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2010年 NY国連・カーネギー公演日記
2010年2月16日(火)〜24日(水)
2月23・24日(火・水) さよならNY
朝7時にロビーに集合してチェックアウト。
高橋さんも見送りに来て、7時半予定通り車が迎えに来て、
来たときと同じようにワゴン車に8人分の荷物と公演道具を詰め込み、
今度は隣のニュージャージーにあるニューアーク空港へ。
ニューアークからワシントンのダレス空港を経由して成田、
そして伊丹と2回乗り継ぎをする。
ニューアーク空港でチェックインの後、
昨夜「レストラン日本」から届けられたお弁当で朝食。
本当に今回は国連レセプションのケータリングだけではなく、
時差ボケで夜中にお腹が空くだろうと何度もおにぎりや巻きずしなど届けてくださった。
ありがたい。
ワシントンまでは1時間半ほどのフライト。
ダレス空港の広い広い空港内をトラムや徒歩、
ムービングウォークを使って成田行きのゲートまで移動。
ところが出国のゲートがない。全くパスポートも見せないまま出国。
この国は入ってくる人間には指紋やカメラやとうるさいが、
出て行く人間には極端に寛容。成田に着くと喬若の荷物だけが出てこない。
おまけにカーンの伊丹行きのチケットが発券されてないことも発覚。
カーンのチケットはEチケットだからカウンターに行けば何とかなるだろうけど、
荷物はどこに行ったのか。
係があちこちトランシーバーで連絡したがわからず、
結局発見次第自宅に届けると言う事になった。
帰って来てからもなんじゃかんじゃある。
伊丹行きのゲートに向かってるときに喬若の携帯に荷物が見つかったと知らせがあった。
ファーストクラスの荷物に紛れてたらしい。
よかったよかった。
カーンのチケットも無事発券されたし。
午後7時過ぎ伊丹到着。
弟子の治門が車で迎えに来てるが、1台では荷物が積みきれないので、
僕は別の荷物とタクシーで帰ることに。
8時過ぎに無事帰宅した。
今回は今まで経験したことのない4カ国字幕で、
いろんな国の人たちが混在した国連公演、
世界で一番敷居の高いカーネギーホールでの独演会と、
かなりハードルの高い公演の連続だった。
後で聞くと今までNYの日本総領事館と国連日本代表部は同じNYにいながら
一緒に何かする機会が無く、お互いあまり知らなかったらしい。
今回の国連での落語公演で初めて協力したのではないかと言う事だった。
国連とカーネギーへの交渉と準備に2年かかった。
前回の落語家初のオフ・ブロードウェー公演を成功させたプロデューサーの武部氏、
現地スタッフの高橋さんと僕。
この3人がそれぞれの役割をこなし、チームワークで乗り切ったが、
資金集めのチャリティーパーティーに参加して下さった皆さん、
落語をスペイン語や中国語に翻訳して下さった人達と、
この公演を支えて下さったたくさんの人達のおかげで、
最高の舞台で最高のパフォーマンスができたと思う。
この場をお借りして改めてお礼を申し上げます。
ありがとうございました。
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