第43話  久々に来ました西伊豆−雲見&堂ヶ島の旅


今回の旅の発端は、すでにハワイ旅行記Part9・準備編に詳しく書いたように、
今年9月の結婚十周年モルディブ旅行がキャンセルになった事がそもそもの事の始まりです。
キャンセルせざるを得なかった腹いせ(笑)にお盆休みのハワイ旅行を決めたのですけど、
それだけでは心が収まらず、『 ついでに温泉も行っときますか? 』 って話しになったんです。
それから色々と検討を始め、まずは 『 露天風呂付き客室のある旅館 』 が良い!って言うテーマが上げられ、
それをもとに全国津々浦々検討を行ったのですが、どこも高かったり遠かったり・・・中々決めきれない状況でした。
やっと西伊豆に手頃な旅館を見付け、近所の旅行代理店で調べたら、既に今度の連休(7/17〜19)は満室(*_*)
でも、その代わりに要望を満たせそうな旅館を紹介して貰ったので、堂ヶ島温泉のその旅館に決定!!
もう1泊を、程近い雲見温泉のグルメ温泉民宿で過ごす事にして、今回の旅は大決定です。
さて、どんな旅になったのか? では、じっくりご覧になって下さい(^_-)-☆



2004年7月17日(土)


まずは、朝イチのトラブルをご報告しておかなければならないでしょう(@_@)

今回の旅は三島まで新幹線で行く事にしてて、前日こだまを予約してあったのです。
この日の朝は8:30に家を出て、JR赤羽駅までタクシーを奮発し、ホームに上がって次の京浜東北線の時刻を調べ、
 ”これならギリギリかな・・・”
って言っていると、突然奥さんが
 ”あ〜っ!!! 新幹線の時間、勘違いしてた(*_*)”
と言い出すではないですか!?
どうやら9:30の新幹線って思い込んでたみたいです。
でも、切符には 『 9:23東京発 』 の文字が!!!
もう時間的に絶対間に合いません。激怒するダンナ☆汗ばむ奥さん(笑)

まぁ、何故昨日予約したばっかりの時間を忘れるの?と腑に落ちない気はしますが(笑)、今更どうこう言っても始まりません。
気を取り直し、緑の窓口へ向かい、次の9:56のこだまに変更。改めて出発です。
その間にトイレに駆け込んだダンナがなかなか帰って来ず、この京浜東北に乗らないと次の新幹線にも間に合わない!って事態になりかけてた事はご愛嬌です(笑)

朝から、お互い気まずい雰囲気が流れ、今回の旅は波乱の幕開け!?

そんなこんなもありましたが、満席でグリーン車しか取れなかったこだまの1時間の旅もあっと言う間に終え、無事に三島の駅に到着。


実はこの時も、南口に出なくちゃいけないのを間違えて北口に出てしまい、あれこれ彷徨いましたが、どうしても南口に抜ける連絡通路らしきものがなく、結局は入場券を買って駅の構内を通り抜けた!!・・・ってトラブルがあったんです\(◎o◎)/!
ン〜っ・・・ますます、波乱の予感がする今回の旅!?(笑)


予約しておいたマツダレンタカーを借り出し、いざ出発。
今回の旅のルートは伊豆中央道修善寺道路を通って伊豆半島の中央部を南下し、天城湯ヶ島温泉の手前を西に折れ、西伊豆バイパスを抜けて、西伊豆の海岸線を走る国道136号線に出ます。

