第3話  のんびりゆったり草津温泉旅行


ゴールデンウィークを迎え、今年は旦那さんが4/30、5/1と休みを取ったので、
4/29からの7連休となった我が家。
とは言え、ゴールデンウィーク期間は旅行代金も高くなりますので、4/29早々に出発し、
あまりお金をかけずにのんびりする事にしました。
と言う訳で、今回のほのぼの旅行記は草津の温泉にのんびりゆったり浸かってくつろぐ旅を企画しました。
それでは、早速その時の模様をお伝えしていきましょう・・・!



1998年4月29日(水)

なるべくお金をかけずに行こうという今回の旅。モチロン特急など乗れる訳もありませんので、最寄りの赤羽駅から普通乗車券のみ購入した僕達は、8:49発の高崎線の快速でまず高崎を目指しました。
それでも少しでも旅の気分を盛り上げるために、4人掛けボックスシート席の車輌が来ればいいなと期待を抱いていたのですが、意に反してやって来たのは首都圏ではおなじみの一般車輌。
旦那さんはもうガッカリ。それでも気を取り直して、列車は一路高崎へと向かいます。

10:12、いよいよ高崎へ到着。30分の待ち合わせで、吾妻線各駅停車で長野原草津口駅へ向かうのですが、ここでこの旅最初の目的を果たさなければなりません。
高崎駅で、朝食もとらずにそろそろお腹も空いてきたと言えば・・・知る人ぞ知る、だるま弁当しかありません。
早速駅弁売り場に向かった僕達は、お目当てのだるま弁当と、4/10駅弁の日記念と言う大地弁当を買い込み、列車に乗り込みました。


またまた一般車輌だったんで、ちょっと恥ずかしい思いをしながらも、早速パクつき始めます。
だるま弁当(¥900)は具が豊富でそれなりの味でしたが、容器がだるまと言うだけで、期待していた程の事はありませんでした。大地弁当(¥800・スープ付)の方は、カレー風味のご飯に、ローストビーフ風の上州牛の薄切りが乗っているもので、ご飯は間の抜けた味でイマイチでしたが、牛肉は結構味わい深くて、まあまあお買い得だと思います。

WCに行ったままなかなか帰ってこない旦那さんに奥さんがやきもきしながらも、列車はいよいよ草津温泉への入り口である長野原草津口駅へ到着しました。
一服する間もなくバスに乗り込み、市街地を抜けて山道を登って行き、いよいよ標高1200mという草津温泉のバスターミナルへと到着です。
ここで送迎バスに乗り換え、今回の宿泊地である ホテルビレッジ へと向かいます。ここはいわゆるリゾートホテルで、一年中入れるプールがあるスパやテニスコート・ゴルフショートコースがあったり、冬はスキーが楽しめ、モチロン温泉も満喫できるという、のんびゆったり遊ぶには打ってつけの所です。
通常は一泊二食で¥15000〜なんですが、今回はインターネット上で予約したため多少割引になり、一泊朝食のみで¥8000というお手頃価格です。皆さんも、インターネットを有効に活用するといいんじゃないでしょうか。


桜並木を通り抜け、はるかに臨む志賀高原の山並みを見ながら、ホテルに到着です。
景色は最高で、いやが応にも気分は盛り上がります。
まだチェックインには時間があったので、自転車を借りて(宿泊客2時間¥800)サイクリングに出かける事になりました。

10分ほど走り、まずは草津の源泉の中でもメインとなる湯畑を見学です。 硫黄の匂いが一面に広がり、エメラルド色に沸き立ち湯気をあげる源泉が『これぞ、温泉』という気分にさせてくれます。左の写真に見える木箱は、硫黄を沈殿させて乾燥させ名物湯の花を採るためのものです。
また、今回は行きませんでしたが、湯畑のよこにある熱の湯では、そのままでは入れない高温のお湯を長い木の板で攪拌する湯もみショーも見れますので、興味をひかれた方は是非どうぞ・・・。
あ、それからメインストリートの西の河原通りでは、名物の温泉饅頭屋が軒を連ねており、無理矢理試食させられる恐怖の饅頭攻撃には閉口です。でも、一個丸々食べられますし、お茶も出ます。甘いもの好きな方は、是非食べ比べてみて下さい。


この後は、森林浴を兼ねてサイクリングコースをぶらぶら走ります。でも、結構アップダウンがあって、奥さんはもう息切れが大変で、そこそこで切り上げてホテルへ戻りました。


ホテルの部屋は、北欧調のしっとりとした落ち着いた感じの部屋です。写真が暗くてわかりにくいですが・・・。
(掃除中の他の部屋をチラっとのぞいたら、和室やロフト付きの部屋もあってなかなか面白そうでしたよ・・・)
早速サイクリングの汗を流しに大浴場へと行きました。リゾートホテルなので大浴場にはあまり期待していなっかたのですが、内風呂には温度の違う浴槽が3つあり、露天風呂も結構広くてさすが草津です。泉質は酸性で口に入れると酸っぱいようなしょっぱいようなという味の濃い温泉です。(注.飲んではいけません)
そんなに長く入っていたわけではないのですが、お風呂から出ると疲れがどっと出てちょっと一眠り。

