編集後記

2005年ダイジェスト

05年12月「女性天皇」

女性・女系天皇の議論が話題に上っている。

小泉首相の諮問機関は女性にも皇位継承権を認める
男女を問わず第一子優先の答申を提出した。

それに対して、各所から反対の意見が出されているが、
なぜ女性・女系がだめなのかわからない。

男系で脈々と受け継がれてきたというが、
遺伝子のレベルでは、すでに2代外部の血が入っている時点で
(美智子さんと雅子さん)
仮に今上天皇が100%純粋だとしても
愛子さんの世代では25%の濃さしかない。

同様にお妃を外部からもらい続ければ
一族血が繋がっているなど、なんの意味もなさなくなる。

逆に女性の方が、細胞質遺伝
(女系で100%子孫に遺伝していく)
があるため血がつながると言える。

ま、どっちだっていいんだけどね。
ただ、皇族が増えて公費がかかりすぎることは避けてもらいたい。

05年11月「狂言力?」

狂言師 和泉元彌がプロレスに参戦するという。

他のスポーツ選手がプロレス転向することでも難しいのに狂言師が転向など明らかに現実的ではない。

誰もが、彼が醜態を晒すこと理解しており、
それでも彼をそこまでさせる彼の追い込まれた状況に哀れみを感じているだろう。

そして世間がそう感じていることを彼自身も感じているだろう。

でも彼は参戦することを決めた。
よっぽどお金が必要なのだろう。
もしくは芸能界で生き残りたいのだろう。

彼のパフォーマンスが痛々しい。

仮に今回のパフォーマンスが成功したところで、数ヶ月の命なのに、芸能界の色物として。

05年10月「新PC」

ついにパソコンを買い換えました。

以前の機種を6年以上使用していたので
その間の取り巻く環境の変化は大きく、
いくつかのソフトでXPに対応していないなど移植ができませんでした。

まだ、購入から1週間程度しか経っていないため、
新機種の快適さより、各種設定が自分仕様になっていないことによる
不便さの方が勝っています。

でも、いずれ実感することになるでしょう。
なんたって、以前のCPUは400MHz、
今回のCPUは3.0GHz。

05年9月「電化製品集団故障」

よく、家電が一斉に故障すると言われますが、
現在の我が家はまさにその状態。

ここ1、2ヶ月で次のものが故障しました。

DVDプレーヤー(1年半)
電子レンジ(10数年)
ADSLモデム(4年)
車載CDデッキ(7年)
ビデオカメラ(7年、2回目の故障)

そして今使用しているPC(6年)もついに不具合から回復できなくなってきました。
新しい製品を購入することは楽しいのですが、出費が重なり、きびしい状況です。

05年8月「アスベスト」

最近、アスベストの被害が盛んに報道されているが、
少し奇妙な感じがする。

それは、自分にとってアスベストの問題は
20年以上も前の問題だからである。

学生のころ、アスベストが有害であり、
学校にアスベストが使用されているということで
大きな問題となった。

その頃アスベストを吸引して、
今、健康被害が出ているというのは理解できるが、
なぜ、未だにアスベストがいたる所で存在しているのか?

国の対応の鈍さ、危機意識のなさには今更驚かないが、
そんな国でよいのだろうか?

05年7月「クールビズ」

最近、「クールビズ」って言葉が巷を賑わしています。
以前、このコーナーで同じようなこと書いたなぁと確認したところ、
なんと1999年6月号、当サイトの創刊号の編集後記でした。
その当時、私が提案していたことがやっと公的に行なわれようとしています。
(この取り組みが定着するかは、疑問だが...)