お天気は快晴。ちょうど日本中が記録的な猛暑に襲われていた時です。
カーナビ君のお陰で、助手席でふんぞり返ったダンナは濃く鮮やかな緑の景色にご満悦。

まずはお昼ご飯。ガイドブックで目を付けてあった、月ヶ瀬温泉そば、下田街道沿いの猪鍋のお店・ささのです。

民芸調の店内で名物の猪やキジ料理を頂きます。これぞ中伊豆の旅の醍醐味ですよね---♪

キジ串(2本/¥1200)です。
身が引き締まった肉はジューシーな脂が乗ってて、これぞ美味!
キジの格好を模した置き台がカワイイですねぇ〜♪

店主自らが仕留めたと言う猪と自家農園で取れた野菜をたっぷり加えた猪鍋。(¥1人前1800/写真は2人前)
特製甘ダレスープと噛み締める程に味わいが増す猪肉は相性抜群。ご飯が進みます。土の香りがしそうなゴボウ・玉葱・人参・大根も取れたて新鮮で絶品。


再びドライブに戻り、西伊豆に向かって車を走らせます。
この辺り、西伊豆バイパスができ、船原峠越えも楽になったようです。更にこのバイパスは7月から無料通行になっていました。

西伊豆の海岸沿いに出ました。
土肥宇久須堂ヶ島松崎 と通って、今日のお泊りの地・雲見温泉に向かいます。ちょっと波が荒いようです。

本日のお宿・グルメ温泉民宿 高見家 に到着。ちょっと海岸からは奥まっていて、道も判り難いですけど、家構えはコギレイそうです。

できたばかりのような露天風呂が玄関のすぐ横に見えました。
入浴時間帯になれば、この桟はちゃんと閉まります。これじゃ丸見えですもん(笑)

フロント・・・って言うか、帳場って感じ。
海の民宿にしては造りもキレイですし、清潔そうな館内です。

これは1階の廊下。この民宿は2階建てでほとんどの部屋は2階にあり、1階にあるのはこの障子の向こうの大広間と、奥にある今回僕等のお泊りの部屋です。

・・・とここまでは、なかなかの好評だったのですが、部屋はと言うと・・・
畳も古ぼけていて、これぞ伝統的な民宿の部屋(笑)って感じ(−−〆)
これまた、貧相なテーブルが哀愁を誘います。これでお値段¥12600は???ですが、グルメ民宿!?の名に恥じない夕食に期待です。


とりあえず、まずは海に行ってみます。歩いて5分くらいですかねぇ。
海の水はまぁまぁキレイですが、浜辺は意外と狭いですね。

それでも水着に着替えた奥さんはMyシュノーケルを片手に海に飛び込んで行きます。話しに聞くと、数は少ないながらも岩場の方には魚もいたとの事。
一方ダンナは来月のハワイ里帰りに向けて、日焼けの下地作り(笑)です。


でも、結構風もあって細かい砂が飛んで来るし、狭い浜辺にウジャウジャいる人だかりに嫌気が差し、奥さんもとりあえずは海に入れた!って事でいちおう満足。
早々に宿に引き返す事にしました・・・。

宿に帰る早々、まずはこの宿自慢の露天風呂にGo!
ウッドデッキ風の小屋に石作りの桶風呂。汗ばんだ身体に熱いお風呂が気持ち良いぃ〜♪


宿の主人曰く・・・
最近の白骨温泉の例もありますが、今はどこの温泉も源泉に水を混ぜたりして適温調整するようで、この宿の温泉のように熱交換システム(源泉のパイプの周りを冷たい水で覆って冷やす)を使って源泉@掛け流し@100%を守ってる所は数少ないとの事でした。確かに、そう言うこだわりの温泉は数が少ないのかも知れませんね・・・と考えさせられてしまいました。

・・・と、まぁ薀蓄はさて置いて・・・(笑)
ここの露天風呂は石鹸は使えないので、しばし露天気分を満喫した後は、この屋内風呂に移ります。

身体を洗って、汗を流してサッパリ。
ここのお風呂も岩造りで、狭いながらも風情があります。


部屋に戻ってゴロンっとしてると、眠気が襲って来ます。
夕ご飯までまだちょっと時間があるので、ひと眠り・・・(-_-)zzz。。。

・・・と、そうこうして、ふと目が覚めると、もうすでに時刻は5時半。
フロントの張り紙には 『 夕食は5:30より 』 とあったので、そろそろかなぁ・・・と、フロント奥の調理場の方が気になり始めます。
しかし、なかなかお声も掛からず、そわそわし出した奥さん(笑)は、
 ”もしかして、自分達で取りに行くのかな・・・民宿だもんね・・・ ”
と、調理場の方の様子を伺いに行きます。でも、何故かそれらしい気配もないよう・・・
結局、宿の人に聞いたら、夕食は6時位からとの事で、声を掛けてくれるそうです。
じゃー、あの張り紙は何なんだぁ〜っ! と思いながらも、部屋で大人しく待ちます。

