(Kず出版特別編集)

屋久島紀行文その2

縄文杉登山(7月16日)

16日 4時30分ごろ

起床。

西に位置するため朝、明けるのは遅い。まだ、空は暗かった。幸い、天気は良
く、海に雲がかかっているだけで、山には雲がほとんどなかった(極めて稀な
ことである)。

5時30分すぎ

はやい朝食をすませ(民宿のみなさん、朝早くからありがとう)、
予定より少し遅れて宿を出発。

ウ○コをするためにトイレの順番待ちをしていたためである。

5時55分
安房の交差点を左折。登山道への入り口である。

6時30分 少し前

30分ほど結構な山道を車は進み、やっと登山道への入り口に到着した。途中、大型バスと何台かすれ違ったが、あれは、みんな登山者を乗せていったとのこと。結構、登る人がいるんだ・・・。

案の定、入り口の駐車場はすでに車で一杯!しかたなく、トイレ(しっかりしたトイレあり)の隣に駐車して、各自、登山の準備を始めた。

ちょっとひんやりした空気ではあるが、Tシャツだけにした(結果的には正解)。「山をなめてる」って怒られるかもしれないけれど・・・

いざ、縄文杉へ 出発!!

歩き始めてすぐに、橋がある。

橋はしっかりしているが、手すりがないのはさすがに不安であった。

ここは、さほど高くないので写真撮影をする余裕があったが、この先には・・・(すべての橋がこのような橋である)

道のわきにトロッコの残骸があった。

トロッコ道は、比較的平坦なのだが、枕木が浮いているので足場が悪く、予想以上に疲れた。

7時15分ごろ

画像のような感じである(暗くてわからないので線画で示したが
黄色が道と橋、赤丸のなかにメンバーが歩いている)。

F君とI君の「スタンドバイミー」をBGMにしながら進む一行であった。

7時20分  〜7時30分(休憩10分)

最初の休憩ポイント。かつてはこのあたりに集落があり、小
学校、中学校まであったとのこと。今ではこの跡地以外はすっかり林のなかに埋没しており、「夏草や兵どもが・・・」の世界であった。

このポイントの前に、行程のなかで一番高さのある橋を渡った。たぶん15〜20mほどあったと思う。幸い、天気もよく、風もなかったのでなんとかなったが、雨で足場の木が濡れ、風でも吹いていようものなら、立っては渡れなかっただろう(怖ェーーーーー)。

小杉谷学校跡地

8時00分 〜10分 (トイレ休憩)

小杉谷跡をすぎて30分ほど行くと、簡易トイレがいくつかある場所に着いた。
トイレはここが最後である。
もちろん、自然のトイレは、いたるところにあるが・・・

しばらく行くと三代杉があった。
切り株の上に新しい杉が育ち、また、その切り株の上に3代目の杉が育っているので3代杉と呼ばれている。

そう言われてもちょっと見ただけではよくわからないんだけど・・・

9時05分  休憩

トロッコ道も終わりに近づいていたが、さすがにみんな疲れが見え始めており、林が急に開けて遠くの山々が見える所に出たので休憩をとった。

後から知ったが、画像の中央にある山々は普通は、ここからは雲がかかって、見えることは、めったにないとのこと。

本当に今回は、天候に恵まれた。

9時15分 〜20分 (トロッコ道終わり)

やっとトロッコ道の終点。

休憩入れて2時間45分。ほぼ予定どおりの時間である。
しかし、ここからは本格的な山道だ。
ここまでの疲労を考えると、メンバーに緊張(不安)が走った。

画面右手が山道への入り口。

その3に続く

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