第16話  海外も良いけど、温泉も・・・伊豆長岡温泉


グアム旅行から早(?)2週間。やっぱり僕達は日本人。そろそろ温泉が恋しくなる時期だったのです。
また、この冬の寒さがぬくぬくした温泉を恋しくさせるのです。ところが・・・・。
温泉行きを決めたのが前日。HPで情報収集し、あちこち電話で予約確認したのですが、もうどこも満員。
梅の季節とか言う事もあったのでしょうが、ビックリするくらいどこも満員でしたね。
で結局、翌日近場のJRびゅうプラザに行ったのですが、ここでも思うように予約が取れません。
ついに最後の手段と言う事で、そのまた近くにあるスーパー内の旅行代理店へ・・・ここでようやく予約ゲットです(!)
本当は福島や千葉辺りを考えていたのですが、予約が取れたのは伊豆長岡温泉。それも、聞いた事もない旅館。
さてさて、一体今回はどんな旅になるんでしょうかね・・・では、早速ご覧下さい。



2000年2月26日(土)

伊豆と言う事でJR東海道線の踊り子号を予約しようとしたのですが、何とこれも満員。一体この日はどうしちゃったんでしょうね???
で結局、新幹線こだまで三島に行き、そこから伊豆急鉄道に乗り換えて伊豆長岡駅に向かう事に・・・。


まずはお弁当をゲットすべく、東京駅八重洲口の大丸デパートにGO!
ちょうどやっていた福岡フェアで地鶏めししゅうまい、それからトマトバジルサラダを購入し、勿論ビールを片手に新幹線に乗り込みます。
みっしりと詰まったしゅうまいはビールにぴったり。それから地鶏めしはほの甘い味付けが絶妙で、翌日の帰りにもここに寄ってまた買ってしまった程でした・・・!


とか何とかぱくついている内に、あっという間に新幹線は三島駅に到着。伊豆急行線に乗り換えます。
ローカル線の風情たっぷりの電車は街中を抜けたと思ったら、あっという間に田園風景の中を進み始め、遠くには伊豆の山々が見えてきます。

そして、20分ほど電車に揺られるともう伊豆長岡駅に到着。
ひなびてましたね〜。良い意味でも、悪い意味でも・・・(笑)
どうせ温泉に行くなら、駅から降り立った途端に温泉街の風情に浸りたいなあと思うんですけどね・・・。
前回の石和温泉もそうでしたが、駅前がただのひなびた田舎町っつーのは盛り上がりに欠けますよ。(長岡の町の人達、ゴメンなさい・・・)

バスで10〜15分の所には、葛城山ロープウェイや、反射炉と言う国の史跡にもなっている150年前に建造された製鉄炉とか、観光スポットもあったのですが、何せバスが1時間に1本くらいしかなく、時間が中途半端で断念。結局、散歩がてらブラブラあるきながら旅館へ向かう事に・・・。

ところが、ブラブラしようにも何もないんですよ。川べりに行って寒い中をボーっとしたりしてたんですけど、どうにも時間が余る。と言う事で近くのホテル・サンバレー伊豆長岡に行ってお風呂でも入る事に・・・。
ご存知の方もいるでしょうが、このホテルはスパやジャグジーがワンサカあり、料理も豪華かつ品数豊富なバイキングで有名な所。(本当はこっちに泊まりたかったんだけどな・・・)
ところが、本当の伊豆長岡の温泉街と僕達が泊まろうとしていた古奈地区は小高い山をはさんだ反対側にあり、地図ではそう遠くないように見えたんですが、車がバンバン通る道端を歩けども歩けどもそれらしき温泉街には着きません。
こういう山の中では、地図の見た目の距離を信じてはいけない(!)と言う教訓を胸に、とぼとぼと引き返す僕達なのでした。


間もなく、本日のお宿となる芙蓉荘にご到〜着。あまり門構えはパっとしません。民家に毛が生えたような感じ。
でも、若女将も仲居さんもなかなか丁寧で良い感じです。古色蒼然とした廊下を歩き、たぶん後から増築したのであろう新館っぽい棟に移り、階段を上がって2階の部屋へ・・・。

