月刊Ｋず　名作選

ひとりの主婦がいる。

ある日、黒尽くめの男が訪れ、1週間後に引き取りに来るいってひとつの箱を置いていった。

その箱についたボタンを押すと、どんな願いでもひとつだけ叶うが、そのかわり、自分の知らない'どこかの誰か'がひとり死ぬ、という。

はじめは気味悪さとあまりのばかばかしさに手をつけなかった主婦だが、返す日が近づくにつれて押してみたい衝動に駆られていき、最終日についに大金を手にするためにボタンを押した。

願いがかない大金を手にする主婦の前に1週間前の男が現れ、箱を引き取っていった。「おまえの知らない'どこかの誰か'にこの箱を渡す。」と言い残して・・・

強烈なブラックですね。結構好きです、こういうの。