第27話  夢か幻か・・・怪奇、北川温泉の悪夢


今回は、以前の旅行記でも紹介した北川温泉つるやホテル吉祥亭(ほのぼの旅行記第18話参照)の
本館に泊まって来ました。実はこちらの本館も3回目の宿泊なんです
ここは、常連客にしょっちゅうお得なプランを紹介するハガキを寄越すんです。
まあ大きく外す事のない旅館ですし、貸切りの露天風呂もあるし、ちょっと温泉に行きたい時には無難です。
北川温泉は前の旅行記でも紹介したので、今回は熱川の海の様子を含めた写真中心の日記にしてみました。

で、皆さんが気になる今回の題名・・・『夢か幻か・・・怪奇、北川温泉の悪夢』・・・その正体も
徐々に明らかになって行きますので、お楽しみを(!)



2001年9月1日(土)

熱川駅近くの磯料理の店『』で、まずは昼食。
(お店の詳細は、ほのぼの旅行記第10話参照)
これはトビウオのたたき。新鮮です。
ちらし寿司。大ぶりに切った刺身はどれも
味わい深く、トロっとしてます。
一緒に付くのりの味噌汁も磯の香りがたっぷりです!
ササエかき揚げ天丼。絶妙の揚げ具合と
サザエのこりっとした感触が絶品です。
器からはみ出す程のボリュームでもペロっと頂けます。
熱川の海岸に続く坂。
名付けて『熱川ほっとぱぁーく』。ちょっと大袈裟(笑)
更衣室・足湯・休憩所などがあります。
海岸線沿いの風景。この辺りにも旅館が点在してます。
あまり広くはないですが、砂浜が広がり、
海水浴も可能です。
しかし、この日はすっごい波。ビッグウエーブでした!
ちょっと泳ぐのは無理そう。
死ぬ覚悟があれば別ですが(笑)
熱川駅前から送迎のバスに乗り、約15分。
北川温泉つるやホテルに到着。
部屋は2階中央。階段が近く、振動がちょっとうるさい。
部屋は広いです。ちょっと古ぼけた感じはしますが。 部屋からの眺め。目の前に伊豆の海が広がります。
貸切り露天風呂。
フロントで申し込んで1時間貸し切れます。
波の音を聞きながら入る露天風呂は格別です。
夕食の膳。この頃はもうお腹がグーグーです!
前菜盛り合わせ、刺身、サザエの壷焼き。
鍋はこの旅館の名物・ブイヤベースです。
天婦羅、煮物等々。
ちょっと(かなり?)ボリュームには欠けてますね。


ここで問題の怪奇現象(?)です・・・。ここまでの写真を見て、どこが怪奇現象だとお疑いの貴方。
その事件は、夜も更けて奥さんが早々眠りに付いたその時に起こったのです・・・!
一人でボーっとTVを見ていたダンナさん。ふと何気なく対面の壁に目をやると・・・

ちょうどこの辺りです・・・キャァ〜っ!!!

手のひらくらいはあろうかと言う、真っ黒な巨大な・・・・・・く、蜘蛛がぁ・・・!

虫ギライのダンナさんは凍り付いたように固まりました。ジワーっと滲む冷や汗。
シーンと静まり返る部屋に重〜い空気が流れ、身動きもできず、そこには何もいないと
自分に言い聞かせ、あえて目を逸らすダンナさん・・・(-_-;;;)
どれくらいの時間が過ぎたでしょう。ふと同じ所によると、桟の影に隠れたのか、
巨大蜘蛛はその姿がいなくなっていました・・・。

しかし、ホっとしたのもつかの間、また気が付くとその黒い姿は同じ所に現れるのです。

どれくらいの間、同じ事が繰り返されたでしょう・・・。
その緊張感と恐怖感に耐え切れなかったのか、それとも恐怖から逃れようとする人間の
回避本能のせいか、ダンナさんはいつしか眠りの闇に落ちて行ってしまいました・・・。

翌朝・・・
その巨大蜘蛛は影も形もありませんでした。奥さんにその話しをすると、何故起こさなかったの?
と言い、きっと夢でも見たんじゃないなんて気楽な顔で言うのです。
そう言われるとそんな気もします・・・いえ、そう思い込みたい・・・あの晩の恐怖を
思い出して、無理にそう自分に言い聞かせるダンナさんでした・・・(-_-;)



2001年9月2日(日)

 
朝食膳。ありふれた朝食です。