部屋は小奇麗に片付けられていましたが、またまたレトロな感じ。文豪・川端康成でも泊まっていたと言わんばかりの、大正ロマンを感じさせる部屋でした。
おまけに隙間風が吹き込んで、寒いったらありゃしない。ヒーターをガンガン入れて、やっと人心地です。
そして何と言っても、この部屋一番の謎(!)何故か、トイレに和式と洋式の2つが付いているんです!!!
朝の慌ただしい時間に2人同時に出来るように???それとも、万人の好みに合わせるため???
結局、謎は謎のままでした。いや〜、でも良いものを見せて貰ったって感じでしたね(笑)

と、話しを元に戻して・・・。
部屋での記帳も終わり、早速恒例の温泉直行(!)です。まずは温泉に入らなくちゃね。
この旅館には、千人風呂と名付けられた大浴場と、婦人用の小さなお風呂がありました。夜の7時から9時は交代になるのですが・・・。
千人風呂と聞いて期待を抱きつつも、チラっと見た敷地の感じではどう見ても千人風呂があるとも思えず、期待と不安を胸にダンナさんはお風呂へと・・・。
行ってみたら案の定でした。左の写真でも分かるように、単なる大浴場です。まあ、あまり過剰な期待は抱いていなかったので、ショックはありませんでしたけどね。でも、これが千人風呂と言うのなら、こりゃ全国に数え切れない千人風呂がある事になっちゃいますよ(笑)
婦人用も、2〜3人入ったらいっぱいになりそうな狭さだったようです。

ついでにこれも見ておいて欲しいのは・・・
写真では分かりにくいかもしれませんが、これは遊技場(!?)なのです。
おいおい、そりゃゲーム機を2台置いただけだろうって突っ込みたくなりません?
どうやら、この旅館は誇大妄想狂の気があるとにらみましたね・・・(笑)
とそんなこんなありましたが、存分に温泉で暖まった僕達は部屋に戻ると、これまた恒例になったお昼寝タイムに突入するのでした・・・。


そして、いよいよお待ち兼ねの夕食タ〜イム(!)
取りたてて目を引くようなメニューはありませんでしたが、味付けはまずまず。今回の宿泊費¥22000に見合っているかは疑問ですが、まあまあ納得の夕食でした。
ちなみに左端のニッキ酒(?)はとてつもなく甘く、ニッキの香りがプンプンでした。
その他、覚えているままに献立を並べておくと・・・
先付4点盛り、(すごく小さい)伊勢海老のコキール、湯葉巻き、(ぶ厚い切り身の)刺身3点盛り、里芋しんじょ、天婦羅、すき焼き・・・等々 結局は文句を言いながらも満腹しちゃうんですよね。あ〜・・・お腹が苦しいっ(笑)

その後は布団でゴロゴロしながらTVを見たり、奥さんは大好きなマッサージを呼んだりと、あっという間に夜は更けていくのでした・・・。



2000年2月27日(日)


2日目の朝。大広間での朝食。まあ、ありふれた朝食ですね。

この日は10時頃のJR踊り子号で帰る予定にしていたので、ゆっくりと朝風呂に入る暇もなく、そそくさと旅館を後にしました。
今回の旅&旅館&温泉は、どこと言う特徴もなく、あっさりと過ぎ去った感じでしたね。ちょっと物足りなさが残りました。

わざわざ読んでいただいた皆さんにも、あまり大したお話しはできなくて残念です。
と言う訳ではないのですが、次回の旅はもう決定しているのです。時期はGW。場所は海外。具体的な場所は・・・・・っと、それはまだ秘密です。ヒントは、ニューヨークやエジプト・ローマ・パリ・ベニス等々、全世界のホテルが一同に会した華やかな街です。さ〜て、これで分かった人もいるでしょう。
いずれにしても、GWの川島家のほのぼの旅行記を是非お楽しみに・・・!!!