|
太平洋地域から、アジア大陸と南北アメリカ大陸の属島(日本列島、フィリピン、東南アジアの島々など)を除き、オーストラリア大陸とその属島を加えた地域。オーストラリア大陸以外の島々は、地理学的・人類学的観点からポリネシア、マイクロネシア、メラネシアの3地域に分けられ、地質学的には陸島と洋島に分類される。 |
|
ハワイイ諸島、ニュージーランド、イースター島を結ぶ、一辺約8,000kmの巨大な三角形(ポリネシアン・トライアングル)の内側に位置する島々の総称。上記3諸島のほかに、サモア、トンガ、ウォリス、ツバル、フェニックス、トケラウ、クック、ライン、ソシエテ、オーストラル、トゥアモトゥ、マルキーズ等の各諸島が含まれる。「ポリネシア」は、元来ギリシャ語で「多くの島々」を意味する。 ★6〜1万年前 この時期は、最後の氷期「ヴュルム氷期」で、北極や南極、高山地域の氷河が大きく発達しており、海水面が現在よりも100m以上低下していた。この海退により、東南アジア島嶼部とアジア大陸は地続きになり「スンダ大陸」をなし、オーストラリア大陸もニューギニア島やタスマニア島と「サフル大陸」を形成していた。二大陸を分断する形で「ウォーレシア」と呼ばれる海域があったが、その幅は最長でも100kmを超えることはなく、西からの風に乗ればイカダでも渡ることが出来たと推測されている。 このようにして、オーストラリアのアボリジニやニューギニア人、そしてメラネシア人の祖先が、アジアからオセアニアへの第一歩を記したのである。この頃は、まだ、農耕は行われておらず、狩猟採集によりその日の糧を得ていた。 一方、ポリネシアの島々は、人跡未踏で、動物は鳥とコウモリそして昆虫程度、植物も自ら流れ着いたか、動物に運ばれてきた種子が繁殖しているにすぎなかった。 ★1万年前頃から、東南アジア及びニューギニアにおいて農耕が始められる。 ★3600年前ラピタ人がビズマーク諸島に出現する。 現在、ポリネシア人の祖先と考えられているラピタ人の遺跡が、この年代の地層から突如出現する。彼らは土器を作る技術など独自の文化を持ち、セイル・カヌーを自由に操るきわめて熟達した航海者だったと言われている。加えてこの地域で栽培されていた作物が、彼らの精力的な移住の旅を可能にし、またその結果としてポリネシアの隅々にまで、食用植物の分布を広げていくことになる。 ★3500年前頃は、ラピタ人はフィジーに達し、3000年前頃には、バヌアツ、ニューカレドニア、そして、ついに西ポリネシアのトンガ、サモアにも居住を開始していた。その後、約1000年に渡りこの地域に滞在する。 ★2000年前、再び拡散を開始。クック諸島、ソシエテ諸島、マルキーズ諸島等東ポリネシアにに到達。 ★まもなくハワイイ諸島へも移住。 ★西暦1000年頃にはイースター島、ニュージーランドにも到達して、ポリネシアン・トライアングルが完成する。 ◎ラピタ人が来る前からポリネシアにあったと考えられる有用植物 パンダナス、ココナッツ・パーム、木生シダなど ◎ラピタ人によりもたらされた、東南アジア周辺、ニューギニア周辺起源の栽培種 タロ、ヤム、バナナ、マンゴー、シュガー・ケイン、フェイ・バナナ、ブレッド・フルーツ、マウンテン・アップル、ポリネシアン・プラム、タヒチアン・チェストナッツ、トロピカル・アーモンド、ジャワ・アーモンド、フィッシュポイズン・ツリーなど ◎交易によりもたらされた、アメリカ大陸原産栽培種 スイート・ポテト、ヤウテア、パパイヤなど ◎16世紀以降西洋人によってもたらされた食用植物 キャッサバ、グアヴァ、スイートサップ、柑橘類、パイナップル、ココア、バニラなど |
|
ほぼ南緯3度〜北緯20度、東経130度〜180度の範囲に散在する島々の総称。マリアナ諸島、カロリン諸島、マーシャル諸島、ギルバート諸島とナウル島などが含まれる。ギリシャ語で「小さな島々」。 |
|
南半球にあって、ほぼ東経180度以西に位置する島々の総称。ニューギニア島、ビズマーク諸島、ソロモン諸島、ニューヘブリデス諸島、フィジー、グランドテール島、ロアイヨテ諸島等が含まれる。ギリシャ語で「黒い(皮膚の黒い人々が住む)島々」。 |
![]() |