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参戦記2 富士川キウイマラソン2002・・・

 2002年11月17日(日) 風邪をひいてても走るのだ・・・

 朝5:00、まだ真っ暗ななか目覚める。
 いつも通り、ジョンの散歩と身の回りの支度を整え6:40過ぎに家族と共にフォードなんとか言う車に乗り込む。

今回の行き先は、静岡県富士川町。
ここで、第12回富士川キウイマラソンが開催されるのだ。

この同日、同じく静岡県磐田市で「ジュビロ磐田メモリアルマラソン」が開催されるので、
こちら側はどちらかというと裏番組的な大会でもある。
今回も、先輩ランナーのA氏に勧められての出場である。

風邪のせいか、頭がボーっとしていて、家を出てから走る道をずっと間違えていた。
R150で清水に行くのではない!東名焼津ICに行くのである!

まあ、そうはいっても知った道ではあるので、東名高速に乗る。
清水で降りるか、富士まで行くか???迷ううちに清水ICまで来てしまった。
仕方ないので、そのまま富士まで乗り続ける事にした。

富士ICから旧国1へ出て、富士川町方面に戻る。
富士川に架かる橋を渡り直ぐに右折。そのまま直進して約3分で会場に着く。
娘のゆいちゃんが、到着後に車酔いでゲロを吐く。

知らないうちに、富士川町にも立派な体育館が出来たものである。
ウィングアリーナとかいう訳のわからない変な名前を除けば100点あげるね。

体育館前で受付を済ませ、バザーの方へふらふら行くと、A氏発見。
今回は一人である。
A氏は、ご栄転で単身赴任が決まっており(タイから帰って来たばっかりなのにねぇ)
家族に愛想をつかされたのであろうか?

スタートまで時間がかなりあるので、体育館内で家族としばらくのんびりする。

9:00ちょっと前に開会式、その後、超混雑のするトイレで暫しがんばりすっきりする。
9:40に家族と別れてスターと地点へと移動する。

ハーフ、10キロに続き10:00ちょうどに5キロの部スタート。
始点のゲートから結構後ろの方にいたので、ゲート通過時に自分の腕時計をスタートさせる。

しばらくはスタート団子から抜け出せず横に広がったおば様たちの後ろを走る。
200−300mほど走ったところで前方クリア。やっとこさ抜け出した。
もう先頭集団は視界から消えている。もちろんその集団に付いていく気持ちなど毛頭ないのだが・・・
まあ、今回は後ろから2割ぐらいの位置にいてゴールできれば良いかな???と言う乗りなのだ。

折り返し地点までは、清水七中の陸上部の後ろを粛々と付いて走った。
折り返したところで、突然左背中が痛む・・・・
歩くのも癪なので、フラフラと相当ペースを落として走り続ける。
ありがたいことに、沿道の富士川町民の方たちが「がんばってー!」と声援を送ってくれるのだが、
この時の僕には、おじさんが「おめー真っ直ぐ走んないと、田んぼに落っこちるぞ!」と激をとばしてくれた。

ゴールの1.5キロぐらい手前から結構な上り坂が始まり、ここをダラダラ頑張っていたら、痛みが取れた。

ここから一気にダッシュ!・・・したら、後ろから来た10キロの部の先頭ランナーに一気に抜かれた。
まるで、自転車と歩行者ぐらいのスピードの差があった。
本気の人の偉大さに頭が下がる。

体育館横の下りを一気に駆け下りてゴールに向かう。
子供たちと妻が見えたところで、余裕の走り。

そして、ゴールに駆け込み、うちわの様なIDリーダで自動計測をしてもらう。

結果は、自分の時計で29分06秒。公式記録は29分13秒。
5キロ40歳台 36/50位ということで、後ろから2割の目標も無事クリア。

息子のあっ君は、先頭がゴールしてからちっともお父さんが帰ってこないので、とっても心配していたようだ。


以下 おまけ のA氏

A氏は今回も速かった。
ハーフ40歳台で12位。あと一寸でKiwi賞(9位)がもらえたのに・・・

最後に・・・
このレースで一つすごく残念だった事がある。
それは、豚汁サービスの現場であった事。

私が走り終えた後、息子と豚汁をもらうため長い列の後ろに並んだ。
息子は、僕の帰りを外で待っていたので体が冷えており「暖かい物を食べよう」と言ったら嬉しそうな顔をして列に並んだのである。
10分ほど並んでやっと自分達の番になった。ただ、その時、追加の豚汁が届かず残り少なかったのである。
突然「すみません、ここからは選手の方を優先的に配りますのでそうでない方は選手の後にしてください!」と豚汁を配布する係の人たちが叫んだ。
やっと豚汁を目の前にした我が息子に向かっておばさんは「僕、選手じゃないよね。後にしてね。」小学2年生の息子は残念そうに何も言わずに列から離れた。
選手であった僕は、豚汁をもらってすぐに息子を捕まえ僕の豚汁をあげたので直にご機嫌が戻ったが・・・
最初っから選手用とうたってあるのなら納得できるのだが、そうじゃあなかったのに突然この仕打ちは無いだろう。
しかも、並んでいるのは分別のある大人ばかりで、その中の子供を捕まえてその言い方は無いだろうが・・・
ボランティアでやってくれているであろう おばさんを怒鳴り散らすわけには行かないのでグッとこらえて・・・

まあ、来年息子がこの大会に出たいと言ってくれたのが何よりであった・・・