月刊Kず 名作選

今月の名作  2006年12月掲載

作品名

著作権者

作品形態

ジャンル1

ジャンル2

女系家族

山崎豊子

小説

日常

 

出演者

発表年

評価

一言

 

1963年

☆☆☆☆

 

寸評
日頃、SFやサスペンス以外の小説を読みませんが、TVドラマにはまり、文庫本を購入し、読みきりました。
途中から、TV番組を録画しておき、小説と映像を同時進行で進めたので、どちらも十分に楽しむことができました。
ある女系の名家の主人が死亡し、3姉妹が莫大な財産を配分するところに、生前父親に愛人がいたことが発覚するところから話は、始まります。姉妹間の確執に加え、愛人に対する憎悪、そして長年番頭として使えていた遺産相続執行人が絡み合い、醜い遺産相続が繰り広げられます。
3姉妹のひどい仕打ちにけなげに耐える愛人には、隠し玉が...お約束ではありますが、最後の大どんでん返しが爽快です。
ちなみに、TVドラマも原作をうまく現代ドラマにアレンジしていましたが、最後の含みはいただけません。

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