月刊Kず 名作選

今月の名作  2001年7月掲載

作品名

著作権者

作品形態

ジャンル1

ジャンル2

オアシスを求めて

脚本=田向正健
制作著作=NHK

テレビドラマ

SF

 ヒューマンドラマ

出演

発表年

評価

一言

中井貴一ほか

1985年

☆☆☆☆

「きみはぼくの一部だ」

寸評

NHKのオリジナル単発ドラマである。

近未来の地球、そして月が舞台である。

地球の環境は破壊され、人口の増加も限界にきたため、人類は地球軌道を回るスペースコロニーへ活路を見出そうとしていた。(ガンダムか?)
日本初のスペースコロニー開発に携わる主人公は、アメリカのスペースコロニーの失踪、そして自らが携わっているスペースコロニー、それを管理する人工知能R7に疑問を持ち始める。
R計画。主人公の曽祖父がはじめたR計画との接点が・・・。
密かに進み、人類を管理しているR計画とは?月基地で知った驚愕の事実とは!?

主人公のクライマックスの言葉「君はぼくの一部だ」単純な言葉のなかに、非常に重い真理が込
められている。

地球環境への警鐘、そして当時無限の可能性として思い描かれていたバイオテクノロジーへの疑問、また、サブドラマとして教育問題、老人医療問題などを具体化した秀作である。

脚本:田向正健 出演:中井貴一/田中美佐子/橋爪功 など

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