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月刊Kず競馬

2005年印象に残った馬ベスト10

その年の競馬界を回顧する意味で馬を主人公として10大ニュースを独断で選出してみました。

1
ディープインパクト
  年ぶり、無敗の3冠馬。最後は古馬に惜敗。
皐月賞1着、ダービー1着、菊花賞1着、有馬記念2着
つまづいてあわてた皐月賞、1周目をゴールと間違えてかかった菊花賞。いずれも結果は、完勝でした。同世代のなかでは、抜けているのは明らかでしたが、最後は、不可解な2着。古馬になってどんな活躍をするか、期待です。

2
タップダンスシチー
 ついに引退。超遅咲きの逃げ馬。
金鯱賞1着
結局05年は、G1で勝てませんでした。しかし、ジャパンカップで見せた高速の逃げ。最後まで、自分のスタイルを貫いたレース展開に天晴れです。
たくさん楽しませてもらいました(馬券ではいい思いではありませんが)。

3
ハーツクライ
 秋急成長。現役最強馬に。
ジャパンカップ2着、有馬記念1着
レコード決着のJCでおしい2着。有馬では、史上最強馬候補を抑えて優勝。現役最強馬となりました。06年も強い馬でいてほしいものです。

4
スイープトウショウ
 切れ味抜群。牡馬も一蹴。
安田記念2着、宝塚記念1着、エリザベス女王杯1着
驚きました。宝塚記念で牝馬が優勝するとは。確かに2005年の牡馬古馬は層が薄かったが、まさか勝つとは。牝馬の最高レースであるエリザベスも勝ち。現役最強牝馬となった今。3歳牝馬たちとの勝負が楽しみである。春の新設牝馬限定G1あたりで対戦が実現するとよいが。

5
シーザリオ
 日米オークス馬。
桜花賞2着、オークス1着、アメリカンオークス1着
2005年の3歳牝馬は豊作だったが、その一角。桜花賞こそ2着であったが、オークスでは見事に1着。そしてアメリカのオークスでも完勝と、3歳最強となったが、あえなく故障発生。復活して牝馬戦線、古馬戦線をにぎわしてもらいたい。

6
インティライミ
 ライスシャワーになりそこねた馬。
ダービー2着
ダービーでは、スーパーホース、ディープインパクトの2着。長距離が得意。とくればライスシャワーに姿をタブらせたくなるもの。残念ながら菊花賞を前に故障発生し、菊花賞は出走できなかったが、順調に復帰した模様。復帰緒戦は惜敗したが、ぜひとも完全復活+更なる成長をとげてディープインパクトのライバルとなってほしい。

7
ラインクラフト
 マイルなら。
桜花賞1着、NHKマイル1着、秋華賞2着、マイルチャンピオン3着
3歳牝馬3強の一角。春のマイルG1を連勝。秋は、2000m戦、古馬牡馬戦で惜敗と適距離では、強さを見せる活躍でした。06年もマイル戦を賑わしてくれることを期待します。

8
ゼンノロブロイ
 前年の年度代表馬も勝ち星なし。結局善戦マンで引退。
秋の天皇賞2着、ジャパンカップ3着
春はイギリスのG1参戦。秋は2年連続のG1三連勝を目指しましたが、昔のような勝ちきれないレースが続き、最後の有馬記念は力つきました。04年はすばらしかったのですが、3歳時、5歳時がふがいなく、早々に記憶から消えてしまいそうな気がします。

9
エアメサイア
 3歳牝馬の層の厚さ。牝馬3冠の最後、秋華賞勝ち。
オークス2着、秋華賞1着
2005年は牝馬が活躍しましたが、3歳も牝馬はツブ揃いでした。三冠最後の秋華賞では、ライバル不在ではありましたが、きっちりと勝ちました。

10
サイレントウィットネス
 最強のスプリンター
安田記念3着、スプリンターズS1着
外国馬のエントリーです。2005年いくつかの短距離G1に参戦しました。1200mでは負けたことない(?)、最強のスプリンターです。1600mの安田記念では差のない3着でしたが、1200mのスプリンターズSでは、その実力を見せ、国内の馬たちに完勝しました。

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