人物2


年齢不詳
キャラクターのプロフィールを見ると、1人だけ年齢が分からない人物がいる。子鈴である。 聞いた話によると、初期設定時の年齢は19歳だったそうだが、それでは無理が生じる為、年齢不詳という設定にすりかえられたそうだ。 このような仕打ち、なんとも子鈴が不憫ではあるが、これにより子鈴というキャラクターによりミステリアスな雰囲気を加味することに成功したのだから、これはこれでよかったのかもしれない。
子鈴の年齢
前項でも触れているが、子鈴の年齢は不詳である。 女性の年齢を詮索するのは常識を欠いた行為だが、ここで彼女の年齢を考えてみよう。 判断材料は以下の通り。 @桂が呼び捨てにしている点から、桂と年齢は大きく離れていないと思われる(子鈴イベント)。 A初めて華苗と出会った時、20歳前後だったという設定(公式原画集)。 Bノーマが幼い頃、既に学生だったという子鈴の言葉(未使用ボイス)。 年齢不詳という設定が仇となり、納得できる年齢の算出は難しいが、22歳であれば説明がつく。 しかし、この年齢設定、@とAは問題ないが、Bの条件の説明が難しい。 やや強引ではあるが、ノーマが小学生2年生の時、子鈴が中学1年生だったと考えることにしたい。 小学校低学年を幼いと呼ぶか、義務教育である中学校の生徒を学生と呼ぶか、やや無理があるのは否めないが、全ての条件を考慮すると、これが最適な年齢設定であろう。
コンタクトレンズ
真理絵先生はコンタクトレンズを使用している。彼女の視力は良好とはいえないようだ。 初期設定時の真理絵先生は眼鏡を着用していたのだが、コンタクトレンズでなく眼鏡をかけている彼女の姿にはやはり違和感を感じてしまう。 逆に言えば、眼鏡というアイテムで知性的な雰囲気を演出するのは簡単だが、そのような物の助けなしにあのキャラクターが表現されているさまは実に見事というほかない。
真理絵先生の一張羅
真理絵先生の服装は一種類しか見受けられない。 回想シーンや2種類あるエンディングまであの服装である。 このぞんざいな扱いは気の毒でならない。 ところで、トレーディングカード用の描き下ろしイラストに唯一、真理絵先生の別の服装が見受けられる。 ある種、希少なイラストといえよう。
華苗という少女
大中山総合病院の医療ミスの犠牲となり、証拠隠滅の為、火災現場に置き去りにされた少女、華苗彼女が既にこの世の者でないことは、あの屋敷の彼女の部屋に入った時に判明する。 では、主人公が屋敷内で度々出会った少女は何者だったのだろうか。 この件に関しては追究するのはやめておきたい。 臭い言い回しで恐縮だが、あの時、あの場所に彼女は確かに存在していた。 それで充分ではないか。
先輩後輩
もし、華苗があのような不幸に見舞われていなければ、梨代華苗は先輩後輩の関係になっていたかもしれない。 編み物という共通の趣味を持っているので、それが縁で知り合い、意気投合していたかもしれない。 主人公と桂も2人の紹介で知り合っていたかもしれない。 全て仮の話ではあるが、そうなっていたらどんなによかったろう。
桂の趣味
主人公が桂に趣味のことを尋ねた時、桂は暫く考えた後、勉強だと返答する。 その桂の言葉に対して、主人公は面白味のない人だという感想を持つだけだが、事件の真相を知れば、桂の言葉の意味が見えてくる。 20歳という年齢で相応の医学知識を持つ桂、その為に彼が相当の努力を要したのは想像に難くない。 それもひとえに幼い頃から病弱だった妹、華苗の為である。 桂の華苗に対する想いの強さが窺い知れる。
田辺の過去
ゲーム中の様々なイベントから、田辺は華苗と顔見知りで、かつて、彼女を救ったのだと推察できる。 しかし、ことの真相は最後まで語られないまま終わる。 データイースト社の公表した資料による補足を行おう。 かつて、華苗が火災の発生した病院に置き去りにされた時、そこでインターンを務めていた田辺に助けられる。 だが、田辺は華苗を庇って頭部に怪我を負い、後にそれが彼の命を蝕む腫瘍の原因となる。 田辺は華苗の兄、桂と知り合い、2人で華苗の治療に当たるが、華苗は病状の悪化で他界。 この悲劇により、2人は狂える復讐鬼に変貌するのである。
抜け目ない老人
登場人物の中でただ一人、決して死ぬことのない者がいる。 そう、神田川である(正確には、子鈴も死を免れているのだが、主人公たちの知らない範疇である)。 この老人は桂と田辺の計画とは全く無関係だった訳だが、最後まで生き延びる点や、広い部屋にこもって姿を見せなくなる点など、プレイヤーのミスディレクションとしての役割を担っていることは間違いない。
主人公の人物像
一人称は僕。梨代の体育祭の思い出話から、かなり足が速いことが分かる。 フロッピーの簡単な問題を答える際、真理絵先生に同意を求めるあたり、化学は苦手なのかもしれない。 しかし、初めて訪れた屋敷での行動の様子から、優れた観察力と的確な判断力を有していると思われる。 また、各人との会話より、礼儀正しく、人付き合いのよいことが分かる。 小2の頃から梨代に想われているにも関わらず、彼女の気持ちに気付いていない朴念仁ぶり、これは主人公ならではの「お約束」といったところだろうか。

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