2010 シンガポール公演日記
本文へジャンプ 6月24日 

2010年 シンガポール公演日記

2010年6月3日(木)~6月5日(土)


6月3日(木)日本出発

今日からシンガポール公演。
海外公演は2月のニューヨーク国連・カーネギーホール公演、
パリ・カンヌ・ヴィルファバールを回った3月のフランス公演に続いて今年三度目、
初のシンガポール公演。
今回の公演のきっかけは、青年会議所アジア大会のVIPランチョンと言われる昼食会の主催である
大阪青年会議所の担当者が、2月の僕の国連公演の模様をニュースで見て、
これなら日本の落語を海外の人にも楽しんでもらえると、
高校の同級生の春蝶に相談、僕の所へと公演依頼が回って来た。
ところが公演翌日の6月5日にすでに大阪で仕事が入っていたので実現不可能かと思われたが、
飛行機の便を調べると深夜便があると言う。
3日に大阪を発って4日昼公演。
その夜シンガポールを発って5日朝大阪に戻ってくれば5日昼の大阪の仕事にじゅうぶん間に合う。
かくして1泊3日の強行軍での公演となった。
メンバーはいつもの海外公演のメンバー鳴り物の桂福矢、三味線の花登益子に弟子の治門、
字幕担当はNY・フランス公演と協力してくれている友人のカナダ人ティム・カーンの5名。
9時に関空に集合して搭乗手続き。
今回は1泊だけやし、現地は夏なのでみんな私物は極端に少ない。
日本の1泊旅行と変わらない荷物なので、預けるのは
太鼓や字幕機材のスーツケース2個と座布団の入ったボストンバッグだけ。
手続きの後、カフェでみんなに台本渡して公演の進行など段取り打ち合わせ。
シンガポールまでは約7時間のフライト。
今年はニューヨークやフランスと、それぞれ13時間を超えるフライトが続いたので、
7時間はすごく短く感じる。
食事して映画2本見たら、はい着きましたといった感じ。
時間通りシンガポールのチャンギ空港に着いた。
空港内は入国手続きなどもスムーズで、着いて30分で到着ロビーに出てきた。
迎えが来ていて、車に案内されたが、迎えの車を見てびっくり。
フルサイズのバス。
他に乗る人がいるのかと思ったら、我々5人だけだという。
広いバスに各々好きな所に座って30分でホテル到着。
宿はリバービューホテル。
その名の通りシンガポール川沿いのホテルの集まった一角にある。
チェックイン後、各自部屋で荷物をほどいて少し休憩。
6時半にロビーに集まって夕食へ。
昔からの友人の編集者福田さんが、オーストラリアから転勤になり、
今年からシンガポールにいるというので合流。
そしてもう一人。
笑福亭笑子ちゃんがこの春から家族とこのシンガポールに移住してるので、
彼女も合流して福田さんお奨めの中華料理屋で食事。
魚介類やあれやこれやと注文して満腹。
食事の後近辺の店をのぞいて、ラッフルズ・ホテルへ。
ラッフルズ・ホテルのロング・バーで、有名なカクテル「シンガポールスリング」が生まれたそう。
やはりシンガポールに来たからは、発祥地ラッフルズでシンガポールスリングを飲まねばなるまい。
またタクシーに分乗してラッフルズ・ホテルへ。
バーと言っても広くて2階席に案内された。
2階では生演奏をしてるが、とても庶民的な雰囲気。
ラッフルズ自体は高級ホテルらしいが、このロング・バーは入り口もホテルとは違う入り口やし、
同じ建物でも別物のよう。
全員シンガポールスリングを注文。
店の作りは庶民的だが、やはりラッフルズなので
シンガポール・スリング1杯がS$25(1,800円)もする。
大きなグラスに赤いカクテルがたっぷりと入っている。
結構甘い。
明日本番なので1杯だけ飲んでホテルに戻った。



中華料理屋で満腹。
前列左から治門、福矢、僕、福田さん。後列左から笑子、花登、カーン。



果物屋の店先で福田さんと。
ドリアンいっぱい売ってた。


シンガポール・スリング発祥の地、ラッフルズ・ホテル。



シンガポール・スリングで乾杯。
甘いので途中で飽きてくる。



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