ようやく、待ちに待った夕食の開始。
まずはこの豪華な船盛りが侘しいテーブルをきらびやかに飾ります。
プリプリの伊勢海老に、コリコリの鮑・・・タマらないですわ♪♪ 鮪やハマチも新鮮。

今回の宿泊プランに付いていた骨魚酒。
香ばしく炙った魚の香りが、お燗した日本酒に染み込んでます。

カニも付いてます。冬の北陸で食べるカニの美味しさには敵いませんが、まずは結構なお味です。
焼物はホタテと野菜の紙包み蒸し焼き。

その他にも、焼魚・煮物・天婦羅・もずく鉢・・・等々、品数も豊富な夕食。
決して優雅な懐石料理とは行きませんが、素朴な中に地元の新鮮な魚を味わえる料理です。


まぁ、これなら 『 グルメ温泉民宿 』 と言う謳い文句もまずは合格でしょう。
ご馳走さまでしたm(_ _)m

その後、夜になって海岸沿いの方にブラブラ散歩に行き、どうしてもかき氷が食べたいと言い張るダンナの声を聞いて、とある一軒の食堂に入って氷あずきにありつく姿がありました。
ちなみにこのお店、色んな料理もあって壁にお品書きが貼ってあったんですけど、他のお客さんが ”何か食べるものはある? ” って聞いたら、” 今日は何にもできない!? ” との事で、近くの別の食堂を紹介してました(@_@;)
やる気がないのか?これからの夏に向けてまだ本格営業してないか? 不思議なお店でした(笑)

そんな感じで、今回の旅の一日目は暮れて行きました。



2004年7月18日(日)

二日目のスタートはまず朝食から(笑)
民宿にしてはまずまずの朝ご飯じゃないでしょうか?(^^♪

10時には民宿を出発。
再び車は西伊豆の海岸沿いを北上。
多少雲はあるけど、良いお天気です♪

道路脇にはこんな像があちこちに飾られてます。おシャレ感を出そうとしてるのかも知れませんが、ちょっと唐突な感じ(笑)
この辺りの道路は道幅が狭いので運転には要注意です!


程なく松崎の町に到着。
漆喰鏝(こて)絵の名工・入江長八の記念館の駐車場に車を停め、辺りを散策です。

なまこ壁通りと呼ばれる一画には、このようななまこ壁の建物が今でも残されています。なまこ壁は江戸末期から明治時代に掛けて普及した、防災・防湿に優れた漆喰の外壁の事で、その紋様が美しいです。

町の真ん中を流れる那賀川
落ち着いた風情の町並みですね。

中央に塔らしきものが見えるのが、明治時代の呉服問屋の商家を再現した明治商家・中瀬邸です。往時を偲ばせる品々も展示してあるようです。

昭和天皇のご成婚を記念して建てられた時計塔を復元したもの。ちょっとモダンな感じです。何故か ”13時” と言う文字が刻まれています。


いや〜、しかしこの日は暑かったです\(◎o◎)/!
歩いているだけで汗が流れ落ち、熱中症にでもなりそうです。・。・。・。
早々に散策も切り上げて、再び車を北に向けます。

堂ヶ島に到着。
この辺りには色んな観光スポットが集まっています。これはらんの里と言う植物園。

レストランや伊豆最大級と言うお土産処を備えた観光所の3階には、かの大スターの殿堂!? 加山雄三ミュージアム があり、彼にちなんだ作品や資料が展示されています。僕達は無論・・・入場(\720)していませんが(笑)、興味のある方はどうぞ!

