2007 ニューヨーク日記
本文へジャンプ 2月13日 
2月13日(火) 国連学校


今日は午前中、アパートでマイケルと字幕のタイミングのリハや
字幕の修正をした後、近所で食事。
その後買い物などしてる間に時間が迫った。
領事館の高嶋さんが3時に迎えに来る。
3時前に戻るとアパートの前にすでに高嶋さんが来られてて、
部屋に戻ってあわてて荷物を持って降りる。
国連学校は国連ビルの少し南、イースト・リバー沿いにある。
学校に入ると大きな国連マークが壁に描かれ、カウンターに警備員がいる。
警備に来意を告げるとIDを見せろと言う。
高嶋さんが僕らにパスポートとか持ってこられましたかと聞くが、
僕もマイケルも部屋に置いてきてしまった。
これから飛行機に乗るわけでもなく学校だと思ったから持ってきてない。
聞けば世界中の大使や領事の子女たちが通う学校なので、
今日の出演者でも学校に入るのに身分証明がいる。
事情を説明し、国連学校の今回の担当者津田先生に来てもらい、
身分を保障して「身請け」してもらった。
今日は国連学校の創立60周年のイベントの一環で、日本語教室の生徒の発表会がある。
国連学校は全校生徒1554人、世界117カ国の生徒が集まり、
90の言語が飛び交う超国際学校。
いろんな言葉の教室があるそうで、今日は日本語クラスの発表会で
僕はその発表会のゲストらしい。
図書室の一角に高座を組みスクリーンを設置して準備完了。
窓から国連ビルや対岸のクイーンズも見える見晴らしのいい会場。
夕方、生徒や父兄が集まってきた。
日本語教室と聞いてたので生徒は日本人ばかりかと思っていたら、
いろんな国の子が日本語を学んでいた。
発表会はたどたどしい日本語ながらみんなで詩を朗読したり、歌を歌ったり
太鼓を叩いたりいくつか出し物があり、
最後に僕の出番。
字幕を使った落語解説の後「犬の目」。
コロンビア大学やピッツバーグでは、総領事館の高嶋さんに字幕操作をしてもらったが、
今日の字幕操作はマイケル。
低学年が多かったので落語の解説で退屈した子がゴソゴソしだしたが、
おおむね興味深そうに話を聞いている。
マクラで扇子をキセルに見立ててたばこを吸う仕草をしてると、
「たばこは身体に悪いんだよ」みたいなこと言う子がいる。
そこでまた笑いが起こる。
和やかな雰囲気で1時間ほどの講演は無事終了。
撤収してアパートに戻り、荷物を置いてマイケルと食事に出る。
近所に新しくできたジェロニモという店で食事して、外に出ると雪がちらついてる。
今夜は雪になりそう。



リラックスして落語を聞く国連学校の子供たち。
(リラックスしすぎやがな!)


帰りにもらった国連学校の記念品。国連マークがなにやらありがたい。
中に学校の説明や国連マーク入りのボールペン、
学校行事の写真がおさまったCDなどが入っている。



もどる