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鴨志田穣|西原理恵子

アジアパー伝  2004年1月読了
やはり、タイに来る時に持ってきたウスラばか本が終わってしまったので、出張に来て飛んで火に入る夏の状態の西原さんから借りて読んだ。
カモちゃんよりも、彼の奥さんである漫画家の西原理恵子(ぼくんちの作者)の方が有名でもある。
これを読んでいていて・・・ああ、カモちゃんみたいな友達を持たない自分を幸せに思うのであった。
(そういう私も彼のように転がる人生を歩みつつあった時期もあったが・・・しかし、自分のストイックな部分がそうさせなかったと今になってみれば思うのである。)
まさに、カモちゃんはアジアのパーの一人であるが、彼のような正直者が好きである。
こういう文章は、女を食い物にしたことがある奴とか、平然と不誠実な奴等には書けないのである。
それは、誠実だけが取り得の自分がいうのであるから間違いない。
誠実と不誠実が一対であることもまた然り・・・

2004年1月コラートにて