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このページでは、我が家の安心だフォンの購入から、安心だフォンで何とか3カ所の通話相手先以外に通話できるように画策し、試行錯誤の結果、たどり着いた合法的な手段を見つけだしたまでの経緯を紹介します。一時流行となった”ただベル”のような違法ではありませんから、ご心配なく。

連絡手段として考えるなら基本料金が安ければ安いほどお得!だから安心だフォン
今まで我が家には携帯電話・PHSなどは、あまり必要性がなかったので持っていなかったのですが、子ども達がだんだん大きくなり行動範囲が広がってくると、何らかの連絡手段の必要性を感じるようになってきました。
しかし、あくまでも連絡方法の一つとしての認識ですので、普通の携帯電話のように月3000円〜4000円の基本料金ではちょっと困ります。とにかく基本料金が安いことを第一条件に調べたところ、PHS各社で通話相手先限定サービス(3カ所まで)なるプランがありことが判明。これからのサービスエリアの拡大予定など諸々調べると、DDIポケットが最適と判断し、DDIポケットの相手先限定サービス”安心だフォン”を契約することに決定しました。 (購入したのはアイワAP-A102シルバー)


いざ安心だフォンを使ってみると
相手先を自宅・実家・会社に設定し、連絡用に安心だフォンを携帯していたのですが、ある日、車で移動中に友人宅に連絡することを思い出し電話ボックスを探したのですが、探せば探すほど見つからないもの。結局15分も無駄な時間を費やしてしまいました。このとき、この安心だフォンで他にも電話ができればなあ・・・と感じたのです。

同じことを考える人々をインターネットで捜してみると
やっぱりいました。まんじの携帯/PHS資料室なるサイトで安心だフォンで限定通話先以外に通話する技が紹介されていました。ISDN回線とアイワ製ターミナルアダプターの中継機能を利用した裏技でした。世の中にはすごいことを考える人がいるものだと感動したのですが、よくよく考えてみると我が家にはISDN回線もなけりゃ、当然ターミナルアダプターなぞあるわきゃないのです。それでもあきらめきれずに、ISDN回線の工事費や基本料金、アイワ製のターミナルアダプターの価格などを調べていましたが、それなら最初から安心だフォンにする必要がなかったのではないかと気づくまでに10日間ぐらいかかりました。
また、通話相手先変更できるを裏コマンドがPHS本体にあるのではないかとインターネット上で調べたりもしたのですが・・・・。(あとでわかったことですが、安心だフォンの場合相手先番号はロムライターで書き換えをしない限り変更できないようです)。

この手があったか!!
あきらめかけていたある日、会社が契約しているプロバイダー(NSK)のホームページを見ていたところ”インターネット電話”サービスのページを目にしました。目から鱗。この方法があったのか!!!!。インターネット電話とは、簡単に言えば所定のアクセスポイントへ電話して、そこからインターネット回線を利用し相手先のアクセスポイント経由で接続するのです。現在、長距離電話、国際電話などが大変割安な料金で通話できることをセールスポイントにしているあのサービスです。安心だフォンの相手先の一つををインターネット電話のアクセスポイントにすれば、安心だフォンで3カ所の相手先以外にも通話できるのです。これならPHS本体の通話相手先の番号を変更するだけでOKなのです。

インターネット電話の仕組み



契約するインターネット電話業者の選定は
早速、どのインターネット電話業者と契約するかを検討しました。基本料金の安い安心だフォンから通話するのですから、当然、以下を基準に選定しました。
(1)ランニングコストが安い
(2)登録料が不要
(3)固定料金制ではなく従量料金制
(4)PHSからのアクセスが可能

