
仕事場:国分寺(小平や花小金井に近い)
学   歴
中等学校卒業
職   歴
文士(作家)
家   族
祖父:チュウさん(S8 肝硬変にて死去) 祖母:正江(S5 死去) 父:兵衛 母:サト(自殺により死去) 養母:元教師の氏子(S25.9死去)
作   品
蒐集者の庭:文化藝術社主催 本朝幻想文学新人賞 受賞作『銀星文學』
匣の中の娘:『近代文藝』S27(1952)9.30 但し出荷停止
病   歴
右手の薬・小指 左手の人指し・中指を鉄の箱に挟まれ破損
自ら志願し美馬坂の延命の実験材料となり、柚木陽子に絞殺され死去 S27(1952)10.1
容貌風貌
眉墨でも引いたようなくっきりとした細い眉 きついが涼しげな目元、細面の美男子  髪の毛もきちんと手入れがされ整髪料の香りがする。白い手袋している
苦   手
人の話を最後まで聞くこと
趣   味
関口を加虐趣味的に攻撃すること
備   考
S7生まれ 武蔵野連続バラバラ殺人事件の犯人 匣の中の少女に異常なまでの愛着を持つ
出典作品
魍魎の匣 S27(1952)8.16.-10.14
 ● 呉 仁吉 くれ にきち
現所在地
興津町鵜原
職   歴
元漁師
家   族
息子:水産会社社長 孫:美由紀
病   歴
戦禍で足を痛める(56歳)
容貌風貌
63歳 やけに日焼けした歯の白い老人
備   考
安房産の田舎物(自称) 稚気に溢れた性質の持ち主
出典作品
絡新婦の理 S28(1953)3.(16days)
 ● 呉 美由紀 くれ みゆき
学   歴
聖ベルナール女学院2年→東京の学校に編入
家   族
父:水産会社社長 祖父:仁吉(漁師)
容貌風貌
ひょろひょろと背が高い
備   考
小夜子と親友
出典作品
絡新婦の理 S28(1953)3.(16days)
 ● 桑田 常信 くわた じょうしん
現所在地
明慧寺 覚証殿
学   歴
大学出
職   歴
曹洞宗 明慧寺の知事 典座(てんぞ:台所担当) S10.入山
容貌風貌
48歳 青黒い肌をした何処か捉えどころのない印象の男
備   考
詭弁(説教癖のついた) 事件解決後、英生と共に昔の寺に戻る
出典作品
鉄鼠の檻 S28(1953)2.上旬(9days)
FRAME未対応



穢封じ御筥様

 ● 穢封じ御筥様 けがれふうじおんはこさま
S26(1951)創設 三鷹で町工場を剣道道場のように板張りにした建物。不可思議な霊力を秘めた筥を奉っている 魍魎封じの霊能者
通常は悩みを聞き、「心の囲いを作るな」等の訓話を垂れるだけ。 毎週金曜日の夜から土曜日の朝まで集会を行いそこで御祓いをする。


小泉 珠代 甲田 禄介 小坂 了稔

 ● 小泉 珠代 女史 こいずみ たまよ じょし
職   歴
稀譚舎勤務 『近代文藝』担当
容貌風貌
痩せている
趣   味
歌舞伎の観劇
出典作品
魍魎の匣 S27(1952)8.16.-10.14 狂骨の夢 S27(1952).12.
 ● 甲田 禄介 こうだ ろくすけ
現所在地
美馬坂近代医学研究所住み込み
職   歴
美馬坂近代医学研究所技師
容貌風貌
初老で作業着を着ている
備   考
浄土宗の信者の為美馬坂の研究に疑問がわく 首吊りを図ったが榎木津に助けられる
戦争経験
帝国陸軍第十二特別研究施設(現在の美馬坂近代醫學研究所)にて美馬坂に付く
出典作品
魍魎の匣 S27(1952)8.16.-10.14
 ● 小坂 了稔 こさか りょうねん
職   歴
臨済宗 鎌倉の叢林出身 明慧寺の知事 直歳(しつすい:建設担当) S3.入山
病   歴
奥湯本にて死去(60歳)
容貌風貌
小柄で痩せている
渾   名
生臭坊主 一休宗純
苦   手
公案を嫌う
趣   味
禅の教えの通り何ごとにも反発、否定をする
備   考
悟りを開く 鎌倉のさる有名な僧出身 大平台に下界との連絡を取るため部屋を持っていた  金銭欲はない 『箱根の天然を守る会』自然保護団体の発起人の一人  最終的に明慧寺に小さな宇宙(閉鎖社会)を築いた そして最期に大悟する
出典作品
鉄鼠の檻 S28(1953)2.上旬(9days)
FRAME未対応