今回のお目当ては、神秘に満ちた洞窟巡りなどもできる 洞窟巡り遊覧船 だったのですが、この日は波が高くて欠航!!
残念です(−−〆)

すっかり時間を持て余し(笑)、辺りをブラブラ散歩中。

西伊豆のこの辺りはリアス式海岸になっていて、切り立った崖や島影が多く、美しい風景が連なっています。

沖に見える三四郎島は、干潮になると海の中から道が現れて、歩いて島に渡れると言う珍しい島です。トンボロ現象と呼ぶそうです。

天然記念物にも指定されている天窓洞。凝灰岩で出来た自然の海蝕洞窟で、中央は天井が丸く抜け落ちて天窓となって光が差し込んでいます。
遊覧船はこの中にも入るそうですが、この画はその天窓の上から眺めた図。

暑さもピークなので、レストランでちょっとひと息入れてる所。
キャンペーン期間中!? との事で、この辺りの名物・ところ天 もこの巨大さ(笑)
ちょっと飽きるって感じ(~o~)

お土産物屋でタマネギせんべいをGET!!
今晩のオヤツ代わりです。
シンプルな味わいが美味しいです。

この暑さで汗ビッショリ。
たまらず、近くの宇久須まで車を走らせ、温泉会館うぐすの湯 で汗を流します。
3時間までで¥1000です。

館内はあまり広くはなく、浴場もあまりキレイな感じではありませんね。残念〜ん!!
でも、とりあえずサッパリ☆爽やかです。

時刻はお昼も過ぎ、近くで見付けた海鮮料理のお店・魚武 で、この近辺の名物・こあじ寿司でも食べようかと言う事に・・・。

キレイな店内は、お昼時って事もあって満席状態。

座敷席の脇にはこんな生簀があって、伊勢海老が飛び跳ねて踊ってました!!

奥さん大好物のイカ。
釜茹ででいただきました(^^♪
シンプルな味わいですけど、それがウマイのです!!


・・・って、アララ・・・料理は以上??? ってお思いの貴方!
まさか食い意地の張った我が家が、これで終わりって事はありませんよ(笑)
っつーか、食い意地が張り過ぎて、料理を見た瞬間にカブリ付いてしまい、
”あっ、写真撮ってない!”
って気が付いた時には、もう料理が残ってなかったんです(笑)
ちゃ〜んとこれ以外にも、アジのタタキやイサキの焼き魚なんかも食べてます。

その後ブラブラして、ちょっと早めではありましたけど、本日のお宿・堂ヶ島の小松ビューホテル にチェックイン。

なかなかの堂々威風とした構えの玄関。
昨日の民宿がショボかったから、余計にそう見えるのかも(笑)

フロントにも豪華なシャンデリアが・・・。
お決まりの温泉旅館の絵ですね。

ロビーで記帳がてら、この土地の名物って言う黒豆茶で喉を潤します。

売店もまずは充実。

1階の奥には、夜食処や英国風マッサージサロンも揃ってます。
やっぱ設備の充実は旅館の大きなポイントです。

女性は色んな色柄の中から好きな浴衣を選べます。
さりげないサービスですけど、女性の心をくすぐるポイントですね。

部屋は2階。すぐ目の前には大広間があって宴会客がうるさいかと思ったんですが、部屋に入ってしまえば気になりませんでした。

これがお部屋です。キレイで清潔感があります。
そんなにダダっ広い部屋は要りませんけど、旅館でくつろぐにはこの清潔感は欠かせません。

洗面所もきちんと整えられています。

部屋の窓からは西伊豆の海が見えます。
唯一の難点は道路越し!って事(*_*)
結構通行量が多いんでちょっと騒がしい・・・かな。

この旅館の売りは何と言っても色んなお風呂が楽しめる事!!!
パンフレットをこっそり写して来ましたんで、拡大写真 でご覧になって下さい♪

そしてトドメは・・・この部屋付きの露天風呂です!!!
これが今回の旅のメインテーマと言っても過言じゃありません(^_-)-☆
テラスまで付いていて、潮風を浴びながらノンビリくつろげます。

