音符のライン
阪神大震災モニュメントマップ
141から150
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震災5年(2000年1月)以降に新しく情報が寄せられたり、除幕された「震災モニュメント」のうち、141から150のモニュメントです。見学する際、建立者の了解が必要なものもあります。番号は「2001年版震災モニュメントマップ」の番号になります。

141 筒井八幡神社/再建鳥居
神戸市中央区宮本通3−1−5
筒井八幡神社の再建鳥居
142 HAT神戸(神戸東部新都心)脇の浜/モニュメント「ゆめ・きずな」/震災メモリアルセンター=2002年春建立予定
神戸市中央区宮本通3−1−5
ゆめ・きずな 「ゆめ・きずな」は、震災で被災した子どもたちを励まそうと、毎日新聞社と毎日新聞大阪社会事業団が取り組んでいる「夢・きずなプロジェクト」の一環。除幕式は2001年5月20日行われ、制作にかかわった人ら約50人の参加者全員が「ゆ・め・き・ず・な」のかけ声とともに除幕すると早速、子どもたちが上に乗ったりして歓声を上げた。

モニュメントは長さ約30メートル。兵庫県宝塚市の画家、元永定正さんと造形作家、中辻悦子さん夫妻がデザインした。制作にあたっては、被災地の子どもたち100人に作文と絵を書いてもらい、イメージをふくらませた。

同プロジェクトは「阪神・淡路震災復興支援10年委員会」(代表・安藤忠雄さん)と連携して進めている。除幕式では、同事業団理事長の木戸湊・毎日新聞社専務取締役大阪本社代表が「末永く子どもたちや市民に親しまれることを願います」とあいさつするなどした。
「ゆめ・きずな」に絵を描いた子ども5人も神戸や西宮市内から参加、完成を喜んだ。絵は、約1年前に子どもたちが将来の夢などをテーマに描いた。

西宮市立北夙川小4年の有年しおりさん(9)は医者になる夢を作品に描いた。また、同市立夙川小4年、松之内星哉君(9)は、「自分の絵がモニュメントになるとは思わなかった」と笑顔を浮かべた。
                         ◇
兵庫県と国が神戸市中央区に建設する「阪神・淡路大震災メモリアルセンター」(仮称、7階建て)のモニュメントは、震災の犠牲者全員を対象にした初めての慰霊モニュメントで、センターの横に置き、内部に県外や関連死を含む全犠牲者6432人の名前を刻んだ金属板を納める計画。完成は2002年春の予定。

計画案によると、モニュメントは縦、横、高さ各1メートル、重さ約2トンの御影(みかげ)石とガラスを組み合わせた立方体。震災発生の午前5時46分を表すため、御影石をこの時刻の長針、短針の角度で切り、ガラスで覆って同センターを囲む池に浮かぶ形で設置する。池の対岸には献花台を設ける。

また、同センターの5階以上の吹き抜け空間に、鎮魂や憩いをテーマにした「中庭」を、モニュメントと同様のデザインで整備。震災時に貴重だった「ひとすくい(人救い)の水」があふれ出す池などを配置し、装飾には被災地・淡路島特産のかわらを利用する。  

設計や制作は、淡路花博「ジャパンフローラ2000」の「世界の庭」づくりに携わった白幡洋三郎・国際日本文化研究センター教授(造園学)が監修する。  

同センターは、激震の瞬間からの5年間を特殊映像や資料などを駆使して伝えるほか、「森」をモチーフに映像などで心をいやすスペースも設置し震災の教訓を国内外に発信していく。
143 小野八幡神社/折れた鳥居のモニュメント「蘇れ神戸」
神戸市中央区八幡通4
小野八幡神社の折れた鳥居のモニュメント
144 生田神社/記念碑・歌碑
神戸市中央区下山手通
生田神社の記念碑と歌碑







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145 相楽園/落花したレンガ製煙突・写真プレート「震災復興記念」
神戸市中央区中山手通5−3−1
相楽園の折れた煙突のモニュメント
146 五の宮神社/慰霊碑「あの日あの人たちを忘れない」
神戸市中央区五宮町22−10
五の宮神社の慰霊碑
147 湊八幡神社/再建鳥居
神戸市兵庫区兵庫町1
湊八幡神社の再建鳥居
148 生田神社お旅所/日時計「震災復興記念碑」
神戸市兵庫区大開通6−4−8
生田神社お旅所の日時計
149 新湊川公園/「慰霊碑」
神戸市長田区六番町
新湊川公園の慰霊碑45団体の老人クラブの会員154人の犠牲者の霊が祀られている。慰霊碑は高さ1・9メートル、幅1・8メートルの自然石製。2000年1月建立された。
150 御蔵北公園予定地/被災電信柱・モニュメント「鎮魂」
神戸市長田区御蔵通5
被災電信柱のモニュメント127人の犠牲者を出した御菅地区に、モニュメントは2001年1月14日に除幕された。遺族が持ち寄ったタイムカプセルも埋めた。開封は300年後。「阪神大震災を知る人がいなくなっても思いを伝えたい」との気持ちを込めた。
モニュメントは、御蔵北公園予定地に建立された。4本のコンクリート柱で支えた高さ2メートルのテーブル状のもの。天井に犠牲者の人数分の穴を開けた鉄板をはめ込み、穴から光が差し込むと、床に描かれた地区の地図に、亡くなった場所が示される。
タイムカプセルには遺品や、未来への手紙、合同位牌、震災の発生を伝える新聞などを入れて封印し、モニュメントの下に埋めた。
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121〜130
131〜140
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