Katzen Kaffee




VIVA!MUSICAL

★雑誌「てんとう虫10月号」からの転載です(A^^;)★ 無断で転載しています。再転載は止めてくださいネ!


ミュージカル名作紹介
文=山内佳寿子、萩尾瞳

『オペラ座の怪人』
THE PHANTOM OF THE OPERA

★STORY
19世紀中頃のパリ、オペラ座。その劇場の地下には音楽の才能あふれた怪人が棲み、彼は 若く美しいコーラスガールのクリスティーヌに心を奪われていた。オペラ座に新しいオーナーの ラウル子爵が現われ、幼なじみのクリスティーヌに求愛したことを知った怪人は激しく嫉妬する。 その頃次々と起こる奇怪な事件も、怪人の仕業だった。そして怪人は自作のオペラを上演中に クリスティーヌをさらい、追ってきたラウルと自分のどちらかを選べと迫る。そこで見せた クリスティーヌの心に衝撃を受けた怪人は2人を逃がし、自らは姿を消すのであった。

★DATA
作詞/チャールズ・ハート、リチャード・スティルゴー☆作曲/アンドリュー・ロイド=ウェバー ☆演出/ハロルド・プリンス☆初演/ロンドン:'86年10月、ハー・マジェスティーズ劇場☆ 日本初演/'88年4月、日生劇場

ロイド=ウェバーの名曲が響き、甘美な世界が観客を魅了する
今年、日本初演10周年を迎えた『オペラ座の怪人』は、現在、赤坂ミュージカル劇場でロングラン 上演中である。ロンドン初演からは12年が経っているが、ロンドンもニューヨークも、そして東京も、 『オペラ座の怪人』はチケット入手が困難なミュージカルとしても知られている。トニー賞を7部門 で受賞し、ウィーン、ロサンゼルス、トロント、ストックホルムなど、世界の各都市でも上演されている、 まさに名作中の名作だ。
『オペラ座の怪人』もアンドリュー・ロイド=ウェバーの作品である。音楽はもちろんのこと、 19世紀のパリ・オペラ座を再現した荘厳で美しい装置や衣裳、幻想的な照明、あまりにも有名な シャンデリアの落下・・・と様々な要素が愛≠フドラマを盛り上げ、その甘美な世界は、必ずや 観る者を虜にする。
劇団四季の創立35周年記念公演として、日本初演の幕を開けた「『オペラ座の怪人』はすごい らしい」のキャッチコピーとともに、人気が爆発、「ファントム・ブーム」を巻き起こした。そして 劇団四季の専用劇場である札幌JRシアター、大阪MBS劇場、福岡シティ劇場、名古屋ミューシーカル 劇場の4劇場は、この『オペラ座の怪人』で開場している。劇団四季の全国展開にも大きな役割を 果たしている作品でもあるのだ。東京では3年ぶりの上演となる赤坂ミュージカル劇場公演には、 今井清隆演じる新しい怪人が登場し、好評を博している。

『美女と野獣』
BEAUTY AND THE BEAST

★STORY
昔、遠い国のある城に、わがままで優しさを失なった王子がいた。ある夜、物乞いの老婆を冷たく 追い返した瞬間、老婆は魔法使いに変身、王子を醜い野獣に変えてしまう。老婆が持ってきた一輪の バラの花が散る前に、王子が愛する心を取り戻し相手からも愛されなくては、永遠に人間に戻れない・・・。 発明家の父と暮らす本好きの娘ベルは、ある日、父を捜して森に迷い、野獣の城に辿り着く。召し使いたちは 彼女をもてなすが野獣は頑なだ。だが、森で狼に囲まれたベルを野獣が助けたことで2人の心に 微妙な変化が。バラの花びらはあとわずかだが、やがて奇跡は起こる。

★DATA
作詞/ハワード・アシュマン、ティム・ライス☆作曲/アラン・メンケン☆演出/ロバート・ジェス・ロス ☆初演/ニューヨーク:'94年4月、パレス劇場☆日本初演/'95年11月、赤坂ミュージカル劇場

