(Kず出版特別編集)

屋久島紀行文その3

縄文杉登山2(7月16日)

16日9時20分

トロッコ道を離れて大林歩道を歩き始めた。

9時40分 翁杉

道と呼べないようなところを登り続けること20分。
翁杉が現れた。

ここまでの道は、絶望を感じさせるほどの険しさだったが、
思ったよりはやく、チェックポイントに到着し、私は、急に元気がでた。

(しかし、タイミング悪く、おじちゃん、おばちゃんの団体と遭遇してしまったので、撮影は困難を極めた。 フレーム内に入るんじゃない!!!)

9時45分  ウィルソン株

翁杉を早々に出発し、まもなくウィルソン杉に到着した。

ウィルソン株とは、過去に切り倒された杉の切り株で、
ウィルソン氏が発見したことから名づけられた。

その昔、太閤秀吉が杉を拠出させた時の株、といわれているが、
詳細は知らない。

この切り株は、非常に大きく、中が空洞になっており、
画像のように中から撮影もできる。

また、内部に涌き水があったり、小さな祠がある。

涌き水は、あまり冷たくないので、それほどおいしくはなかった。

10分20分

ウィルソン杉を出発し、小休憩をとりながら30分以上すぎたころ

このような風景に出会った。

このような風景はいたるところにあったが、一応、
記録のため撮影したものである。

10時30分 大王杉

しばらく行くと大王杉に会った。

登山道から少しわきにあり、ロープがはってあったが、
株元まで行ってしまった。ゴメンナサイ。

これから行く方は、そのようなことをしないように。

10分20分  夫婦杉

手前右の株と左奥の株の枝が途中でくっついている。

摩訶不思議な株である。

10時45分 休憩

ちょっと休憩。

画像は特に意味はない。

11時05分 縄文杉到着

すぐ先から歓声が聞こえた。もしや・・・

まさしく、旅の前にHPで見た縄文杉への階段である。

ついに・・・

11時05分、出発より4時間35分、
ついに縄文杉と会うことができた。

やったぁ!!!!!!!

縄文杉の前は、すでに観光客で一杯で、ちょっと興ざめだったが、
出会えた喜びで、そんなものも吹っ飛んでしまった。

行程のなかで出会った杉たちとそれほど変わり映えはしないように見えるが、
さすがに幹はがっしりしていた。

また、自分の足でここまで到達したのだ、という達成感で大満足であった。

ひとしきり、写真を撮った後に、
この先の休憩所でちょっと早い昼食をとった。

足の重さをはっきりと感じながら・・・

その4に続く

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