(1)に関しては、アクセスポイントが近くにあることが第1です。インターネット電話ですから当然アクセスポイントまでの料金と、インターネット電話の料金が二重に発生します。しかし、インターネット電話の料金は10円/分程度ですので(相手先が近かろうが遠かろうが・・・。遠くに通話する場合なんか逆に割安になります。)アクセスポイントまでの通話料金が問題になってきます。PHSの料金設定は、近距離が安く、中長距離が高いわけですから、アクセスポイントが近いほど割安になるわけです。これは、私のような田舎に住んでいる物だけの心配なのですが・・。
(2)に関しては、登録料なんて無料に越したことがありませんよね。ちなみに私はNSKで契約したのですが、プロバイダー契約していない場合が初期登録料3,000円、プロバイダー契約している場合でも1,500円。ところがアコシスに入会して登録すると、初期登録料が無料になってしまうのです。
(3)に関しては、あくまでも連絡用のPHSとして活用するわけですから、必要最低限の利用となるはずです。現在、固定料金でかけ放題のインターネット電話業者がかなりありますが目的がちょっと違います。また、最低基本料金もない方がベターです。かけた分だけ払う方が現実的です。
(4)に関しては当然です。
最後はNSKインターネット電話を契約したのですが、リムネットのリムフォン、AT&Tのアットフォンなど大手のインターネット電話業者も一長一短があるようです。

大手インターネット電話業者比較表はこちらをクリック 比較表へ

ここでちょっとインターネット電話の良い所・面倒なところについて(あえて悪い所とは、申しません)
私は、安心だフォンから限定通話先以外に通話するために利用していますが、当然、家庭の固定電話でも利用することができます。特に長距離、国際電話をする場合は、大変な割安となります。音声も普通の会話をする場合は全く問題がありません。
ただ、電話をかける手間が結構あります。アクセスポイントに電話してから、音声ガイダンスに沿って、ID番号+パスワード+#+相手先電話番号+#などを入力する必要があります。(大手のインターネット電話業者では、かなり省略できるサービスもありようですが)
また、現在はほとんど携帯、PHSへは通話できません。これからどうなるかわかりませんが?。仕組みを考えると当然のような気もしますが・・・
それと、相手先の通話区域にインターネット電話業者のアクセスポイントがないとその区域には通話することができません。マイナーな業者を選定した場合は、かなり制約がある場合もあります。まあ大手の場合はそんなことはありませんのでご心配なく。

インターネット電話も契約完了。あとは・・・
アコシス経由でNSKのインターネット電話を契約し、あとは・・・。そうです、最後に有料処理が残ってたのです。安心だフォンの相手先番号の変更です。これには、事務処理手数料として2,000円が必要でした。ポリシーには反しますが、これは仕方がありません。大手の家電販売店で変更してもらったのですが、やったことがないらしく変更完了までに、1時間かかりました。
店を出て早速インターネット電話経由で自宅へTEL。お〜かかった。感激。安心だフォンで三カ所の相手先以外に電話をしたいと考えて一ヶ月半。ようやくゴールにたどり着いた瞬間でした。

こんな人にはお勧め
・PHS・携帯をあくまで連絡の手段として考えており、基本料金をもう少し安くできないかと思っている方。
・PHSで長距離電話をよくされれ方
・人と違う物を持っていたい方
・この裏技に興味がある方

やってみたい方へのアドバイス
安心だフォンの契約をする前に、市内地域にアクセスポイントがあるインターネット電話業者と契約をします。通常インターネット電話アクセスポイントの電話番号は、HPなどには表示されていません。契約書には必ず明記してありますので、まずアクセスポイントの電話番号をGETします。アクセスポイントの電話番号も、ID番号登録用(普通は契約した固定電話から通話する場合に使用)、ID番号手入力用(PHS、携帯、契約番号以外の固定電話から通話する場合に使用)などに分かれている場合がありますからくれぐれもお間違えのないように。
それから安心だフォンの契約でその電話番号を限定相手先として登録すればOKです。この順番が逆になると、後から限定相手先番号の変更で手数料2,000円が追加されてしまいます。

おわりに
興味を持たれた方は一度お試しください。
ご意見、ご感想などを是非ともゲストブックにご記入してください。
また、わからないことなどあればできる限りMailにてお答えいたしますので、お気軽にMailしてください。

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Last Update 1999/10/24

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