月刊Kず 名作選

今月の名作  2002年2月掲載

作品名

著作権者

作品形態

ジャンル1

ジャンル2

復活の日
製作:角川春樹
プロデューサー:岡田裕 大橋隆
監督:深作欣二
脚本:
高田宏治 深作欣二 グレゴリー・ナップ
原作:小松左京

映画

サスペンス

ヒューマンドラマ

出演者

発表年

評価

一言
草刈正雄、夏木勲、多岐川裕美、千葉真一、渡瀬恒彦、緒形拳など

1980年

☆☆☆☆

Life is beautiful

寸評

人類はおそるべき生物兵器を開発した。それはカゼほどの伝染能力と爆発的な増殖率によりエイズほどの致死率を持つウィルスである。
東西冷戦構造はこの恐るべき兵器を世に放った。

なにも知らない人類は姿なき殺戮兵器に無力で絶滅の危機に瀕する。
研究者の必死の研究の結果、このウィルスは極低温化では活動できないことが判明。南極基地および潜航していた潜水艦の乗り組み員のみが生き残った。
しかし、ふたたび悲劇が人類を襲う。NYを大地震が襲うことが判明した。この地震がNYを襲えば今も活き続けている防衛システムが作動し、報復の核が東社会を襲い、結果として南極大陸を含む地球全体は核の雨が降ることになる。
ちょうど完成した耐ウィルスワクチンをうち、主人公が地震が襲う前に防衛システムの停止に向かう。
しかし、わずかに遅く、再び地球は破滅する。
数年後、事前に逃げ延びた数十名(大半が女子供)は細々と生き延びていたが、原始のような生活をし、明日への希望もない。
希望を失った村のはずれ、そこに、(防衛システムを止めに行き、NYから南極まで数万キロを歩いてきた!)主人公の姿が・・・

当時の日本映画としては壮大なスケールの映画。
全体的に暗い映画ですが、泣ける箇所がいくつかあります。

Kず出版トップページへ   月刊Kず名作選トップページへ