テラス右手にあるMy露天風呂です♪♪
物すごく広いって訳ではないですが、掛け流し100%で、目の前の三四郎島を眺めながら気兼ねなくノンビリ浸かれる温泉☆最高ぉ〜です(^_-)-☆
湯疲れしたらテラスで一服・・・そしてまた温泉・・・至福の時です!!

部屋付きの仲居さんがご挨拶に来てくれ、トコロ天(また!?笑)とサマーオレンジゼリーのウェルカムサービスです。

まずは陽のある内に、これまたこの旅館の売りのひとつ・波打ち際の露天風呂ってやつに行ってみる事に・・・。
でも・・・一度外に出て、こ〜んなトンネルをくぐって行かなくちゃなりません。

専用のプールもあります。
しっかし、水が冷たい\(◎o◎)/!
プール好きの奥さんも一瞬で上がってしまいます。

波打ち際の階段を下りて行った所に露天風呂があります。男女別で、いちおう更衣室も完備しています。

っつーか、男風呂なんて丸見え状態(笑)
この日は波も高く、砕け散る波しぶきを見ながらの露天風呂はそれなりに風流なんですが、周りの岩には舟虫がウジャウジャいるし・・・

向こう側のビュースポットからは、もう丸見え100%・・・これじゃ、オチオチ入ってられないっつーの!!
早々に退散です(@_@;)


部屋に戻って、気を取り直してMy露天風呂でリラックスタイムです。
文庫本やらマンガ本を持ち込んで、ドリンクを飲みつつ、気が向けばテラスで一服し、海を見やりながら露天風呂を満喫!!
ちょっとお高めの客室ではありますが、これなら納得でしょう♪♪♪
とことん露天風呂を満喫した後は、冷房の利いた涼しいお部屋でお昼寝・・・幸せですわあ〜(@^^)/~~~

そして、時刻はアッと言う間にお待ちかねの夕食の時間です!!

実は・・・
結構遅い時間にお昼ご飯を食べたんで、チェックイン時に一番遅い時間の7時で夕食を頼んだのですが、仲居さんが
『 私の担当のお部屋がその時間に集中してるもんで、
  6時に変えて貰えませんか? 』
と言うのです。ちょっと解せない話しですよね!?
お客さんの希望を、仲居さんの都合で変えるなんて!?
部屋付き露天風呂を満喫していなかったら、ダンナは大激怒ですよ。
実際、奥さんはこの件も含めてフロントの対応にも不満があったようで、かなり納得はしていませんでした(ー_ー)!!

・・・と、まぁブツクサ言うのはそれ位にして・・・
てさて、今日のお品書きは何でしょうね。・。・。・。☆

まずは食前酒で乾杯・・・♪
どんな料理が出るのかな?とワクワクする一瞬です。

な、なんと、この旅館は一階にあるラウンジから生ビールをルームサービスしてくれるんです。これは嬉しいですね。やっぱ瓶ビールとは味わいが違いますもん。
どこにでもありそうなサービスですけど、これは初めての体験! これは是非、全国の旅館に見習って欲しいもんです。

まずは前菜が並びます。どれもキレイに盛られています。
ここの夕食は一通りのものがまずは食卓に並び、残りの温かもの系が後から出てくるパターンです。

海鮮と野菜のバター焼きや鮑の踊り焼など、結構グレードの高い料理です。

この通り、豪華な舟盛りまで付いて来ます。見た目も華やか、新鮮なお刺身は抜群ですね。

温か系と言ったら天婦羅?・・・と油断してたら(笑)、こんな煮物・椀物系は2品と伊勢海老の洋風グリルが登場。かなりのボリュームです(@_@;)
どれも折り紙付きの味わいですが、この伊勢海老に思いっきり甘い卵が掛かっていたのだけは解せません(笑)

トリは自分の釜で炊いた釜飯とお吸い物・香の物。
食べ切れなさそうだったお刺身の鯛や蛸を入れてみたら、またこれが美味になって大正解!!

