編集後記 2002年総集編

きままな発言「TOEICテスト」 0212

先日、TOEICテストをはじめて受けました。

英語ぎらいの編集長Kが仕事の関係で英語を使わなければいけなくなったので勉強をはじめました。
勉強の効果がどの程度あったかを測る目的で今回の受験となりました。

今回は、「どうしてもがんばらなければいけない」という切迫感はありませんが、久しぶりの試験でちょっと緊張しました。

まだ、結果は出ていませんが、ある意味予想どおり、出来ませんでした。
果たして何点取れているか、そして半年後、1年後の勉強の効果はどうなるでしょうか。

「ノーベル賞受賞、田中氏のその後」 0211

一介のサラリーマンである田中氏がノーベル賞を受賞した。

彼がノーベル賞を受賞したことより、ノーベル財団が一介のサラリーマンである彼の業績を正当に評価し、ノーベル賞を授けたことに驚きを隠せない。ノーベル賞は偉大である。

さて、問題は、そのことではない。
‘またもや’であるが、日本のマスコミのレベルの低さが露呈している。

彼の功績や、受賞に対するコメントなどを取材することは問題ないだろう。
だが、より深く入った彼のプライバシーにかかわることをマスコミは公表する権利があるのであろうか?

マスコミに言わせば「大衆の要求があるから」というのだろうが、それは‘国民のバカさ’と言っているようなものである。

田中氏の偉業には敬服し、すばらしいことと思うが、発表から数週間たっても垂れ流されている本件の報道を見ると悲しくなってくる。
やっぱり、大衆はバカなのか・・・

「北朝鮮訪問」 0210

2002年9月、時の首相、小泉純一郎氏が北朝鮮を訪朝した。

結果は、予想を大きく上回る北朝鮮の譲歩をひき出した。
いや、引き出したというよりは北朝鮮が出すべくして出したといったほうがよいだろう。

拉致事件の謝罪、ミサイル発射の無期限凍結、核査察の無条件受け入れ、etc。
事前の予想ではここまで北朝鮮が譲歩してくるとは想像できなかった。
そこまで北朝鮮が追い詰められている、ということだろう。

しかし、この状況を日本国内は素直に評価していない。

拉致事件の結果が、これまた予想を上回る悲劇に終わったからである。

しかし、今回の訪朝は素直に評価すべきである。
今回の訪朝によって拉致事件の結果が変わった訳ではない。
逆にこの時点で結果がわかって良かったのである。

批判は、いままでの外務省や政権の失敗であり、現政権の失敗ではない。

国民は、拉致事件の悲報に便乗した政治家、国家主義者たちに影響されてはいけない。
ただ、拉致事件の被害者関係者を除いては...

「画像の使用」 0209

2002年7月に突然、ホームページ制作会社の方からメールが来ました。

私の撮った写真画像、月刊Kずフォトに掲載中の「桜」の写真をある商業サイトで使わせて欲しい、
という依頼でした。

画像の著作権者を明記してほしいとのお願いは受けてもらえませんでしたが、
自分の撮影した写真画像が一応プロから依頼を受けて利用されるという誘惑に勝てず、OKを出しました。

数日後、作業完了の連絡が来てビックリ!!

なんと2002年サッカーワールドカップで日本代表が合宿をした「葛城 北の丸」のサイトでした。

画像は小さく、画質の処理も行われているのでオリジナルはわかりにくいのですが、
まぎれもなく桜の写真は私の「桜」です。

なんかとってもうれしいです。

「歩きながらの喫煙 0208

歩きながらの喫煙が話題になっている。
あらためて考えてみれば、危険で結構ヒドイことだ。

すれ違う時、大半は他人に向けて振り歩いている。
極端なことを言えば、ナイフを持ったまま雑踏の中を歩いているようなものである。
自分自身も気になるが、子供を連れている時は特に怖い。

東京のある区が禁止条例を設けた。当然のことであるが、快挙である。
禁煙場所での喫煙、歩きタバコ、吸殻のポイ捨て、etc、喫煙者にあまい日本である。

「臓器移植」 0207

先日、小さな子供が心臓移植を希望してアメリカに行く、という報道がされていた。この報道に接し、自分のなかにある矛盾する気持ちを再確認した。

今回の心臓移植に限らず、様々な不妊治療にはじまって先天性の機能疾患や後天的なケガや病気に対して人類は生物としての領域をはるかに越えたことを進めている。

生物は本来、その環境に適したものが生き残り、身体的な欠陥のある個体、他者よりも劣る個体は淘汰されていくものである。この理論に当てはめれば今回の子供も救う必要はなく死んでいく運命であるといえる。
でも、仮に我が子が同じ状況になったらこのような自然淘汰を受け入れることができるだろうか?当然、答えはNoである。どんなことをしてでも助けたい、成長を見届けたいと思う。

正統派理系を自認している私のなかにある大きな矛盾である。

「ワールドカップ」 0206

いよいよサッカーワールドカップがはじまります。
もともとサッカーには興味をもっていましたが、世界的なイベントであり、国内で開催されることは自分が生きている間には2度とないと思うと、胸踊ります。
技術的なことは詳しくないので根拠はありませんが、いくつか予想をしてみましょう。

優勝国は?
アルゼンチン
順当にいけばフランスでしょうが、2開催連続優勝できるほどワールドカップはあまくないでしょう。となれば実力ナンバー2のアルゼンチンが優勝候補の筆頭にあげざるを得ません。

