(Kず出版特別編集)

屋久島紀行文その4

縄文杉登山帰路〜月食観察(7月16日)

12時00分 帰路出発

昼食のあと、縄文杉のところへ戻ってみると
屋久鹿の親子がいた。

縄文杉と屋久鹿。
神様はほんとうに今回は出血大サービスであった。

じゅうぶんに満足した後、帰路についた。

13時30分 トロッコ道へ

撮影の楽しみがなくなった私にとって
帰路は苦痛以外の何物でもなかった。

あれだけ軽かった行きの足取りも反動でどっと疲れが出ていた。


画像は途中の風景

16時すぎ 登山口入り口

さすがにメンバーみんな、疲れがピークに達していたのか、
帰路は頻繁に休憩をとり、だいぶ時間がかかった。
(I君は休憩中、断崖のところで寝るという大胆な行動にでた)

16時すぎ、登山口に到着。

休憩入れて9時間30分以上。みんな、良く歩いた。

お疲れ様でした。

夕方

2日後(若くないので傷みのピークは翌日ではなく、2日後)
の筋肉痛に備えて、バ○テリンを購入すべく、薬局に向かったが、
日曜日のためかシャッターが下りていた。

一同、青ざめる・・・

準備のよいN氏に借りて、事なきをえた。

N氏を除いてみんな、大なり小なり、足が重そうである。

当然私もだいぶ ふくらはぎ に痛みがある。

2日後に これ以上の痛みがあると考えると恐怖であった。

(結果的には登山当日が一番ヒドイ状態で翌日、翌々日は
特に問題があるほどではなかった。事前のトレーニングがきいたのだろう)

宿に戻り、「前岳荘」自慢の岩風呂に入り、疲れを癒した。

見晴らしがよく、気分は良いのだが、
ちょっとお湯が熱すぎてゆっくりとつかっていられなかったのが残念であった。

7時30分すぎ

夕食である。

うなぎのほかに6、7点のおかずがある超豪華な夕食であった。

しかし、昨日も出されたゴーヤだけは食べられなかった。

鹿児島地方に来て、ゴーヤを食べないなんて、と思うが、
あの苦味は、ちょっと苦手である。

あの夜は月食だった。

月が隠れている時間が記録的に長い、とのこと。

絶対見なければと思ったが、食後にちょっと横になっていると
昼間の疲れが出て、うとうと と してしまう。

気力を絞ってなんとかおきだした。


9時ごろ〜10時ごろ

月の欠け始め。なんとなくぼやけた感じで欠けていく。

巨人戦を見ながら欠けていくのを観察した。

10時ごろに完全に欠けた。

露光の程度がわからないが一応、写真撮影。

月食を撮るように準備していなかったのでこの程度でご勘弁を。

撮影が終わったら、後は寝るだけ。

今日は疲れた。おやすみなさい。

その5に続く

Kず出版トップへ  屋久島紀行トップへ