2010 NY国連・カーネギー公演日記
本文へジャンプ 3月1日 

2010年 NY国連・カーネギー公演日記

2010年2月16日(火)〜24日(水)


2月17日(水)NY2日目


8時半頃目覚めたが、ネット接続がうまくできない。
このホテルはLANも無線LANもあって、前回はちゃんと繋がってたのに、
今回はいくらしても繋がらない。
毎回海外ではいつもネット接続は悪戦苦闘で、数年前までは原始的な音響カプラーまで持って行ってた。
2003韓国公演日記参照
結局繋がらず、仕方がないので10時頃ブランチを食べに近所のカフェへ。
12月の下見の時にも来たカーネギーホール横のカフェ。
今日は予備日で予定がない。
雪など悪天候で飛行機が着かなかったことを想定して1日予備日を設けてた。
荷物も行方不明になるおそれもあったし。
海外ではいろんな事を想定しておかないといけない。
昨日は昼間吹雪だったものの、夜には天候も回復したし、荷物もちゃんと着いたので完全にオフになった。
他のメンバーにも時差などに各自慣れ、長旅で疲れた体調を整えるため自由行動にさせた。
僕は夜にはちゃんと寝るため、いつものように昼間はなるべく動き回って疲れさせる作戦。
地下鉄でホイットニー美術館へ行き、その後徒歩でグッゲンハイム美術館へ。
美術館2軒はしごしてメトロポリタン美術館へ。
ここは3年前、文化庁から派遣されて1ヶ月文化交流使として滞在していたときに訪れているのでショップだけのぞいた。
メトロポリタン前からバスで5AV.へ。
東京に出店した5AV.のアバクロをのぞきにいくと、
店の前に行列ができている。ここもすごい人気。
3階建ての店内をのぞいていると、僕の後援会会長で今回の公演もイタリア視察の後、
直接駆けつけてくれたモロゾフの川喜多社長とバッタリ出会った。
何の打ち合わせもしてないのに、5AV.のアバクロのごった返した店内で出会うとはなんたる偶然。
川喜多社長も話題のアバクロを見ておこうと来たらしい。
少し店内で立ち話をして視察で買い込んだゴディバのミントチョコをいただいて、
川喜多社長と別れタイムズスクエアへ。
ミュージカルの安売りチケットセンターのチケッツに並んで今夜の「ストンプ」のチケットを目指す。
「ストンプ」は映画館の予告編の後、ドルビーサウンドのCMに出てくるモップやドラム缶で
パーカッションやダンスをするパフォーマンスグループ。
みんなお目当ての芝居を安くゲットしようとチケッツ前は寒いのに長蛇の列。
並んでると目の前で男が警官に逮捕され、映画のように後ろ手に手錠をかけられて連行されて行った。
何をしたのか知らないけど、世界一の繁華街タイムズスクエアの真ん中で手錠をかけるなんて・・・
でも周りもそれほど驚いていない。えらい所やなぁ。
結局「ストンプ」は売り切れ。電光掲示板にはそんなこと書いてなかったのに。
仕方がないのでオフ・ブロードウェイの「アベニューQ」にした。
セサミストリートのスタッフが作った大人の人形劇。
一旦ホテルに戻って荷物を置いて6時にロビー集合。現地スタッフの高橋さんも合流して近所の中華屋で食事。
前回も打ち上げを含めて何度か使ったが、ここは店先にいつも僕の公演のポスターを貼ってくれる。
今回も入ってすぐの正面にフライヤーを拡大した物が貼られてる。
2階奥の個室を確保してくれていて、これで出演者・主要スタッフ総勢10人全員そろった。
円卓を囲んで食事して僕だけ抜けて「アベニューQ」のニュー・ワールド劇場へ徒歩で向かう。
この劇場は3年前の文化交流使で滞在してたとき、夏の公演のための劇場探しで訪れた劇場だった。
あのときは雪の中現地スタッフの高橋さんと、フロリダで友達の結婚式に出た後、
NYに寄ってくれたマイケルとで何軒も劇場を見て回った。
席は400人ほど入る劇場の一番うしろの端。
芝居はセサミストリートのような街のセットで、人形を持った役者が操りながら芝居する。
人形のキャラはほとんどセサミストリートのような感じだが内容は完全に大人向けで、
人形同士がセックスするし、ゲイも出てくる。セサミストリートのパロディーも満載。
かなりセリフが多くて、2割程度しか理解できなかった。
どうりで観客にほとんど日本人がいないはずや。
ブロードウェイで何度かミュージカルは観たが、「オペラ座の怪人」「ザ・プロデューサーズ」「シカゴ」と、
映画を観てたのでストーリーがわかってたし、「ブルーマン」はセリフほとんどなかったから良かったけど、
今回は難しかった。
でもオリジナリティのある舞台は勉強になった。
徒歩で帰ってきてまた近所のデリでビール買ってシャワーを浴び床に付く。



カタツムリのような形をしたグッゲンハイム美術館。
3年前は工事してて外壁がやぐらで覆われていた。



5AV.のアバクロには行列ができている。
こんなたくさん人がいるところで偶然モロゾフの社長と出会うとは・・・



オフ・ブロードウエイ「アベニューQ」の舞台装置。
セサミ・ストリートみたい。



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