日本の結果は?
実力的には、良くて1勝1敗1分、順当にいけば1敗2分、2敗1分なんてことも。
予選であたる3チームは勝てない相手ではないと思いますが、いずれも負ける確立のほうが高いと思います。

  勝ち 引き分け 負け
対ベルギー 20% 30% 50%
対ロシア 20% 40% 40%
対チュニジア 30% 40% 30%

3勝 1.2% 2勝1分5.8% 2勝1敗6.6% 1勝2分9.2%   決勝トーナメント進出(可能性大)22.8%
1勝1敗1分21%  決勝トーナメント進出微妙  21%
1勝2敗11.4% 3分4.8 1敗2分16.4% 2敗1分17.6% 3敗6% 予選リーグ敗退 54.2%

追記(2002年7月1日)

アルゼンチンが予選敗退とは・・・
日本は2勝1分で決勝トーナメント進出。韓国はベスト4。
なんだかんだ言っても強かったブラジル。

驚きの大会でした。いや〜、おもしろかった。

「幼稚園入園」 0205

今年で4歳になる息子がこの4月から幼稚園にかよっています。

彼にとってはじめて家庭以外の社会で、親と長時間離れる今まで経験のない状況です。

言葉にはあまり出しませんが、そうとうストレスが溜まっているようです。

避けてはとおれない時期なのでそっと見守っていきたいと考えています。

ところで当初は保育園にいれるつもりでしたが、定員オーバーで保育園入園を断念しました。

前から言われていたことですが、横浜市の待機児童の問題は相当深刻です。

「それは変だろう」 0204

それは変だろう

最近思った'それは変だろう'を挙げます。

鈴木宗雄議員の離党:
自民党に迷惑をかけたので自民党を離党しますってそれは変だろう。
議員のやったことは国益に反することなんだから議員辞職をすべきだろう。
自民党に謝って、国民には謝らないのか?

ドライバーが見ることができる室内テレビ:
カーナビと共用で室内テレビを見ているドライバーを見かけるが、それは変だろう。
運転をしながらテレビを見ることが危険だということは、小学生が考えたってわかることではないか?
友人のカーナビ、テレビは車が動き出すと画面が消える仕組みになっていたが、運転手から見ることができるカーナビは同じような仕組みにすべきではないか?

「放送禁止用語」 0203

先日、ラジオを聞いていた。
街角インタビューで、一般人が「私は〇〇キチガイなんです。」と発言した。ここでいう'〇〇キチガイ'とは'〇〇がとてもスキだ'という意味である。
この発言を受けてインタビュアーやスタジオはあたふた。後ほどスタジオから「不適切な発言がありました。・・・」との謝罪があった。

なにが不適切なのだろうか?

キチガイという言葉が禁止用語ということは知っているが、今回の利用についてはまったく差別的な意味はなく、あえて指摘されなければ不適切と気がつかずに聞き流せる使い方だと思う。

メクラ、クロンボ、etc。なんでそこまで気にしなければいけないのか?

わざわざ指摘する方がよけいに差別しているように思う。

p.s.
アニメ「ジャングルくろべえ」、テレビドラマ「ウルトラセブン12話」。復活を希望する。(わかる人にしかわからない。)

「冬山遭難」 0202

毎年このシーズンになると冬山での遭難、救助の報道がされる。

救助の困難さをみるにいつも思っていたことがある。入山者に発信機を持たせたらどうだろうか。

遭難者の救助には多大な人手と機材経費がかかる。地元自治体の負担は相当なものだろう。(救助活動の費用を当事者もしくはその遺族が支払っているかどうかは知らないが)

発信機システムは、技術的には可能だろう。宣伝ではないが、「ココセコム」というサービスが具体化している。このサービスが山間地を含めた全国をカバーしているか不明であるが、類似のシステムを入山者の必携とすれば遭難救助は飛躍的に短時間、費用軽減になるのではないだろうか?

遭難者は無事に救助される確率が飛躍的に向上し、地元自治体の経費負担は軽減されるだろう。

このような案はすでに検討されているのだろうか?反対する意見はあるのだろうか?関係者に聞いてみたい。

「ブロードバンド」 0201

みなさん、明けましておめでとうございます。

世紀末2000年、そして新世紀2001年も他のありふれた年と同じように日々のあわただしさのなかであっという間にすぎ、2002年の幕開けとなりました。

私のサイトも足掛け4年となります。だいぶ、ネタ切れのカテゴリーはありますが、なんとか月刊体制を維持しております。今後ともご愛顧のほどよろしくお願いいたします。

さて、今回のトピックはなんといっても我が家のネット環境がブロードバンド対応になったことです。

昨年末にNTTのフレッツADSLを導入し、高速通信、つなぎ放題となりました。速度はMax1.5Mbpsにおよばない900Kbps程度ですが、ダイヤルアップ時代の数Kbpsに比べたら雲泥の差です。

トータルの通信料金は若干のアップとなりましたが、時間あたりで得られる情報量は飛躍的に増加しているので導入は正解でしょう。

より高速の光ファイバー網が整備され、各家庭に普通に導入されるようになった時には、社会構造ががらりと変わることもあながち誇大妄想ではないようです。数年後の社会はどのように変化しているのでしょうか?

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