2019 ベトナム・カンボジア公演日記
本文へジャンプ 4月11日 

2019年 ベトナム公演日記

2019年6月7日(金)〜10日(月)


6月7日(金)ホーチミンの空港に着くと、協賛していただいたH.I.S.の出迎えが。
空港でハンバーガーを買って移動のバスの中でそそくさと昼食。


空港から公演会場のホーチミン市音楽院に直行して設営開始。
公演は明日だけど明日はベトナム人向け公演と、現地日本人向け公演の2回公演なので、
設営作業は前日にやっておく。
事前打ち合わせ通り、すでに高座やスクリーンは現地スタッフによって組まれていた。
後は字幕や鳴り物方たちの舞台袖の微調整だけど、会場が広いのでいろんな席に座り、
字幕の見え方を見ながら調整するのに結構時間がかかってしまった。


高座に染八を座らせて、音響と照明のチェック。
コンサートホールなので残響音多く、音響チェックは少し時間かかる。
字幕操作は客席最前列上手。


舞台設営あらかた終わったところでホテルにチェックイン。
今日の宿はSilverland Sakyo Hotel and Spa。
バスタブの場所が珍しい位置。
ホテルで着替えて在ホーチミン日本国総領事公邸での晩餐会へ。


晩餐会テーブルのネームプレート。
日本政府の五七の桐の紋が付いている。


今日のメニューは和食。


食事のあと河上総領事と。
この後現地協力会社の皆さんと2次会。


6月8日(土)、ホテルをチェックアウトして公演会場のホーチミン市音楽院へ。
門の横に設置された公演看板。


ロビーの各所にもポップを設置。


協賛企業から来場者へのお土産も準備OK。


こちらもロビーにのぼりを設置。
公演までの間に雑誌の取材を受ける。


音楽院ホール前。
続々とお客さんがやってくる。


13:30ベトナム人向け公演スタート。会場は若い人を中心に満席。
一席目は「お玉牛」。


ベトナム語字幕の「皿屋敷」。


皿屋敷終わりで三味線の花登益子、太鼓の桂治門、笛の林家染八ら鳴り物方を
舞台に呼んでカーテンコール。


終演後ポスター前で記念撮影するベトナムの若者たち。
次の公演までの間にテレビの取材を受ける。


16:30からは日本人向け公演。
字幕が必要ないのでスクリーンは撤去して、これまた日本から持参した後ろ幕を設置。
トップは林家染八、ネタは「時うどん」。


続いて桂治門、ネタは「道具屋」。
太鼓は出演者3人で交代で。


そして僕、ネタは「冷蔵庫哀詩」。
仲入りをはさんで「皿屋敷」。
終演後慌ただしく撤収して、ホーチミン空港へ。
空港でフォー食べて、21:30の便で次の公演地ハノイへ移動。


23:40ハノイ到着。
2日間世話してくれた月亭方正似のH.I.S.のガイドさん。
クセが強い!独特のキャラで2日間よく笑わせてもらいました。


ハノイの宿はHanoi Daewoo Hotel。
部屋に荷物を置いて、近所に飲みに出かけたが時間が遅く開いてる店がなく、
ビールを買って治門の部屋に集まって部屋飲み。


6月9日(日)、ホテルの窓からのハノイ市内。こちらも発展目覚ましい。
朝、マイクロバスに舞台道具一式積み込んで会場へ移動。


今日の公演会場、ハノイ大学A1ホール。


こちらも入り口に看板とのぼりを設置。


こちらのホールは舞台に大きなLEDパネルがあるので、
プロジェクターとスクリーンは使わず、ダイレクトに字幕をパネルに表示する新方式。


舞台袖に鳴り物のスペースがなく、楽屋からの出入りもお客さんに丸見えなので、
鳴物スペースと楽屋動線を隠す囲いを製作。
こちらも制作協力の弘亜社ベトナムのナイスな仕事。


設営の合間にホール客席でベトナムのお弁当で昼休憩。
左から林家染八、三味線の花登益子、右奥がベトナム語翻訳と大阪から通訳として同行してくれた
ハンさん、字幕操作の遠藤宏一郎、そして僕。


