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浅倉卓弥

四日間の奇蹟  2004年3月読了
タイから帰ってきて息を付く間もなく肺炎になり、わずかな期間の病床で読んだ本。

久しぶりに泣かせてもらった・・・大変すばらしい作品である。本好きで良かったと思える一冊。

元天才ピアニストの敬パパと、現役の奇跡のピアニスト千織・・・真理子さん・・・
誰がこの物語の主人公だかわからないと云う欠陥?が読み終わって2日経つまで気付かなかった・・・。
物語としては決して面白い訳ではないのだが、何だか心地良く心洗われる・・・
ああ、僕の心の中は未だカビで固まっていないんだ・・・と気付かせてもらった。

奇蹟・・・現在、自分が生きている事さえ奇蹟に思える事がある。
ましてや手を伸ばせば子供達を抱きしめられるこの今の事実さえも奇蹟や偶然の積み重ねの中から得られた事。
命ある現在に感謝して・・・

ここ2年ぐらいで最高に感動させてもらった作品。
みんな読むべし・・・