プーリー・ベルト・ウエイトローラー交換

説明
純正プーリーではベルトをプーリー外周までまわせなかったり、加速が納得いかなかったりしますので交換します。
交換すればそのプーリーの特性がよければ、加速アップ・最高速度アップ等期待できます。
良い所 エンジンのパワーを十分に発揮できる
悪い所 特になし
難易度 ★★☆☆☆
購入物

DAYTONA
 商品名:
Superハイスピードプーリー
 品番:31394
    現在は写真のものから
    モデルチェンジしてます
 定価:9800円(右上)

 商品名:強化ベルト
 品番:31592
    プーリー交換と一緒に交換を推奨します
 定価:3200円(右中)

 商品名:シザーズホルダー
 品番:18274
     クラッチ側の回り止めです。
     これがないとベルトが交換しずらいです
 定価:3000円(左中上)

 商品名:?(ウエイトローラー)
 品番:?
    プーリー用のウエイトローラーです。
    自分のバイクにあう重さを選択してください。
    チャンバーが純正の場合のデイトナ推奨重量は7.5を6個です。
    重さによって色が違います
 定価:900円(3個入り左中下)

 商品名:
ケースカバースクリューキット
 品番:37187
    ケースカバーのネジがなめ安いプラスネジのため6角ネジに変更
 定価:950円(左下)

KITAKO
 商品名:プーリーロックレンチ
 品番:674-0500970
    プーリー交換するときのプーリーの回り止めに使うレンチです。他のHONDA用とかとは違います。注意。
 定価:3000円

 商品名:グリース(モリブデン系)
 品番:969-0500300
    ウエイトローラー(以下WR)に塗るグリスです。うすく塗らないと逆効果。
    加減が分からない人は付けない方がいいです。
 定価:400円



使用工具 6角レンチ(サイズ不明)
ソケットレンチ(サイズ不明)
プラスドライバー#3
シザースホルダー
プーリーロックレンチ


作業行程
写真の赤丸・青丸のネジを全て外しケースカバーを外します。
ケースカバーを外したところ。
汚いですね・・・
ついでに良く絞った雑巾で拭いてあげましょう。
中に砂が入るとまずいので上の方から念入りに。
綺麗に磨いたら写真の丸の部分すべてのネジを外してください。
★注意★
このプラスネジはとても堅いです。
ドライバーは必ず#3のサイズを用意してください。
そして、押さえる力9対回す力1でしっかり押さえてまわしてください。
少しでも無理だと思ったらバイク屋に持っていって一回緩めて貰いましょう!
私はきっちり外したにもかかわらずネジにヒビが入りました。
また、すべてのネジを外したらカバーがはずれます。
ですが、結構かたいですので適当に四隅からプラスチックハンマーでこつこつとたたいてやるとはずれやすいです。
思いっきりたたいたらへこみますし軽すぎるとはずれません^^;
ネジが全てはずれていることを良く黙視で点検してからおこなってください♪
ケースカバーを外したところです。
左のものがプーリーで右のものがクラッチ。
厳密にはどちらもプーリーですが気にしないでください。
その回りのひらひらしたのが水やホコリの進入をふさぐガスケットです。
これは毎回交換するのが吉ですが、破れない限りはほぼ大丈夫です。
ガスケットは張り付いてますのでゆっくりと丁寧に外してあげてください。
破れたら要交換!
ガスケットを外したところ。
まずは左のプーリーのナットをはずします。
その上からソケットレンチをはめます。
この状態でソケットレンチを時計回りにまわし、ロックレンチはしっかりと固定してあげてください。
私はトルクがかけずらいので手の甲でソケットレンチをささえ、手の先でロックレンチを引っ張るように片手で行ってます。
ネジをなめないように注意。
ネジをはずすと左の部品が取れます。
ついてる順番を覚えること。
また、皿型のワッシャーは中央の出っ張りが手前になるようにはまっていますので逆にはめないように。(たぶん、、、だれか確認したら連絡ください^^;)
上図の部品をはずしたところ。
奧の丸いのが純正プーリーです。
つぎは右側のクラッチを外します。
プーリーと同じようにはずしますが、固定にはシザースホルダーというものを写真のように使います。
プーリーと同じような感じではずしてあげてください。
ネジを外したらクラッチカバーおよびクラッチ本体とベルトをはずしてください。
写真の用になります。
さらにプーリーがそのままはずれますのですべてはずします。
今度は買ってきたプーリーをとりつけます。
説明書を良く読んで組み立ててください。
WRにも向きがありますので説明書の通りに取り付けてください。
プーリーおよびクラッチ・ベルトを取り付けたところ。
プーリーはWRがずれないようにしっかりと奧と手前を押さえつけてはめてからボス(円柱のもの)をはめましょう。
それからクラッチ側にベルトをつけクラッチを手で広げてベルトを奧までくいこませてから取り付けてください。
すると、らくにベルトがプーリーボスに収まります。
あとは外したときと同じように組み付けてネジを締めます。
写真の用に握り方がはずすときとはレンチの位置が逆になります。
普通に締めてから写真の幅で2〜3回握ればしっかりとしまると思います。
★注意★
締め付けはトルクレンチがあるといいのですが、無い場合はカンで取り付けないといけません。ここがゆるむと走行できなくなるだけでなく、最悪の場合エンジンをばらさないとなおらなくなります。気を付けて・・・・。
かといってきつく締めすぎてももちろんだめです。
クラッチ側も同じくです。(^^;
しっかりとネジをしめたらガスケットを取り付けてケースカバーをはめます。
四方八方からしっかりとはまってるか目視で確認してください!
確認が終わったら、外したときのネジと同じ長さのケースカバースクリューキットのネジをはめてください。
私はここでカバーを取り付けないでキックバーだけを付けてます。
つぎからの交換の手間と走ってるときになるべく冷えるようにと思って・・・
ここらへんはお好きにどうぞ。^^;
ただし、ZZは純正プーリーが良くできているのかあまり最高速はあがりません。^^
また、このプーリーよりはマロッシというメーカーのプーリーの方が評判がいいです。
ただし、マロッシの場合は標準のクラッチスプリングをチャンバー交換をしていないがぎり取り付けてください。
現在はデイトナのプーリーもモデル変更されリニューアルとなっていますのでこの選択もありかと思います。
これで、完成ですが、このWRのセッティングがベストと成る方は以外と少ないと思います。
WRの重さを3つづずのセットで一つ0.5gずつ(用は1.5gずつ)上下させて変化を見てみてください。
加速があがったり、最高速が変わったりしますので好きなセッティングに成ったらベストです。
一般的にWRを重くすると最高速重視(低回転でクラッチがつながる)で軽くすると加速重視(高回転でクラッチがつながる)です。
このセッティングが一番重要でお金がかかるところです。地道にがんばってください。