HANDS 「1.17希望の灯り」――――― 神戸・三宮の東遊園地にある「1.17希望の灯り」 神戸・三宮の東遊園地に2000年1月17日に建立された「1.17希望の灯り」の碑文には、阪神淡路大震災で奪われたすべての命と、生かされた私たちの思いが凝縮されています。 マグニチュード7.2を記録したあの大地震の時、私たちは、かけがえのない『いのち』を失うと同時に、国籍や宗教、肩書きなどの違いを超えて家族や隣人、地域でお互いに心を結び、助け合いました。電気もガスも水道もない中手をたずさえ、支えあったあの『こころ』は、まさに暗闇を照らす小さなともしびだったのです。 あの日あの時の『こころ』を継ぐように、被災地の公園や街角、学校などには数多くの「慰霊碑」「追悼碑」「モニュメント」がつくられています。これらは、失われた多くのいのちを「個人の死」「一人の死」としではなく、『みんなの死』として受け止めた被災者自身のごく自然な営みでした。私たちはこれらを「震災モニュメント」と名付け、その所在地を記した地図「震災モニュメントマップ」を1999年から発行・改訂してきました。 このマップを使ってモニュメントを巡り歩く「震災モニュメント交流ウオーク」という新しい活動も生まれました。この活動に携わってきたご遺族やボランティアの働きかけによって「1.17希望の灯り」は建立されました。 そこに燈されている灯りは、被災10市10町のモニュメントなどを巡って運んだ種火、そして県外被災者・ボランティアによって47都道府県から寄せられた種火を一つにして点灯されたものです。 この灯りは、2001年1月17日から95日間かけて47都道府県69都市に、50人の市民ランナーによって「感謝のメッセージ」と共に届けられました。 そこでの出会いから、全国都市間ネットワークづくりも芽生えてきました。また東遊園地で開催されている1.17追悼行事は、ご遺族・ボランティアを中核に行政がサポートする形態へと移行してきました。 私たちは、ご遺族・被災者・ボランティア団体・企業・行政・メディアといった所属や組織にこだわる事なく「亡くなった『みんな』のために、いったい何ができるのか」という思いに突き動かされ、活動を続けてきました。そしてその『思い』と、そこから生まれた支え合う『こころ』を伝えひろげることを目的とし、特定非営利活動法人阪神淡路大震災「1.17希望の灯り」を設立するものです。 「活動の柱」 問い合わせ先 入会申込書(仮申し込み書になっていますがそのまま使えます。3月に予定されていた設立総会は終了し7月に設立が兵庫県から認証されました) 年会費、口座番号 活動の柱 1、震災の体験、経験を語り継ぐ 2、被災(自然災害・事故・犯罪)により傷ついた方々との心の癒し 3、震災(あの日あの時そして今)を記録する 4、震災によって生まれた「生きる知恵」を伝える 5、災害に対して支え合う仕組み(全国都市間ネットワーク)をつくる 6、アート、スポーツを通じて震災文化を育み伝えていく 7、震災によって生まれた市民活動を支援する 8、神戸21世紀・復興記念事業で試みた「市民と企業と行政による協働」を検証・実践していく 9、その他目的を達成するために必要な事業 問い合わせ先 078・595・2800 ファクス 078・595・2801 年会費
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