『開かれた「慰霊と復興のモニュメント」の扉』

平成15年10月23日(木)午後1時30分から神戸市中央区東遊園地内のレストラン「マレ」にて『慰霊と復興のモニュメント運営委員会』準備委員会が開かれ「慰霊と復興のモニュメント運営委員会」が設置されました。(運営委員名簿はこちらから)







【運営委員会の設立等の確認】
@  運営委員会の設立 
   全員拍手により了承(委員=賛同者)

A 役員の選出
    互選によりNPO法人「阪神淡路大震災1.17希望の灯り」代表 堀内正美氏      を委員長として選出。 

B 顧問の選出
    堀内委員長より、元阪神淡路復興委員長・下河辺淳氏、前神戸市長   ・      笹山幸俊氏にとの推薦があり、拍手により了承。
  ※その他副委員長等の役員は、おって委員長より依頼する。
C 規約の確認
    会計に関する記述がない。何を財源としてあてるか記述すべきという動議       が出された。
・銘板を掲示するご遺族から経費をいただくことは現在考えていない。寄付等を以て当てることで良いのではないか?
・会計は、事務局を担うNPO法人「阪神淡路大震災1.17希望の灯り」内に特別会計を置き、寄付等の受付・管理を行い、委員会では直接会計を執り行わない。

※現時点での委員会の財源としては寄付等を当てることを規約に明記することで拍手了承。(経費については別途議論)

【銘板を掲示するにあたっての確認事項について】

@    新たに掲示を希望されるご遺族の方々の意見
          
・当時の事を思い出すと胸がつかえる。1/25に亡くなった。当時の仕事仲間が既に銘板に入っている。行政上の手続きの関係で名前の掲示がない。

・このような名前の残らない人をつくりたくない。是非名前を掲示してあげたい。(長田で被災。避難所で体調を崩す。当時震災死の手続きを行えなかった。)

・芦屋で被災したが現在灘区居住。以前モニュメント設置委員会にお願いしたが、神戸市外という事で断られた。仲間に入りたいのは、長年の願い。(芦屋で被災。息子夫婦と孫を亡くす。)

・入院中に震災による停電のため亡くなった。震災死に認定されていないのが一番悔しい。地域にある慰霊碑にも、名前を入れてもらえなかった。「1・17」には参加している。モニュメントに銘板もあれば、少しは気持ちが落ち着くと思う。(中央区で被災。)

・西宮の銘板に入っているが、メディアに出るのは神戸ばかり。田舎の親もメディアを通じて見ることが出来るし、神戸のモニュメントにも入れてもらえれば親も立ち寄りやすい。「1・17」に参加したい。(西宮で被災。)
A    委員からの意見
・基準を設けていくべきではない。遺族の方の心が癒されるのであれば掲示していく。


※話し合いの結果、下記の「確認事項」が委員の総意で了承された。


【確認事項】
1.主旨
「慰霊と復興のモニュメント」(神戸市役所南隣東遊園地)内に掲示されている阪神淡路大震災で亡くなられた方々の銘板に加え、神戸市外で亡くなられた方々や震災が遠因となって亡くなられた方々についても、そのご遺族の心が癒され、震災体験を語り継ぐための契機になれば……との思いをこめて、銘板を新たに設置します。
2.申し込みできる方
神戸市外で亡くなられた方々や震災が遠因となってご家族を亡くされたご遺族
3.手続き
申し込みがあった場合、委員会事務局にてご遺族にお会いし説明させていただきます。
@確認シートにご記入の上、事務局にご提出ください。
※印刷用確認シートは下にあります
A事務局にてご遺族とお会いし諸事情を確認のうえ、委員会に報告し承認を得ます。
B毎年12月17日に「慰霊と復興のモニュメント」内に掲示していきます。
・既に55名の方から掲示希望をうかがっている。うち、遺族の確認が取れている53名の方について今年の12月17日を目標に追加したい。

・今後、外国人の方も調査して積極的に掲示していこう。確認するよりまず掲示していくべき(方針について事務局で検討)
※    慰霊と復興のモニュメントの場所(地図)


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【委員会での話し合いの結果】

今回ご遺族からお申し込みいただいた53名の銘板を12月17日に掲示する。

【その他】

次回は12月17日掲示を希望するご遺族の方々立会いの元、銘板を掲示(予定)

※印刷用確認シートはこちらから(PDFファイル)


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