ディズニーによる華麗で、心温まる人気作品
いつも新作ミュージカルの上演に際し、大きな話題を作って驚かせる劇団四季が、『美女と野獣』の 日本公演でやってのけたことは、東西同時のロングラン公演だった。そのロングランは、東京では、日本最長の 28ヶ月を記録した。
『美女と野獣』は、ディズニーが初めて手掛けた舞台ミュージカルである。もともとアニメ映画の 大いなる実績は誰もが認めているディズニーだが、大ヒットとなったアニメ映画の『美女と野獣』の舞台ミュージカル 化には世界の注目が集まった。優秀なスタッフの中には、ロイド=ウェバー作品で、台本と作詞を多く手掛けている ティム・ライスも加わった。そして、その舞台は、実に楽しく、夢にあふれたミュージカルとして創り上げられた のである。老婆が一瞬にして魔法使いになったり、野獣が回転しながら王子の姿に戻ったり、また、もの≠ノ変身 させられた召し使いたちの衣裳など、ワクワクする仕掛けが舞台にいっぱいだ。「ビー・アワ・ゲスト」の華やかな ミュージカル・シーンでは花火≠ワで飛び出す。アニメを見ているような雰囲気も感じさせるのは、難しい 振付も、歌も、さりげなくこなしてしまう実力ある俳優たちが、舞台狭しと軽やかに動くからだろう。楽しさに 包まれながらも、野獣が熱唱する「愛せぬならば」は胸を衝く一曲。主題歌「美女と野獣」に乗って踊るベルと 野獣は実にロマンティックだ。現在、札幌と名古屋で上演中。

『キャッツ』
CATS

★STORY
都会の片隅の夜、永遠の命を与えられる、猫のなかの猫「ジェリクル・キャット」を選ぶパーティーに、 様々な猫たちが集まって来る。おばさん猫ジェニエニドッツ、ツッパリ猫ラム・タム・タガー、鉄道猫 スキンブルシャンクス、劇場猫ガス、マジック猫ミストフェリーズ・・・。 彼らはそれぞれに個性豊かな自己紹介をしていく。だが、年老いた娼婦猫グリザベラだけは誰からも相手にされない。 そのパーティーの最中に主催者である長老猫オールドデュトロノミーが犯罪王マキャヴィティに誘拐される。 が、マジック猫の機転と活躍で長老猫は無事に戻り、「ジェリクル・キャット」が決まる時が訪れる。選ばれたのは グリザベラ。そして彼女は天上へ昇って行く。

★DATA
作詞/T・S・エリオット☆作曲/アンドリュー・ロイド=ウェバー ☆初演/ロンドン:'81年5月、ニューロンドン劇場☆日本初演/'83年11月、キャッツ・シアター

四季といえばキャッツ=A猫たちの賑かな舞台空間
ミュージカル『キャッツ』は、ロンドンでの開幕から2年後の1983年に劇団四季の公演として日本で幕を 開けた。
劇場に入るとそこはキャッツ・ワールド。猫の目から見た都会の片隅の風景が劇場全体を包む。 そこで繰り広げられる猫たちのパティーは、ロイド=ウェバーの華やかなナンバーに乗って、賑やかだ。 日本版は、歌舞伎の戸板返しを取り入れたりなどの日本的な工夫を加えての演出や、猫たちが何度か客席に登場する ことでより強く感じる一体感が観客を大いに湧かせ、楽しませる。
この『キャッツ』の幕開きこそが、現在に繋がるミュージカル公演の隆盛のきっかけとなった。劇団四季は 『キャッツ』の開幕にあたって幾つかの新しい試みを行った。チケット販売のコンピューター化、専用劇場の建設、 企業の文化へのサポート<メセナ>活動との連動、テレビCMなどの宣伝効果といった様々な話題が、『キャッツ』 を見なければ流行に乗り遅れると言われるほどの大ヒットに繋がった。東京での初演に続いて、大阪、名古屋、札幌、 福岡と開幕し各地でロングラン公演を成功させ、それぞれの都市を取り巻く文化環境を大きく変えることにもなった。 ミュージカル・ファンも増大した。現在は福岡でロングラン中。新演出・振付が好評だ。『キャッツ』は日本で上演 されているミュージカルの中で最も上演回数が多い作品でもある。('98年9月2日現在で、3,891回)。

☆☆☆続きがあるかどうか・・・(謎)☆☆☆

Arareのネコ
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Arareのネコ
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