今回の旅は安く上げるために夕食はホテルでとらずに、外で食べようという計画でしたが、ホテルが温泉街の外れにある為、食べ物やさんがある湯畑周辺まで往復徒歩で40分位かかりそうです。
2時間のサイクリングで疲れきった僕達は初日からいきなり挫折してこの日の夕食はホテルでとることにしました。
このホテルには、フランス料理、四川風中華料理、和食、イタリア料理、カジュアルレストラン、スパにあるカフェレストランと色んな食事処があるのですが今日は中華レストランホリホックにすることに・・・。
フロントに確認すると普段はコース料理ですが、今は繁忙期の為バイキングになってますとのこと。(1人¥5000)
早速レストランにでかけました。席について生ビールを注文。と瓶ビールしか置いてないと言われる。仕方がないので瓶ビールを注文したけど。温泉入って生ビが飲めないとはーーーーーーっ!!がっかり。
料理のほうはファミリーバイキングだけあって、中華を中心にお寿司、しゃぶしゃぶ等の和食もありなかなかです。が子供向けなのか本当に四川?というくらい辛くない。やはりバイキングならサンバレー那須にかなう宿はないというのが僕達の一致した見解です。 またまたいつものように思いっきり食べてしまい苦しくなりながら、食事終了。

部屋に戻ってまた大浴場へ。案内板には草津の湯は強いので1日目は1回、2日目は2回と徐々に慣らせと書いてあるけど無視して、本日2回目の入浴。お風呂上がりには休憩所にあるマッサージ椅子へ。営業のおじさんがいて色々説明されるけど、ここのマッサージ機はベッド型1、椅子型2と3種類あり気持ち良い。 マッサージ椅子大好き奥さんによると、今まで温泉で出会った中では最高のマッサージ椅子だということです。




1998年4月30日(木)

この日は朝8:30起床。寝ぼけまなこをこすりながら、ホテル内のカジュアルレストランパティオでの朝食バイキングで草津の2日目が始まります。
バイキングは和洋折衷で、メニューはそこそこ豊富ですが、味はお世辞にも絶品とは言い難いものでした。まあ、満腹感だけは十分得られますが、僕達くらいの年齢になって来ると、しっとり落ち着いた旅館で和食で朝を迎えたいという気持ちの方が強くなって来ます。(僕達も大人になってものです・・・)

おなかも満たされ、昨日から目を付けていたアイアンゴルフをしようという事になりました。これは俗に言うショートコースですが、アップダウンありの9Hのコースで、結構本格的なものなのです。
プレイ代¥2500、貸クラブ代¥1000とボール5個¥500で準備万端整え、スタートホールへ向かいます。僕達は二人ともゴルフの経験は一応ありますが、ここ何年もご無沙汰で、おまけにここの所運動不足と来ては、かなり不安は隠せません・・・。

という訳でプレイが始まったのですが、腕前の方は左の写真に写ったへっぴり腰の旦那さんの姿から想像してあげて下さい・・・。
とにかくアップダウンがシャレにならない位激しく(冬はスキー場になるんですよ)、もう二人とも死にそうになりながらコースを回るような状態でしたから、スコアの方はあえてここでは発表はしませんが、新緑の中で気持ちの良い汗をかいて十分楽しめました。それなりのお金は掛かりますが、ゴルフに興味のある方には是非お勧めです。
と、これだけではつまらないので、ちょっとしたエピソードを一つ・・・。
あるホールでの出来事です。旦那さんの打ったボールはトップしてグリーン右方向へと転がっていきました。うねりがあって行方がはっきりしなくなったので、その辺りを捜したのですが、いくら捜してもボールはありません。と、ふと見ると・・・な、なんと、グリーンエッジにボールがあるではありませんか!
ラッキーとばかりにさっさとパットを打ってパーを取った・・・のはいいんですけど、2ホール後ろにいた男2人が何やらボールを探してさかんにこちらを見ているのです。
『今打ったの、あの人達のボールじゃない?』とすかさず奥さんが突っ込みを入れて来ます。
旦那さんもそんな気がして来ます。どう考えても、さっきの弾道であんなグリーン近くに行くとは思えません。
しかし、結局そのまま知らん振りをしてプレイは続行されました。や〜、本当にゴルフって紳士のスポーツですね・・・<^^>;;;

汗だくになって9ホールを回った僕達は、一息入れるなり、次の目的地を目指してテクテク歩き始めました。背負ったリュックの中には、タオルと着替え・・・と来れば、温泉です。目指すは、草津の源泉の一つである西の河原露天風呂です。