ところで、本サイト、1999年6月に開設し、早6年。
すでに7年目に突入しているということに気づかされました。

当初の熱気はなくなっていますが、
日課(月課?)のようになって、継続しています。
我ながら、驚きを隠せません。

これからもなんとか継続していきたいと思います。

05年6月「靖国問題」

中国の要人が首相との会談をドタキャンして帰国した。
数週間前の中国での日本施設襲撃など、日中間の緊張状態が悪化している。

ひとつの要因として首相の靖国参拝問題がある。

中国の対応も大人気ないが、
小泉首相には、もう少し利口に大人の判断、対応をしてもらいたい。

靖国神社を参拝することになんの問題もないし、不満もない。

しかし、これだけアジア諸国の反発をくらい、
アジア諸国の反論のネタにされているのだから、
中止するという利口な対応をしてもらいたい。

そうすることによって
文句を言っているアジア諸国は
文句の言いようがなくなる。

これは、日本にとって有利となると思うのだが。
相手より優位な立場に立つ、こんな簡単な方法があるのに、
気がつかないほど小泉さんはバ○なのか?

05年5月「事故報道の姿勢」

また、痛ましい事故が起きました。
JR西日本の鉄道事故です。

気になるのは、報道です。
犠牲者に哀悼の意を表すことは必要ですが、
果たして被害者、遺族に関係のない一般の我々が
彼らの個人情報を知る必要があるのでしょうか?

幼い子供たちを残して逝ってしまったお母さん、
娘の無事を祈る父親、
彼らを取材し、彼ら周辺を一般大衆に広める意義はどこにあるのでしょうか?

一部の方は、匿名となっていました。
遺族は、このような対応が正解だと思います。

05年4月「ホリエモン」

ここ1ヶ月ほど、ホリエモンvsフジサンケイグループの
見ごたえのある攻防が展開された。

時間外取引による電撃的なニッポン放送の大量株式購入にはじまり、
結果としてライブドアがニッポン放送株の過半数を得た。

現時点では、ソフトバンク系の投資会社にニッポン放送が持つ
フジテレビ株の貸与ということでフジサンケイグループが優位に立っている。

この間、「TOB」、「ポイゾンピル」、「ホワイトナイト」など
様々なM&Aに絡む用語やテクニックを勉強することができた。

下手なドラマを見るより勉強になったし、楽しかった。

05年3月「デジタル家電」

今欲しいものが3つあります。

デジタル一眼レフカメラEOS Digital、
パソコン用液晶ディスプレイ、
DVDレコーダー。

いわゆるデジタル家電といわれるものです。

ほんの2、3年前は高過ぎたり、
その意味を見出せなかったりで
まったく購入するつもりはなかったものでしたが、
すっかり値下がりし、購入を真剣に考えるようになりました。

いずれも1、2年の間には、購入していると思われます。

とりあえず、液晶ディスプレイはすぐにでも買わなきゃ。
こうして入力していても、画面が黄色くなっている...

05年2月「タイタン」

1月14日、小型探査機ホイヘンスが土星の衛星タイタンに着陸した。
私が知る限り、地球以外の天体に人工物が意図的に着陸したのは、
月、火星に次いで3番目である。

タイタンは衛星としては珍しく大気のある天体で、
炭化水素の海があるのでは、と予想されていた。

さすがに気温は氷点下百何十度という極寒の世界なので
生物の存在は期待できないが、原始の地球に似た部分があり、
生命誕生のヒントが得られるのではと言われていた。

この計画を知った昨年から、この日を待っていた。
当日は、朝からドキドキして落ち着かなかった。

無事に着陸した探査機からは映像や音が届いている。

映像は、残念ながら直接的に液体を見ることはできなかったが、
液体の存在を示唆していた。

また、カラー映像は、火星の様子に似ていた。

自分が生きている間にタイタンに人類が降り立つことはないだろう。
タイタンの様子を見るのは、これが最初で最後になると思う。

05年1月「災」

2004年もあっという間に過ぎ去ってしまった。

それにしても今年は本当に「災」の字が当てはまる年だった。

明るい話題はスポーツだけで、
天災として地震、台風、猛暑、
人災として虐待、誘拐致死など。

2005年はよい年に、と思うが、
それぞれの原因を思うと
改善は見込めそうにない。

世紀末はとうに過ぎたが、
人類自体は確実に世紀末を迎えようとしているように
思えてならない。