月刊Kず 名作選

今月の名作  2001年8月掲載

作品名

著作権者

作品形態

ジャンル1

ジャンル2

猿の惑星
Planet of the Apes
原作:ピエール・ブール
監督:フランクリン・J・シャフナー

映画

SF

 

出演

発表年

評価

一言

チャールトン・ヘストンほか

1967年

☆☆☆☆

寸評

SFが映画産業のなかで重要な地位を確立する初期の作品である。

太陽系外へ宇宙旅行をした宇宙船が、地球に似たある惑星に不時着する。
人工冬眠からさめた飛行士たちが見た光景は、サルが人間を支配している恐るべき世界であった。

当時は、サルの特殊メイクなどが斬新で話題となったが、なんといっても語るべきはラストシー
ンである。ラストは、主人公を襲う最大の悲劇であった。

最初に見たのは、たぶん、小学生の頃であるが、当時は、作品全体の意味はわからなかった。
大学生になったころに、見直して、はじめて、作品全体の意味を知って、非常に驚いたことを覚
えている。

実は、本作品はこのあとに4部、計5部作品であることはあまり知られていない(後半は駄作!)。

ついに本作品がリメイクされたようである(公開中)。
最新の特殊技術を駆使して、よりリアルに描いているのだろうが、果たして前作を超えることが
できるのだろうか(良くて同等、たぶん、見たらがっかりするだろうなぁ)。

「サルのは、くせい」(サルのおならは臭い)とよく冗談を言っていたあの頃がなつかしい。

Kず出版トップページへ  月刊Kず名作選トップページへ