CDの問合せ先:
 神戸交通労働組合内の北山さん(078・575・6712)。 
 または、特定非営利活動法人「阪神淡路大震災
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NPO「1.17希望の灯り」の会員が、CDを作りました

神戸新聞2002.2.7
 子供を失った親、友人を亡くした人・・・阪神・淡路大震災から丸7年を経ても癒えない傷があることを伝えようと、ドラム担当のメンバーを失った神戸の7人のアマチュアバンドがCDを制作した。「1.17を忘れないで」という思いをこめた曲の名は「S・O・S 神戸」。3月には制作記念ライブを予定し、メンバーは亡き友のスティックを手にステージに立つ。

 15年前に神戸市職員らで結成したロックバンド「アイランド・ミュージック」。東灘区のアパートが全壊した市立中央市民病院の検査技師、鍵谷卓司さん(当時25歳)が帰らぬ人となった。

 鍵谷さんは震災の前年に市職員の軽音楽部に入部。初心者の受け入れを担当していた同バンドにドラマーとして加わり、夏と秋の2回、ステージに立った。

 CD化した「S・O・S 神戸」はリーダーの市職員、北山善仁さん(39)が震災から半年後に作った。歌詞には、家族や家を失いながらも必死に生きている人の思いを込めたという。これまでライブで演奏してきたが、鍵谷さんのことを含め、被災地でも震災の記憶が薄れていくことに危機感を覚え、自主制作に踏み切った。

 ライブでは、鍵谷さんの両親から預かったドラムのスティックを使う。北山さんは「被災地には今も心の傷が癒えない人が多くいる。彼への鎮魂の思いを込めて全国にそのことを発信したい」と話している。

 CDには他1曲も入って1000円。神戸市内の主なCDショップなどで販売している。
毎日新聞2002.1.4
 
「この怒り神戸から この想い神戸から」−−。阪神大震災でメンバーの鍵谷卓司さん(当時25歳)が犠牲になった神戸市のアマチュアバンドがCD「S・O・S 神戸」を自主制作し、17日に発売する。「亡き友の鎮魂のためにも神戸からのメッセージを」。リーダーの神戸市職員、北山善仁さん(39)は語る。あの日から7年が過ぎようとしている。

 バンド「アイランドミュージック」の結成は15年前。市立病院の臨床検査技師だった鍵谷さんは震災前年の94年春に参加した。震災で東灘区のアパートが全壊し、亡くなった。北山さんも自宅が全壊し、避難先の小学校で鍵谷さんの死を知った。「これからの活動を楽しみにしていたのに・・・」

 「やりきれない想いを今 正義に 正義に問いかけている」「天国へ逝ったお前に・・・・謝ることしかできなかった」

 北山さんが作詞、作曲した「S・O・S 神戸」はアップテンポのロック。CD発売を思い立ったのは、昨年9月の米同時多発テロ事件の直後だ。

 「テロ対策の関連法はすぐにできたのに、被災者生活関連再建支援法は3年以上もかかった。この違いが納得できなかった」という。

 CDの話は、鍵谷さんの父武男さん(66)と母ゆき子さん(60)=大阪市東住吉区=は遺品のスティックを握りながら「卓司が人の心の中に生き続けている。歌を聴いて多くの人に震災を考えてほしい」と話す。

 CDは、1000円。問い合わせは神戸交通労働組合内の北山さん(078・575・6712)。 


 
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