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参戦記1 富士マラソンフェスタ2002・・・FISCOでデビュー

 2002年9月22日(日) いよいよデビュー・・・

 朝5:00頃起床。ジョンの散歩と身の回りの支度を整え6:30過ぎに妻と共にファンキー・ビートに乗り込む。

行き先はFISCOこと「富士スピードウェイ」。

まだ走り始めてひと月程しか経っていないが、やはり僕がデビューを飾る舞台はFISCOしかない!
・・・との強い想いで一昨日参戦を決意。
しかも、ビートで遠出をするのも初めての経験であるし、高速道路をビートで走るのもコリャまた初めてなのである。
(今回は、姪のやよいちゃんが諏訪から昨日の子供たちの小学校の運動会に応援に来てくれているので、
そのまま、子供の子守と、おうちの留守番をお願いしてしまったのだ。)

7:00頃、焼津インターから東名に乗る。
最初は、余りのステアリングの軽さにビビッていたが、日本坂トンネルを抜ける頃には慣れた。
背中でエンジンをビービー言わせて6000rpm強で回し続け、ビートは予想外に軽快な走りをしてくれたのだ。
おまけに、追い越し車線へと何度も果敢なる挑戦を見せてくれた。

50分程で御殿場インターへ到着。
インターから、お彼岸のためか渋滞する道をだらだらと約30分程でFISCOに到着。

入り口のゲートのお兄さんに「今日は何の目的ですか?」と聞かれ、
「マラソンです。」と答えると
「はい、駐車料1000円頂きます。」ということで、
当然ながら、今日は入場料が不要なのだ。

駐車場案内係の指示に従い、ビートをグランドスタンド横(ホームストレート立ち上がりの辺り)に駐車。

そこには、今まで、見たことも、聞いたことも、考えたことも、想像したことも無いランナーズの世界があった。

「こんなに人がいっぱいいて、当日の参加枠空いてるかな〜?」なんて妻と話をしていたら、
「済みません、車押してください。」と、車輪を側溝に落っことした車のオーナーに声をかけられた。
「急いでますから・・・」何て言えないので、とりあえず思いっきり押して助けてあげた。

善行賞!

グランドスタンド下の側道(歩道)を通り、ピットへ続くトンネルを抜ける。
管制塔の下に出ると、参加受付の案内に従ってピット方面に向かう。
華やかな表側とは対照的に、ピット裏は会社の駐車場?のように殺風景なところなのだ。

JALやアシックス等のメジャーなスポンサーの派手なブースと幟旗の中から、「当日受付」の貧弱なビラを下げたピットを探し出し受付をする。
僕が、参加申込書にいろいろ記入し、参加種目の「一般・高校生男子5キロ」ってところにマークを入れると、
そこにいたスタッフのおじさんが「5キロ残り2枚だね・・・」って係りのお姉さんに話しかけた・・・
「セーフ!」
そして、僕はデビューをここで飾れることを妻と喜び合った。

もらったパンフレットを見ていると、まあ何と海外から出走される方もいらっしゃる。
Bkk走遊会の秋山さんと言う方が、わざわざタイから出走されるようだ。

隣接されていたフリーマーケットを妻と一緒に見ていると、お友達のA氏が奥さんと娘さんを引き連れて登場。
A氏は、今回ハーフマラソンに参戦するとのことでちょっと緊張気味であった。

開会式の始まる10時ちょっと前にピットロード脇のペースカーのところで写真を撮っていると、大会関係者と共に柔ちゃん(田村亮子さん)が横を通っていった。

(写真 下  左:ペースカー   右:やわらチャン)

電光掲示板が10:00を示すと同時にハーフマラソンの一団が一斉にスタートを切った。
それを見届けた僕は、早速アップを開始し10:30分の5キロの部のスタートに備えた。
アップで体力を消耗するのが、ちょっともったいなかったのだが・・・

(写真 下: スタート前 <ハーフの部>)

10:30、いよいよ僕はデビュー戦のスタートを切った。
このスタートで、僕は一気に先頭集団と引き離され、お遊びランナーズの集団の中を走り始めたのだ。
最初の仕事は、ポールポジションの場所を踏むことに始まった。
団子になっている集団の中、斜行をしポールポジションを踏んで想いを遂げた。
1キロぐらいは、柔ちゃんも一緒に走ってくれ、ホームストレートの終わり辺りでみんなに手を振って応援してくれた。
ただ、残念なことに僕の前を走っていたお姉さんが「なんだ、もう終わりっか?」とでっかい声を出して柔ちゃんに文句を言っていた。
全く、心無い発言である。

きつい第一コーナーは右下り坂だ。
インにつけてコーナーを立ち上がる辺りに来るともう先頭集団が、5キロの距離あわせのために作られた旧コースへの迂回路から戻ってくるのが見えた。
第一コーナーを下り、そのまま旧コースに入り、百数十メートル下る。
その先の赤いパイロンを回り、下ってきた道を戻る。
ここが、また結構な上りなのである。しかし、まだ体力的には大丈夫なのだ。
あの、サントリーコーナーをアウト・イン・アウトのセオリー通りのライン取りで直線的に抜ける。
そして、だらだらと上る100R−250Rをゼーゼー言いながら乗り越え、やや下り気味にヘアピンコーナーに突っ込んでいく。
この辺りで妻が見ているはずなのだが、探しても見当たらない・・・
この辺りでスタートから3.5キロほどだ。
上手くいけば25分ぐらいでゴールできるのかな?なんて思ったりもした。
きついヘアピンをクリアすると、その先に給水所がある・・・が、水分補給をやめた。

(写真 下: ヘアピンの狼)

この先が地獄であった。
ヘアピンの先の300Rまでだらだら下ると、見慣れたダンロップコーナーが壁になって目の前に現れた!
「あれ???こんなに上ってるの???」
「歩こうか?いや、がんばろう!」バタバタと歩き始める人たちを尻目に、歩いている奴等を抜けない速度で走り抜ける僕。
上がらない足を引きずりながら250R−150Rを一気に止まりそうな速度で駆け上がる。

POTENZAの看板が見えてきた、もう少し・・・
最終コーナーを立ち上がり、ホームストレートを気持ちの中だけダッシュ。
ゴールがあるパドック前に向かうため、ピットロードへ入る。
グランドスタンドから、A氏の家族が声援を送ってくれたが、手を振る余裕も無く、軽く会釈をすることだけしかできなかった。
電光掲示板を見ると、もうスタートして30分が過ぎていた・・・
最後の力を振り絞ってゴール・イン・・・
(最近のこういった競技は、靴にIDの入ったタグを付けており、これをセンサで読み取り自動計測されるのである。)

靴の紐を外し、IDタグを返却する。

妻がニコニコと僕を迎えてくれた。

(写真 下  左:もうすぐGOAL   右:完走証をもらったよ 自己ベスト 32分12秒)

**以下 オフィシャル・ホームページから**・・・ビリで無くって良かった

富士マラソンフェスタ(02/9/22):個人検索結果
ゼッケン番号  氏名     タイム   総合順位  種目別順位  種目名
4235      水口 竜司 00:32:12  131/156   103/124   5K一般・高校生男子

**付録 A氏の記録**・・・結構速いねぇ
ゼッケン番号  氏名    タイム   総合順位  種目別順位  種目名
***       A氏    01:36:23  130/612   39/193   ハーフ男子40歳代