設営終わりで字幕のタイミングもあるので服のまま通しリハ。
日本ではこんなことしないが海外では時間があれば毎回やる。


15:00、今回協賛いただいたハノイ近郊に工場を持つアルミネの従業員を中心に
続々とお客さんが集まってくる。
立命館大学校友会ハノイ支部の皆さんも。


LEDパネルの字幕もくっきり見やすく、こちらも反応は上々。
こちらも同じく演目は「お玉牛」と「皿屋敷」。


字幕操作は2階席最前列。
日本語とベトナム語の2か国語台本を見ながら操作する。
高座と字幕がよく見え、客の反応もわかりやすいのでタイミングも合わせやすい。
日本から無線機も持ち込み、2階席字幕の遠藤、舞台袖の鳴り物班、ロビーのプロデューサー前田氏と
連絡を取りながら開演や中入り明けのタイミングを連絡取り合う。


終演後、こちらも来場者に協賛社からのお土産を配る。
バタバタと撤収して、舞台道具や鳴物を一旦ホテルに持ち帰り、
着替えて駐ベトナム日本大使公邸へ。


駐ベトナム日本国大使公邸での晩餐会。
今夜のメニューはベトナム料理をアレンジしたもの。
メニューのブンチャーオバマ風はアメリカのオバマ前大統領が絶賛したメニューで
この名がついたそう。


会食後、公邸ロビーのきれいな絵の前で梅田特命全権大使と記念撮影。
海外公演で定番にしている記念撮影のポーズ、皿屋敷のお菊ポーズを大使も気さくにしてくださった。


最後にみんなで記念撮影。
右から大使館の方、今回ベトナム語の翻訳と通訳として同行してくれたハンさん、
三味線の花登益子、笛の林家染八、太鼓の桂治門、大使夫人、梅田大使、僕、
今回の公演で大変お世話になった協賛社アルミネのお三方、
プロデューサーの前田氏、大使館のお二人。
字幕操作の遠藤君はハノイの友人と会うため欠席。
皆さんどうもありがとうございました。


大使自らお見送り。
大使や総領事など、どこの在外公邸にも菊の紋が付いている。
そういえばニューヨークの大使公邸は集合住宅の一角だったので菊の紋は付いてなかったなぁ。
この後一旦ホテルに戻って、ホテル近くの居酒屋で公演打ち上げ。


6月10日(月)、朝6時にホテルをチェックアウトして8:10発の飛行機で羽田へ。
羽田で乗り継いで19:10伊丹着。
タクシーに太鼓や舞台道具を積み込もうとしたらトランクや助手席に収まらず、
仕方がないので奮発してリムジンで帰宅。
さすがリムジン、全部の荷物がトランクにすっぽり。






2019年桂小春團治ベトナム公演

令和元年6月8日(土) ホーチミン公演 ホーチミン市音楽院
13:30 ベトナム語字幕公演
出演:桂小春團治「お玉牛」「皿屋敷」 カンボジア語字幕公演
三味線:花登益子、太鼓:桂治門、笛:林家染八
字幕:遠藤宏一郎
翻訳・通訳 VO THI THU THUY
プロデューサー:前田年史

16:30 日本人向け公演
出演:桂小春團治、桂治門、林家染八
三味線:花登益子 
プロデューサー:前田年史

令和元年6月9日(日) ハノイ公演 ハノイ大学A1ホール
15:30 ベトナム語字幕公演
出演:桂小春團治「お玉牛」「皿屋敷」 カンボジア語字幕公演
三味線:花登益子、太鼓:桂治門、笛:林家染八
字幕:遠藤宏一郎
翻訳・通訳 VO THI THU THUY
プロデューサー:前田年史


主催
 NPO法人国際落語振興会
     
後援
在ベトナム日本国大使館(ハノイ公演)
在ホーチミン日本国総領事館(ホーチミン公演)
ホーチミン日本商工会議所
ホーチミン市大阪人会

特別協賛
株式会社アルミネ、H.I.S、Song Hon Tourist

制作協力
弘亜社ベトナム



もどる