第34話  あんこう鍋を満喫?−千葉・銚子の旅


今回もまたまた急に思い立って、急に決まった旅なのです。
『あんこう鍋』が食べたい! また急にそんな事言い出す奥さん。んじゃ、あんこう鍋なら茨城でしょ!
ところが、毎度毎度ながら急にそんな事言っても宿は取れなーい。っつー事で、やっと探した銚子の宿。
さてさて、今回もどんな旅の顛末が待っているんでしょうか? では、始まり、始まり〜(^^)v



2002年11月23日(土)


今回の旅の足はレンタカー。ウチの近所のトヨタレンタカーを事前に予約。
今回はナビもバッチリ付いてます。人間ナビで散々苦しめられた嫌ーな思い出がありますからね(笑)

首都高速から京葉道路東関東自動車道と乗り継ぎ、まず向かった先は潮来IC
銚子まで行くんなら、ちょっと寄り道してその北側にある潮来の水郷霞ヶ浦も見物しちゃおうって寸法。

この日は天気が悪く、ちょっと残念。
潮来の町もちょっと元気がなさそう?

ふと目に付いた100円ショップに立ち寄り。
こう言う地元のお店を覗いてみるのも旅の楽しみです。

どこまでも延々と続く霞ヶ浦沿いの国道355号線を北上し、霞ヶ浦大橋のたもとでしばし休憩。

ホント広い・デカイ。海かと思っちゃいます(@_@;)

ウーン・・・しかし、この冬の時期はちょっと厳しいですね。吹き付ける風が寒いの何の!
早々に退散です(笑)


車は再び来た道を南下して戻ります。
水郷をゆったりめぐる名物の手漕ぎ舟なんかも乗ってみたかったのですけど、お一人様¥5000以上とお高め。って事で、今回はパス。
車の窓から水郷をチラっと横目で眺めながら、お昼ご飯の場所を物色します。

この辺りの名物にはうなぎやらワカサギ料理もあるのですが、今回はたまたま目に付いた、潮来市内のちょっと小奇麗なお寿司や・志ん家へ・・・。

このアン肝は絶品です!!!
ネットリ・マッタリ感がたまりません。
極上の一品です。これだけを食べに茨城に来る価値有りです(^_^)

握り寿司セットとちらし寿司セットはごくごく平凡。
中央に見えるシャケのハラス焼きは脂が乗って・・・と言うよりも、乗り過ぎ!?でした。でも美味しい!

車は利根川に沿って更に南下を続け、目指すは銚子の街です。

ナビのお陰で迷うこともなく、無事銚子の街に入り、ちょっと足を延ばして犬吠崎灯台に行ってみました。

突風が吹きすさぶ岬の突端から階段を下りて行きます。

波が少なく穏やかな時は、この辺一帯が散策コースになっているようですが、この日は海も大荒れ!
油断するとさらわれかねません(笑)

波好きな奥さんは、放っておくといつまでもしぶきを上げて押し寄せる波を見続けているので、無理やり引き上げます。


灯台脇の売店でハマグリの串焼きなんぞをオヤツ代わりにつまみ、再び出発。目指すは今回お泊りの、銚子から程近い飯岡温泉です。

時刻は午後5時過ぎ。ようやく飯岡温泉の伸幸館に到着。
(写真は翌日撮ったのものですが・・・)

健康ランドを併設したリゾートホテルって謳い文句なのですが・・・
辺り一帯は閑散とし、とても温泉街からは程遠い辺鄙な場所。

ロビーも閑散。他にお客さんがいるとは思えない静けさです。
決して華やかな健康ランドを思い描いてはいけません(笑)

部屋はどう見ても、フツーの家の客間です(@_@;)
どーやら、以前はワンルームのリゾートマンションだったらしいです。

だから、こんなキッチンも付いてます。

お風呂はいちおう温泉です。お湯は真っ黒!?でした。でもお肌がスベスベになって、泉質はまぁまぁですね。
しかし、健康ランドと謳うのが恐ろしいくらい狭いです(笑)

いよいよ夕食。
ロビーの脇にある食堂でいただきます。何だかここも狭いです(>_<)

1泊2食¥6000というお安さにしては、まぁまぁの食事ですかね。
でも、別注したあんこう鍋がなければ寂しかったかも(笑)


そして、今回の目玉・あんこう鍋なんですが・・・。
まぁマズクはないです。でも何かちょっと違うって感じが・・・。ダシもちょっと中途半端な醤油味。アンコウの身もちょっとグズグズした感じだし、アン肝もちょっとしか入ってない(T_T)
思い描いていたものと・・・ちょっと違う。余りにもウマイって言う思い込みが強すぎたのかもしれませんが、これが本場のあんこう鍋じゃないでしょー?!(ToT)/~~~
っつー事で、我が家のあんこう鍋満喫の旅は次回にお預けって事になったのでした・・・。


2002年11月24日(日)

朝食です。余りにも寂しい・・・(T_T)

でも、部屋から見る朝の太平洋の眺めはすがすがしいです!
左の方にわずかに見ているのが屏風ヶ浦です。

二日目の旅に出発。
まず訪れたのは、九十九里浜沿いにある、自分で焼いて食べる焼き蛤の店・土屋水産です。

朝8時から営業しているこのお店。店の前の水槽には取れたばかりの色々な貝が壮観です。

桜貝を頼み、早速コンロに並べます。

中からジュクジュクと塩水を吹き上げ、貝の蓋が開いたら、タラ〜っと醤油をひとっ滴。香ばしい匂いと磯の香りが広がります。
ン〜っ、やっぱ新鮮な海の幸は美味!

車は九十九里ビーチラインをひた走ります。天気も良く、気分爽快です(^^)v

これぞ、天下の九十九里浜です。
噂通り、どこまでも平坦な砂浜が延々と続きます。

昨日のお風呂では満足できず、近くの健康ランド・オーシャンスパ・太陽の里へ・・・
と思ったのですが、すっごい混雑ぶり。建物も中もキレイそうだったんで残念だったのですが、ここは断念。

代わりに行ったのが、ここ白子町アクア健康センター


ここで、まずは砂風呂初体験。メッチャ熱くて10分とガマンできないけど、良い汗がいっぱい出て、身体全体が温まって気分爽快。
その後、温水プールで泳いで日頃の運動不足を解消し、大浴場で汗を流して、すっきり気分です!

そろそろお昼時、お腹もグーグー言い始めてきたので、車を内陸へと向け、目をつけていた茂原の磯料理の店へ・・・

車を降り、目指すお店を探しますが、なかなか見つからず、結局電話で問い合わせたらお昼はやってないとの事(T_T)


空腹は限界に近づきつつありますが、その辺を歩き回ってもろくなお店はありません。海の幸・海の幸って思い続けていたので、今更変なものは食べたくないし・・・
って事で、和菓子屋で買ったみたらし団子で飢えをしのぎながら(笑)、向かった先は千葉を横断した反対側(東京湾側)の富津です。

時刻は3時。もうお腹もペコペコになりながら、ようやく富津公園にある貝料理のお店・たかはしに到着。
そんな僕等の空腹を満たしてくれた絶品料理はこちらでご覧になって下さい!

富津岬の突端から東京湾を臨んで、今回の旅は終了。
この後、恒例の渋滞にはまり込んだのはご愛嬌でしょう。