2007 ニューヨーク日記
本文へジャンプ 2月24日 
2月24日(土) メトロポリタンできりたんぽ


今日はゆっくり起き出してメールチェックすると、「ザ・プロデューサーズ」のPDFファイルが送られてきてた。
開けるとバーコードが書かれている。
これをプリントアウトして直接劇場の入り口に持って行くと、
機械で読み取って中に入れるらしい。やれやれ・・・
昼過ぎにアパートを出る。
近所のホット・ドッグ屋「パパイヤ・キング」で朝昼兼用の食事。
ここはもとはジューススタンドだったがホット・ドッグも売り出し、人気となったという。
マンハッタンに何店舗かある。
ホットドッグとパパイヤやマンゴーなどのフルーツ・ジュースの奇妙な取り合わせが特徴。
そこから地下鉄に乗って59丁目へ。
今日はマンハッタン東にあるルーズベルト島に行ってみることにする。
地下鉄でも行けるらしいが、59丁目の駅から少し東に行ったところにロープウェーが出てて
ルーズベルト島に渡れるらしい。
対岸のクイーンズに架かるクイーンズボロ・ブリッジに平行して、ロープウェーが架かっていて、
街の真ん中からいきなりゴンドラが飛び出してくるような感じ。
メトロカードがそのまま使える。
約3分ぐらいの空中散歩。
ルーズベルト島の遊歩道を摩天楼の写真を撮りながらのんびり歩く。
今日は天気もいいし暖かく散歩日和。
またロープウェーでマンハッタンに戻りグランド・セントラル・ステーションから5th Ave.を通って、
セントラルパークへ。
セントラルパークをまた写真を撮りながら散策。
池はまだ氷が張ってるが、暖かくなったので散歩する人も多い。
そして5時半にメトロポリタン美術館へ。
実は昨日、日テレの長谷川さんから秋田県人会に誘われた。
NYの秋田出身者が集まり、メトロポリタン美術館の中で会合を開くという。
美術館入り口に迎えに来てくれた大場さんは、メトロポリタン美術館で
20数年東洋の美術作品の修復をされてるそうで、
大場さんが働く美術館の東洋美術修復ルームがその会場。
時間が来ると参加者がぞろぞろ集まってくる。
ライターに弁護士、ヨガ・太極拳のインストラクター、フラワー・アーティストに陶芸家・・・
いろんな仕事の人が集まって、自分たちが手作りした物を持ち寄って日本酒で宴会。
じゃこ天、なます、黒豆、いぶりがっこなど、こっちの日本料理屋でも
あまり無いようなメニューが並ぶ。
そして最後はきりたんぽ鍋。
奥の部屋に修復中の作品があるのに、こんな匂いさせて大丈夫かと心配したけど、
大場さんは「大丈夫、大丈夫」といっこうに意に介さない。
みんなでワイワイやってるうちに9時になってしまった。
この後オフ・ブロードウェーの「ブルーマン」を見に行く事になっている。
7時の回が取れなかったので10時の回。
そそくさとおいとましてタクシーで劇場へ。
2階席合わせて300人ぐらいのこぢんまりした劇場。
席に着くと太い紙テープのような物が配られ、それをみんなはちまきのように頭に巻く。
前の方の席はみんなビニールのポンチョを着ている。
やがて開演、顔と手だけ青く塗った黒ずくめの三人組がパーカッションを叩いたり
パフォーマンスをする。
言葉はいっさい発せず字幕が少し出る程度。
ほとんど表情だけで笑いを取る。
ノリはドリフターズ。
観客も巻き込んで1時間45分のショーは、「この後掃除大変やなぁ・・・」というような形で終わる。
子供に返って馬鹿騒ぎみたいなショー。
ところが劇場を出るとタクシーが捕まらない。
観劇帰りの客だけではなく、土曜の夜でタクシー争奪戦。
明日は朝早くにシアトルに移動するので早く帰って荷造りしないといけない。
地下鉄は24時間動いてるそうだけど、さすがに深夜に地下鉄に乗るのはどうかと、
場所を変えながら空いているタクシーを探す。
回送らしきタクシーを無理矢理捕まえて、何とかアパートまで帰ってきた。



ロープウエーでルーズベルト島へ。
車の上をゴンドラがかすめていくよう。


ゴンドラの中は意外と広い。


摩天楼を眺めながらの空中散歩。


カモメものんびり。
向こうに見えるのは国連ビル。


ここは桜並木なので春は絶好の花見スポット。


反対側はクイーンズ。


カー雑誌で見た時、冗談だと思ってたハマーのリムジン。
こっちはこんなのがゴロゴロ走ってる。


セントラルパークでスケートを楽しむ人々。


ストロベリー・フィールズのイマジンの碑。
花が絶えることがない。


大場さんの仕事場、メトロポリタン美術館東洋美術修復ルーム。


美術館の中で酒盛り。


ブルーマン。終演後はロビーでお見送り。



もどる