2007 ニューヨーク日記 |
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2月8日(水) コロンビア大学講演 今日も変な時間に起き出してパソコンに向かって作業。 昼過ぎに近所のカフェで食事して59丁目のデパート、ブルーミングデールズへ。 ちょっと店内の様子や紳士服売り場を見て1階へ。 耳当てと手袋を購入。 どちらも日本から持ってきたが、使い勝手が悪かったり、 この寒さに対応しきれなかったりで新たに購入。 耳当てはヘッドフォンタイプで後頭部から掛ける形。 手袋はフリースの分厚いの。 明日行くピッツバーグはもっと寒いらしいので。 部屋に戻って衣装や字幕機材の準備。 4時半に領事館の高嶋さんが迎えに来てコロンビア大学へ。 本当は直前まで会場が授業で使えないと言うことだったけど、 休講になったようで、すぐに設営開始。 時間的には少し余裕があったはずだけど、すぐ開演時間の6時前になってしまった。 会場に当地で「紐育落語会」という同好会を主催する入浴家¢さんも来られてたけど、 バタバタしててあまり話す時間がなかった。 紐育落語会は200人ほどの会員さんがいて、 東西から噺家を招いて定期的に落語会をしてるそう。 開演時間が迫ったので別室で慌ただしく着替えをすませる。 聴衆は約70人。狭い教室のカーペットの床にびっしり座っている。 アメリカ人が70%ぐらいか。 でも日本人に見えても中国や韓国からの生徒もいるので、 比率はよくわからない。 まず立ったままで落語の歴史や寄席・弟子修行など字幕を使って解説し、 その後実演。 笑うところはここもすごく反応いいが、 三味線の皮が猫の皮だとか、「お玉牛」のつばの泡をなめるところ、 牛のおしりに指を入れる所などは声に出して「オー」とか「ウワォ」とか反応する。 こういうマイナスの反応も声に出して返ってくるのがやはりアメリカだ。 欧州では笑いや拍手などプラス反応は返ってくるが、 マイナス面でこれほどのリアクションは返ってこなかった。 いいことも悪いこともちゃんとリアクションするわかりやすい国民のよう。 その後質疑応答。 コロンビア大学大学院生のレネさんの通訳で聴衆からの質問に答えていく。 後で聞くとレネさんは総合格闘技の指導者で、時々自らもリングに上がるそう。 「東京と大阪の落語の違いは?」とか「どのようにして練習するのか?」、 「噺の数はどれぐらいあるのか?」など熱心な質問が続く。 落語の解説、実演、質疑応答と約1時間半の講演は無事終了。 片づけの後近所のインド料理屋さんで打ち上げ。 まずは1回目終了。 ホッとするまもなく明日はピッツバーグに移動する。 字幕を使って落語の歴史や寄席・修行について解説。 カーペットの床にびっしり座った聴衆は熱心に聞いてくれた。 コロンビア大学関係者らとインド料理で打ち上げ。 もどる |
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