デザートも豪華@満点。
フルーツの盛合せとキゥイのシャーベットでした。

ボリュームも味も満点の食事でした。
ただ、食事の時間が早まったんで、食後でもまだこの明るさでしたけど・・・(笑)


食後のひと時、TVでも見ながらくつろぎます。
布団も敷いて貰え、ゴロ〜ンと寝転がってグダグダするこの瞬間も旅館の醍醐味。

お腹も一段落した所で、またまたお風呂タイム。
まずはチラっと大浴場を覗いてみます。

あまり広くもなく、まぁごくごく普通の温泉・・・って事で、屋上にあると言う大露天風呂の方に行ってみる事に・・・

男女に分かれたこの屋上露天風呂。本当に満天の夜空に囲まれた素晴らしい眺めです。洗い場も付いています。

浴槽も広々としており、またこの脇にはテラスが付いていて、自動販売機も備えられています。缶コーヒー(実際は紙パック)を飲みながらタバコをくゆらせ、湯上りの火照った身体をテラスで醒まして、また湯船に浸かる・・・ダンナはすっかりこれにハマってしまいました(^^♪


いやぁ〜、すっかりご満悦のダンナさん(@^^)/~~~
この旅館のこのお風呂@なかなか口うるさいダンナが高得点を与えた優れもの。
その後も、部屋で奥さんがマッサージをされている時も、また独りで部屋付きの露天風呂に入り、ふやけまくりの一日でした。



2004年7月19日(月)

最終日も良いお天気。
あ〜、このお風呂とも今日でお別れと思うと入り足りな〜い!!(笑)

朝食もかなり豪華なラインナップ。三段重ねのお重みたいな中に料理が重ねられているのがおシャレです。

引き出して並べてみると、こんな感じ。
朝から食べ過ぎちゃいます(#^.^#)


朝食後に、最後の名残りを惜しむように屋上上露天風呂の朝風呂を満喫し、いよいよ出発の時間がやって来ました。

昨日の敵討ち!?とばかりに(笑)、またまた堂ヶ島の船着き場にやって来ると、今日は出航しているとの事…♪
でもやっぱり波が高く、天窓洞には入れないとの事(涙)
時間もあるんで、それでも良いかと乗船(¥920)する事にします。

では、しばし西伊豆堂ヶ島の美しい海の眺めをご覧下さい。

やはり結構波は高く、小型の遊覧船は大きく揺れ、転覆しない?とちょっぴり不安です・・・実際は全然平気みたいですけど(笑)

深い藍色の海と切り立った崖が続きます。

数多く点在する峻険な岩からなる小島には、長い年月を掛けて海水で侵食されたこんな洞窟があちこちに口を開けてます。

三四郎島の姿も間近に見る事ができます。

正面に見えているのが、昨日お泊りした小松ビューホテルです。

・・・とここで朗報が!!!
だいぶ波も弱くなって来たので、天窓洞に入って貰える事になったのです(嬉)

大きく口を開けた洞窟の入り口から、真っ暗な中に船は滑り込んで行きます。
なんか、神秘的な瞬間です。

そしてメデタク、昨日上から眺めた天窓を下から仰ぎ見る事ができました。
まばゆい光が降り注ぐ洞窟内の水が蒼く光り、自然の偉大さ・長い年月の重みを感じさせます。

思いも叶って天窓洞も見る事ができ、車に戻って再び北へと走り出します。

次なる観光スポット、土肥土肥金山 へ到着。
江戸時代に隆盛を極め、最盛期には佐渡の金山に次ぐ産出量を誇ったこの土肥金山。その歴史を蘇らせてくれるアミューズメントパークです。