ここは草津の中心から10分ほど離れた山裾にある100畳くらいの大露天風呂なのです。入浴料¥500(今回はホテルの割引券があったので¥400)を払い、大自然に囲まれた中でゆったりと汗を流します。これぞ温泉の醍醐味とばかり、手足を思い切り伸ばしていい温泉に浸るのは本当に極楽ですね・・・!
何よりも楽しみにしていた奥さんは、旅行ガイドブックで見た写真ほど広く感じられないと言って多少不満の様子でしたが、旦那さんは大満足でここもお勧めと言った所です。


さて再び中心街に歩いて戻った僕達のお目当ては、奥さんご推薦の焼肉屋さんでした。湯畑のすぐ脇にある吾妻という店です。
生ビールで湯上がりの乾いた喉を潤し、早速カルビ・ハラミ・タン塩などをパクつきます。奥さんはこの店ではこれが一番と言ってホルモン焼きを二皿も平らげて大満足の様子でしたが、旦那さんはさほど感激は受けませんでした。この位の味ならどこにでもあるっていう感じでした。

ホテルへと戻り、この日は昼寝をしたり、マンガを読んだりとノンビリしました。
焼肉を食べたのが遅い時間だったので、この日の夕食はなし。その代わりに、夜10時頃にナイトラウンジ風のレストランで軽食を取って済ませました。旦那さんはざるそば¥700、奥さんは湯麺(タンメン)¥700です。
ほんのり薄暗く、巨大なスクリーンにはLDのライブビデオが映し出されてなかなかいい雰囲気でした。味もまあまあで、夜食代わりの腹ごしらえにはうってつけでした。

てな感じで2日目の夜も暮れていくのでした・・・。




1998年5月1日(金)

またまた眠い目をこすりながら、昨日とは違うレストランホリホックで、中味はほとんど一緒の和洋折衷バイキングを食べましたが、細かい所ではこちらの方がランクは上でした。でもそう思っているのはみな同じようでこちらの方が混んでいますので行くのならお早めに・・・。

部屋でひとくつろぎした後は、いよいよ今日のメインイベントの西洋湯治館『テルメテルメ』へ向かいます。
ここはホテルに隣接する付属施設で、屋内プール・運動浴プール・屋外プール・ウォータースライダーなどからなる「水着館」と、「温泉・サウナ館」があります。
GW特別料金の2時間¥1600が、宿泊者は半額となりました。早速入場し、日頃の運動不足解消とばかりに泳ぎまくります。
しかし・・・意外と狭く、ただ泳いでいるだけでは飽きて来ますし、ウォータースライダーをやるには死ぬほど階段を登らなければならないですし、温泉館も何か付け足しのような感じで、これで2時間¥800はあまりお得感はありませんでした。
早々とプールを引き上げ、テルメテルメ内のカフェウエルネスで、フルーツ&カレーバイキング¥1380の昼食を食べました。でもこれもガッカリ・・・5種類くらいあったカレーはどれもレトルトみたいな味がしますし、フルーツも缶詰?・・・って味でした。まあ唯一救えるのは、メロンがそこそこ美味しかった事でしょうか・・・。

それでもやっぱり疲れていたんでしょうか、部屋に戻った僕達は性懲りもなくまたお昼寝モードへと突入です。でも、眠いときに思い切り寝れるのっていいですよね・・・!

気がついたらもう夕方です。ホテル内の温泉でゆっくりと体をほぐした後は、この旅行はあまり食べ物にはお金は掛けずにいこうとしていたにも関わらず、結局夕食はホテル内の和食レストランこまくさがいいという事になりました。しかし、僕達は食べてばかりですね・・・。
しゃぶしゃぶとかもあったんですが、僕達が選んだのは肉や野菜を陶板で焼いてごまダレとポン酢ダレに付けて食べる陶板焼きです。
あまり期待はしていなかったのですが、これは結構美味でした。肉も柔らかく、タレの味もよくマッチしていていくらでも食べられるという感じです。

この日はこんな風に、ダラダラと過ぎて行きました・・・。




1998年5月2日(土)

いよいよ最終日。今回のホテルは12時チェックアウトなので、のんびり寝ていられます。10時チェックアウトだとあわただしくなってしまいますからね・・・。

今回は早めに帰る事にしていたので、あまりあちこち回る事もできず、またまた湯畑付近をブラブラします。恒例の恐怖の饅頭攻撃に対抗しきれず、ついに買わされる羽目になってしまったのはご愛嬌でしょう・・・。

その辺のそば屋で昼食を済ませ、バスターミナルから草津温泉口駅行きのバスに乗り込み、一路家路へと向かう僕達でした・・・。

と言う訳で今回の旅は終わりです。写真も少なく、あまり有益な情報もお伝えできなかったように思いますが、是非また次の旅行記で皆さんのお目に掛かりたいと思いますので、乞うご期待を・・・・・!