ジュダの手記
ダンジョン研究所さんで古文書見せたら、教えてくれたの。
ジュダの手記1
・・・・・・これより私は裏切り者となる。
魔王の手下に渡された「いつわりの仮面」は
魔王の内通者となった証であると同時に、
表情を読まれない為の役割を果たすアイテムである。
このアイテムは私にとって都合が良かった。
本当の顔をこの仮面の下に隠し、私は機会を待つ事にする・・・・・・。
ジュダの手記2
・・・・・・表情の読まれない「いつわりの仮面」は
都合のいいアイテムだった。
私を裏切り者だと信じて疑わない
魔王の手下どもにも、私の表情を読まれずに済むのだから。
いいだろう。
私は裏切り者となり、勇者殿を殺した者となろう。
歴史の中で汚名を受けるのは構わない。
これが我が一族の役目なのだから・・・・・・。
ジュダの手記3
・・・・・・勇者を殺した時に返り血を浴びる。
私のローブは血の色に染まり「返り血のローブ」となった。
勇者のむくろを眺めながら、私は魔王の手下に会い、
裏切りを決意した日の事を・・・・・・思い出していた・・・・・・。
ジュダの手記4
・・・・・・こうして私は、勇者を殺す事に成功した。
私の剣は、「血塗られた剣」となった。
伝説の勇者を殺した剣。
これは呪われたアイテムと同時に、
力を持ったアイテムになるであろう・・・・・・。