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タオ・スラナリ像
スラナリさん

 「コラート」といえば、「スラナリ(Tao-Suranaree)さん」と言うくらい、
スラナリさん」は有名だ。

 この方(女性)は1800年代初期にラオス軍にコラートが襲撃され
ほぼラオスの軍隊の手中に陥ちたことがあった。
その壊滅的状況から頭脳戦略(敵兵に酒を送り、酔ったところを襲った)で
ラオス軍を撃退したコラートの英雄だ。

みんな「ヤ・モー(モー婦人)」と呼んで慕っている。
銅像が街の中心にあり、市民がひっきりなしにお参りに来る。

毎年、酷暑の入りの3月末には、「ヤ・モーのお祭り」が一週間程催され、
コラートっ子で賑わう。

スラナリさんは、私の住居のすぐ近くの寺院「ワット・サラロイ」にある墓地で眠る。

最近「THE MALL(ドゥ・モー)」というショッピングセンターが出来た。
そこにタイのトゥクトゥク等のタクシー系で行こうとすると90%ぐらいの確立で
「ヤ・モー」に連れて行かれる。
THE MALL 爆発ショー

THE MALL(ドゥ・モー)

 コラートで一番、いやイサーン(タイ東北部)で一番でっかい?
ショッピング・センターだ。
このお店の建設は1996年頃から始まったと記憶している。

しかし、その翌年1997年7月頃タイの貨幣は従来の$との連動相場制から、
よせばいいのに変動相場制へと何故か切り替えてしまった。
経済の屋台骨を外国企業からの投資に頼って来たこの国の経済は、
バーツが$と連動しなくなり、トレーダーたちの指先によりバーツ高になった瞬間、
当たり前の様に外国資本は手を引き始め、
当たり前のようにバブルがはじけ、
当たり前のようにノンバンクは倒産し、
政府は銀行を潰さないよう走り回り、
当たり前のように政権は交代し、
アジア通貨危機の元凶となったこの国は経済的にボロボロになった。

 当然このショッピングセンターの建設も凍結され、
お化け屋敷の様になったまま、しばらく放置されることとなった。

しかし、1999年後半から建設は再開され、2000年8月、
見事オープンにこぎつけた。

 店内は、日本食屋さん等、タイでは有名なレストランやファーストフードのチェーン店が一階二階の道路側に軒を並べ、
他のエリアはタイのショッピングセンターらしく数々のテナントが業種ごとにまとまって営業している。

なんと、ここには日本でも超レアな北陸人御用達「8番らーめん」がある。
普通の日本人はあんまり美味しがらない・・・日本の8番と同じ味だから・・・
(バンコックにもあるけど・・・)

 そして三階には数件の映画館、ボーリング場、コンサート等を行う多目的ホールがあり、
一階の中央には、人間の指なんかも食いちぎっちゃう巨大怪魚「ピラルク」が数匹居る池がある。
そして、一階の外には人間用のプールもあるんだよ。

 地下には、PCショップや民芸品店、アンティークショップ等があり、
時間つぶしには役に立つ。

 このお店でぜひ押さえておきたいのが、
毎日PM7:00に行われる大ガス爆発イベントだ。
これはお店正面の右側にある滝のところで行われる。
火がついた瞬間に熱風が周辺20mぐらいに吹き出すので、
近くで見ていると大変危険なので酔い子は遠くから観るようにね。