日曜日

　現在、京大オーケストラには未曾有の危機が迫っている。2000年問題、阪神の成績不振、ガミラ来襲。枚挙を挙げればいとまがない。我々はこれらに対処すべき処置を講じなければならない。Vnハイクは電子化し、ダブルクインテットもドラクエに昇華した。果たして木管は何をしなければならないのか───

　昨年の木管ハイクは基準タイムや温泉を導入した。確かにこの方法は、個々の負担を軽減するとともにフレンドリーな雰囲気を生むことができた。しかし、これではこの危機を乗り越えられないのではなか。

　話は変わるが、スピードスケートの清水宏保は、夏のトレーニングで雨が降ろうが、雷が鳴ろうが、目眩がするほど暑かろうが、必死に自転車をこいだという。峠を越えたり、山を登攀したりすることにより、肉体も精神も破壊して人間の可能性の未知の部分を手に入れた。

　また、ロッコツマニアも精神的限界、肉体的限界を超え、足こぎスワンボートでインドからインドネシアに到達した。共通するものは何か───それは自転車である。

　自転車で何も考えずに進むこと、すなわち木管ハイクの原点に立ち返ることが、この危機を乗り越える唯一無二の手段ではないか。ただひたすらつき進むがよい。

ご覧あれ、これが我々の回答だ─

「ハイクの思ひ出」 　　　　　　　　　　ぼい（弟）

    ぼくはまだ一回生だ。

    思ひ出も何もない。   

    なんで、ぼくがスタッフなの？

    ぼくは何度も自問した。

    ただなぜか、スタッフをしなければならない。    

    夢に何度もあらわれる心象風景のように、

    その思いは頭をかけめぐる。

    ！！そう言えば、森さんも鳥居さんも洛星出身だ。

    そして、木管ハイクの祖、大利さんも洛星出身ではないか。

    そうか、ぼくにはハイクの伝統ある

    京都府私立聖ヴィアトール学園洛星高等学校の血が流れているんだ。

    今日のストームが楽しみだ。

1.タイムスケジュール

2.木管ハイク規則

　　第一条　ハイクでは自転車に乗らなければならない。

　　第二条　チェックポイントを指定された順序に従い、廻らなければならない。

　　第三条　必要に応じて地形図を参照しなければならない。

　　第四条　班員はまとまって行動しなければならない。

　　第五条　順位は所要時間の短い順に決する。

　　第六条　班員は何も考えず、ひたすら進まなければならない。

3.チェックポイント（CP）

4.注意事項

・京大オケの一員であることを自覚し、交通規則を守り、品位を持って行動して下さい。特に後続　　のグループを惑わす行為は慎んで下さい。

     ・下り坂のスピードの出し過ぎは極めて危険です。制御可能な速度で走行して下さい。

チームあけぼの：米田、宇谷、高宮、壇上、金森、竹居

チームくれない：安藤、津曲、長谷川、嶋田、丸山

チームなみなみ：榎本、久米、友澤、大佐賀、遠藤（白）、荒井

チームさとのや：吉本、加世、鈴木、小山、峯崎

何か困ったことが生じた場合はスタッフの誰かと連絡を取って下さい。

但し、山の中はほとんど電波が届きません。