実際に採掘を行っていた坑道を再現した坑内めぐりと色んな資料を展示した黄金館のセットが¥840
砂金採りの体験ができる砂金館には別途¥640掛かります。

これが坑道の入り口。実際は総延長100kmにも及んだと言う本物の坑道の一部を観光用に整備したものです。
中はひんやり涼しく、電動人形が採掘の模様を再現してくれてます。

坑夫達の安全を祈願した山上様の社。
右手に坑道がポッカリ口を開けてます。

実際の坑内は物凄い暑さだったので、水は必需品。地下水を汲み上げて補給していたようです。

坑道が崩れないように、支柱を打ち込んで天井を支えます。

これが廊下と呼ばれる、実際の行動の風景です。穿子と呼ばれた坑夫達はこの暗がりの坑道の奥で日夜働いていたのです。
閉所恐怖症・暗所恐怖症の人は気が狂うでしょうね(笑)

さすが温泉地帯。坑内に湧き出る温泉を利用した、こんな坑内風呂で気分転換も図れたようです。
湯浴びする女性達の姿も見えます!?

これが実際に採掘を行っている現場の風景です。
模型なんですけど、リアルな造りの人形達が今にも動き出しそうで、遥か400年前の盛りし頃の坑内の賑わいが蘇りそうです。

これは黄金館の目玉、ギネスブックも認定したと言う総重量200kg、時価約2億3千万円の巨大金塊です。
ガラスケースの隙間から手を突っ込んで、実際に触ってその重みを実感できます。

こんな可愛らしい金のシャチホコも!笑
この他にも、重さ約22kgの本物の千両箱を持ち上げてみれたり、結構楽しめます。


最初は砂金採りにもチャレンジしようとしたんですけど、館内の造り付けの水槽に仕込まれた砂金入り(本当に居るのか?笑)の砂を掬い取るだけのチャチなもんだんったんで、今回はパス。
普通、砂金採りって言ったら、川でやるもの!って思うじゃないですか。これはちょっと残念でした。

っつー所で、土肥金山の観光も終了し、そろそろ帰途に付きます。
しかし、中伊豆に入った辺りから行楽帰りの車の渋滞に巻き込まれ、ノロノロ運転です。そのノロノロさに嫌気が差し、月ヶ瀬温泉の湯の国会館って立ち寄り湯で、ちょっとひと休みして行く事に・・・。

入場料は2時間で¥800

さほど広くはありませんが、地元の人向けの素朴な感じの立ち寄り湯です。

こじんまりし温泉ですけど、左手奥にある渓流沿いの露天風呂はゆったりできます。
また薬湯風呂もあり、かなり強烈な香りで効能抜群かも!?

ひとっ風呂浴びてサッパリ。ドライブ再開です。狩野川を渡り、修善寺を抜けて車は三島へと戻ります。

三島でレンタカーを返し、町中をちょっくらお散歩。
しっかし、人がいませんねぇ〜(笑)

土用の丑の日も近いと言う事もあり、三島名産のでも食べて行こうと言う事になりました。
お店は、駅前の観光案内所のパンフレットで見付けたうなよしさんです。

店内は満員。5分ほど待ちましたが、程なく相席で座れました。

運転を終えた奥さんも遠慮なく、ビールで乾杯。つまみは肝焼きです。ちょっと苦味のある肝がこんがり炭火で炙られ、鰻のタレと良く合います。

メインはモチロン鰻丼!!
普段は鰻嫌いのダンナさんも美味しく頂いていた位ですから、美味しかったんでしょうね・・・多分(笑)


ってな感じで、今回の旅は終了。・。・。・。
久々の西伊豆を満喫した旅だったんじゃないでしょうか?
そして、このほのぼの旅行記もホントに久々(1年半ぶりくらい)の執筆!?
色んな意味で久々の旅でした。。。(^_-)-☆