YSエンジンの特徴と概要  

1.YSエンジンの特徴(レギュレター)

   YSエンジンの特徴は全エンジンに取り付けられているレギュレターです、またこのレギュレターが重要な役割をしています。

   普通の模型エンジンではキャブの負圧を利用して霧吹きの原理で燃料を吸い出していますが、YSエンジンではタンクに圧をかけ

   その圧をレギュレターで制御してキャブに噴射してます。

   そのためレギュレターが大変重要な役割をしています、模型エンジンはキャブの開度にかかわらず回転数が変化します、たとえば

   キャブを閉じて降下をすれば回転が上がり、長く負荷をかける(上昇など)と回転が下がる(使うペラにも影響します)。

   この変化に伴って混合比が変わればエンジンはおかしくなります、この変化に対してもYSのレギュレターはキャブから吸った空気を

   圧縮して信号としているため吸った空気の量に最適な量の燃料しか送りません。

   このシステムのおかげでどんな姿勢、キャブの開度に関係なく適正な燃料を送りつづけます。

 

2.YS4サイクルスーパーチャージャーの仕組み

   YS4サイクルの特徴でもあるスーパーチャージャーについて簡単に解説します。

   クランクケースに混合気を入れるのはYSの特徴ですが、その混合気をリヤのディスクでコントロールしてピストンが下始点から上昇

   してクランクケース内が負圧になったときリヤディスクによりキャブの通路が開き空気と燃料を吸い込みます、また上始点から下がっ

   て混合気が圧縮し始めたときキャブの通路が閉じ圧縮が高くなったとき送気管の通路が開き圧縮した混合気が掃気管に送り込まれ 

   ます、また次の回転で下始点からピストンが上昇するとき掃気管の通路が閉じキャブの通路が開き空気と燃料が入るというように

   連続して混合気を圧縮します。

   4サイクルエンジンは2回転に1回爆発なのでこの2回分の圧縮した混合気を掃気管に溜め一気にシリンダーに送り爆発させます

   このためTS4サイクルエンジンはパワーがある所以です。

    ピストンが上昇して負圧が大きくなったところでキャブの回路が開き空気と燃料がクランクケースに入る。

   ピストンが下がり混合気が圧縮されたとき掃気管の通路が開く。

   

3.YS53.63.91.120.140FZと120SC.140リミティドの違い

  53.63.91.120.140FZはキャブとリヤディスクを外しクランクケースの中を見ると、シャフトのビッグエンドのとこが切り取られ

   ベアリングが丸見えになってます、このためこの部分もクランクケースの容積となるため容積が大きくなる。

  この写真は120SC140リミティドの構造ですがシャフトにリングがはまり密閉してます。

   このようにビッグエンドから前の部分を密閉することによりクランクケース内の容積を減らしてます。

 

  以上のようにピストンが上下してクランクケースの容積が変化する場合、ピストンが下始点に下がったとき、隙間の容積が少ないほど

  比率としてピストンでクランクケースの混合気を圧縮する圧が高くなる(混合気がたくさん入る)

  これにより53.63.91.120.140FZは加給圧が低く120SC140リミテッドは加給圧が高くよりパワーがあるということになります。